日曜日、午前中に1件の仕事をこなした後、天気もよかったし、このまま 帰るのもシャクだったので、ふと思いたち、上野の国立科学博物館に 行ってみることにした。
国立科学博物館といえば、なぜかパンダのカンカン、ランラン、そして ハチ公の剥製が置いてあることで有名な場所だが、たしか昨年、新館が できてリニューアルしたことを思い出したのである。 幸い、仕事場から上野は遠くないので、こんな日じゃなきゃ行かない だろう、と思って久々に行ったわけである。
そしたら何と、ハチ公たちが飾られていた本館は閉鎖中で、しかも 現在特別展示で恐竜展をやっているため、前にはものすごい行列が。 春休み中だし。
なのでどうしようかな、とちょっとためらったのだが、常設展示は すんなり入れるとのこと。しかも料金500円。安い、ということで とっとと入ってみることに。
ちなみに恐竜展はチケットを買うまでに10分待ち、買った後入るまでに 30分待ちという状態だった。 あと、在りし日の本館の模様は、国立科学博物館のサイトのこのページで見られます。 また余談ながらこのサイトにあるヴァーチャル展示の地震の項 が結構 面白かったり。
で、実際に入ってみると、最新の博物館のありようにビックリしたので ある。 当たり前なのかもしれないけれど、展示の前にはモニターがあって、 そこで関連するムービーを流していたり、また同じフロアーにある コンピューター端末ではより詳しい情報が取り出せるようになって いたり。
また展示もいろいろと凝っていて、ちゃんと見る人に考えさせるつくり になっているのである。 まるで自分が子供のころに読んでいた動物図鑑とか、まんが○○入門 みたいな本の中に入ってしまったかのようであり。 ちゃんと科学的に考えさせるあたりがすごく面白いのである。
ただし、じゃあそこに来るお子様たちがその博物館の意図をちゃんと 理解しているのはなんともいえないんだけど。 どちらかというと、皆さんキャーキャーと走り回っていたような。
でも小さい頃にでも恐竜の化石を見たり実際に触ったりしたことが、 もしかすると成長したときに子供に科学的な興味を与えるという意味 では、いい博物館なんじゃないのかな。
ただし、これだけ中味が濃いと、親とか連れていった大人たちは結構 大変かも。 子供が興味を抱きそうなありとあらゆることに対し、「これなあに?」 「これってどういうこと?」という質問には自分も答えられる自信は ないし。
むしろ自分自身も子供に戻って、へー、そうだったんだ、と一緒に なって驚くのが正しい?態度なのかもしれない。 でも、それにしても密度が濃すぎてとてもじゃないけど、全部を完璧に 見ると心底疲れそうだったので、後半はちょっと流してしまいました。
うん、でもいい博物館でした。またそのうちに行きたいと思います。 という事で続く。
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