人妻の裏心 『皮肉な幸せ 24』 誤解と真実 - 2005年07月19日(火) 「これは、、、もしかして誕生日プレゼント?」 信じられない出来事に驚いたアタシ。 今までに、夫がこんなきちんとしたプレゼントを くれたことなんて1度もなかった。 もちろん、プレゼントは気持ちだけで十分なんだけど やはり自分が欲しかったものだと尚更嬉しいのが本音。 「驚いた?(笑)」 夫が、少し嬉しそうにアタシを見る。 「うん。すっごい嬉しいけど、でも、これ、高いでしょ?」 「そりゃ、本物だからね。高かったよ。 でも、以前にショッピングに行った時、可奈、 これを欲しそうにみてただろ?」 あっ、あの時のこと覚えててくれたんだ。 アタシの行動をよく見ていてくれたことが、 なんだかとても嬉しくなった。 アタシのことを気にかけていてくれる証拠よね。 ついさっきまで、あんなにムカムカしていた事が 嘘のようにアタシの心は幸せでいっぱいになった。 「でも、こんなにお小遣い貴方にあげてないけど・・・ どうしたの?まさかカード?」 カードで買われたら、結局支払いは家の口座に回ってくる。 一気に十数万円は痛い! 「まさか、そんなんじゃプレゼントの意味がないだろ? 可奈を驚かしてやりたくてね。 だから、ずっと嘘ついてた、、、ごめんな?」 なんていうことなの! アタシったら、、、アタシったら、、、とんだ誤解をしていたのね? アタシはこんないい旦那に、 なんてことをしてしまったのだろう・・・。 そう思うと涙が溢れてきた。嬉し涙半分、罪悪感の涙半分。 「ごめんなさい・・・。ごめんなさい・・・。」 アタシは謝らずにはいられなかった。 「なんで謝るんだよぉ(笑)謝らなきゃならないのは こっちのほうだろ?ほら、、、風俗行っちゃったし。」 「ううん、ううん、もうそんなことはいいのよ。 このプレゼントで帳消し。 だけどアタシこそ、あなたに謝まらなきゃいけない事が あって・・・実はね・・・」 -
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