パラダイムチェンジ

2006年07月27日(木) コンテンツ

最近、コンテンツということについて、(特に考える必要もないのだ
が)考えている。
ここでいう「コンテンツ」というのは、あのライブドアによるニッポン
放送買収や、その後に起きた「放送と通信の融合」の時に言われていた
「コンテンツ」の意味に近いかもしれない。

あの時、ほりえもんやそして今でも楽天のミキタニさんがTBSの株を
買い占めたのは、結局放送局の持つソフト制作能力と、過去の豊富な
コンテンツが目当てだったのではないか、と思う人が多いのではない
かと思う。
逆に言えば、それだけソフト制作能力や、豊富なコンテンツといった
ものが、ノドから手が出るほど欲しい位に不足している(もしくは
いくらあっても困らない)物なのだと思うのだ。

そしてそれは実は、多チャンネル時代を迎えた放送業界にあっても
同様なのだろう。

で、なんでじゃあそんなに「コンテンツ」が欲しいのか、といえば、
一つには、放送する時間や、オンデマンドで放送するためのサーバー
の隙間を埋めるためなのかもしれないし、もう一つには、目玉となる
ような、人目を引く魅力的なコンテンツ(キラーコンテンツ)が欲しい
からなのかもしれない。

なんて事を思ったのは、最近、スカパーに加入したからなのかもしれ
ない。
スカパーは加入後2週間は、お試し期間として全てのチャンネルが見
放題になる。

で、その2週間の間、スカパーの様々なチャンネルをザッピングしな
がら過ごしたのだが、自分が面白いと思う番組って、意外と少ないん
だなあ、という事に気がついたのである。

これが無料だったら別に問題ないけれど、わざわざ金を払ってまで
見るかなあ、というチャンネルや、見たいなあとは思うけど、月々の
料金高いなあ、と思ったりで。

ということで結局うちのチャンネルは、ディスカバリーチャンネルと
いうアメリカのドキュメンタリー番組と、ルパン三世とか元祖天才
バカボンを放送しているアニメチャンネルに落ち着いたのである。
両方とも、月々500円くらいなら、まあいいかなという感じで。

ということで、少なくとも私の場合には、お金を出してまで見たいと
思う魅力的なコンテンツってなかなかないんだなあ、と思う一方で、
でも、コンテンツって、その一方では内容云々ではなく、ビジネス上
一人歩きしている部分もあるのかなあ、と思ったのだ。

ということで長くなりそうなので次回に続く。


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harry [MAIL] [HOMEPAGE]

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