パラダイムチェンジ

2006年06月19日(月) W杯日本代表第2戦

結果はクロアチアに対して0対0のスコアレスドローで、これで
日本が決勝ラウンドに進出する可能性は相当低くなったんだと
思うし、試合内容も結果も、おそらく選手、サポーター含めて
納得はしていないと思うんですけど、でも個人的にはクロアチアの
点がゴールが決められなかったあたり、まだジーコジャパンには
運も味方しているんだなあ、と思いました。
いや、ここは素直にPKを見事に止めたGKの川口能活が素晴らし
かったんだと思いますけど。

FWの決定力不足はもうここ何年も言われていた事だと思うし、
あの暑さの中で、最後日本の選手の足が止まっちゃったりとか、
結局、日本の一番調子のいい時のような、中盤の代わる代わるの
パス回しと波状攻撃が見られなかった(というよりクロアチアの
チームが見事に日本の長所を消してしまっていたのかも)けれど、
でも、だからといって日本代表が駄目だとか、そういう気には
不思議とならなくて。

そりゃ、ブラジルやヨーロッパ強豪勢のような、華麗な試合運びや
得点シーンが見られたら、言うことはないんですが。

今回見てても、たとえばクロアチアやオーストラリアと本気の試合を
100回やって勝率5割が確保できるのかどうかはわからないけれど、
でも、100回負けることはないわけで。

たとえ個々の身体能力や技術では劣っていたって、チーム総体の力
でお互いガチで当たった場合には、何が起こるかはわからない。
そこでひょっこり勝利の女神が微笑むことだってあるかもしれない。
今までだって、そういうことは数多くあったわけだし。

それはたとえばブラジル相手だって、可能性がゼロとは言えないんだ
と思うんですよね。
だからといって、次のブラジル戦で必ず奇跡が起こるとも思っては
いませんけれど。

今回、ポルトガルが決勝トーナメントに進出するのは、40年、10大会
ぶりなんだそうで、ポルトガルといえば、フィーゴだけでなくルイ・
コスタとか、すごいタレントが揃っていた時ですら、決勝トーナメン
トに駒を進めることはできなかったらしく。
ポルトガルの国民や選手や、特にフィーゴにとってはその喜びは
ひとしおなんだと思います。

だから日本にしても、これだけのタレントが揃う事はこの先難しい
のかもしれないし、他の国々で20歳位の選手が代表として活躍して
いるのと比べちゃうと、今が全盛期なのかも、しれないけれどだから
といって、この先決勝トーナメントに進出できる可能性がゼロでは
ないんだと思うんですよね。

もしもこの先、日本が本気で決勝トーナメントに進出を狙うんだった
ら、国を挙げての協力体制だってやろうと思えばできると思うし、
それはこの先、少子化を防ぐことよりは簡単な事だと思うし。

とりあえず、超強気なわがままな性格のFWとか選手がもっと出てきて
くれれば可能性は増すような気がするんですけど。
っていうか、現日本代表が催眠術でもなんでもいいから、開き直って
超強気にブラジルには当たってほしいなあ。
試合前から萎縮しちゃうのではなく。

ブラジル戦では、ブラジルがどれだけ本気でかかってくるのかは
わかりませんが、一瞬でもいいから、彼らをあわてさせ、本気にさせ
る事のできるような試合展開がやってくることを楽しみにして、応援
したいと思います。



 < 過去  INDEX  未来 >


harry [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加