人妻の裏心シリーズ 第2弾! 『皮肉な幸せ 1』 - 2005年06月20日(月) たまには、エロもなければつまらない!というあなたのために 人妻の裏心シリーズを勝手に書く事にしました(笑) 今、密かにネットの中で蔓延しているネット不倫が題材です。 それでは、はじまりはじまり〜。 『人妻の裏心 第2弾 皮肉な幸せ 』 「もしもし、今着いたけど。どこにいますか?」 待ち合わせ場所に着いたアタシは、あたりをキョロキョロみまわしながら、 今から初めて逢う彼に携帯電話をかけていた。 「あ、着いた?じゃあ、駅の前の道をまっすぐ歩いてきて。 その道沿いに紺色のワゴンがとまっているからさ。」 「はーい」 何度か電話やメッセで話はしたことはあったが、実際逢うのは 今日が初めてだった。 彼とは、プロフィール検索で彼が私を見つけ、近場ということで メールを送ってきたことがきっかけで、メッセで話すようになった。 けれど、話をしていくうちに、彼が隣町の人らしいということを知り 自分の事はなるべく話さないように心がけた。 「せっかく近いんだし、食事でもしよーよ?」 と、彼は軽く言ったが、冗談じゃない! 仕事もしていない専業主婦のアタシが、2人で食事してるところを 近所の人にでも見られたら、あらぬ噂がたつにきまっている。 それに、仲がこじれて脅されたら怖い・・・。 「そんな怖いことできませんよ(笑)」 アタシは冗談めかしてこたえた。 「大丈夫だよ。飯を一緒に食べるだけだし。俺、越してきたばっかりで 近所に友達まだいないからさ、友達になりたいだけだし。」 わかってないなー。旦那と主婦の立場は、同等のようで違うのである。 男の人は、女性と一緒に食事をしても会社の子だといえば それがたとえ愛人であったとしても、まかり通ってしまう。 けれど、主婦の場合はかなりアヤシイ・・・。 親戚のおじさんとでもしておこうか?いや、年が近すぎるし。 そんなこんなで誘いは断り続け、やがてアタシはメッセを立ち上げることもしなくなり メールを返信することもやめ、2人の関係はネットの中だけの隣人で 終わるはずだった・・・。 ところが半年がすぎ、すでに彼のことなど忘れかけていたある日 1通のメールが届いた。 「久しぶり^^ 元気ですか?また、話せれたら嬉しいな」 こんな短文だったけれど、懐かしさと暇してたこともあってアタシは メールに返信してしまい、再び2人はネットの中で繋がった。 以前と変わらない楽しい会話がはずむ中で、 以前と大きく変わった出来事を知った。 ちょっとぐらいなら・・・。 -
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