パラダイムチェンジ

2004年10月01日(金) 忍者ハットリくんザムービー

毎月1日は映画の日。
私にとっては、すごく観たい映画がない時は、通常料金を支払うのは
もったいないけど、ちょっと観てみたい映画を見に行く日。

という事で今回は忍者ハットリくんザムービー。
先月、シュレック2と、どっちを観るか割と真剣に悩んだ作品である。
で、観た感想はというと、正直、先月はシュレックにして正解だった、
である。

なんかねー、いや、頑張っているのはよくわかるんだけれども。
あんまり破綻しない一本のアクション映画としてまとめるために、結局
無理をしちゃったかなあ、という感じ。

まあ、今回映画館で観なかったら、わざわざ借りてみる事はなかったと
思うからいいんだけれども。


でも、前に観たシュレックのDVDのメイキングで、スタッフの人が語っ
ていた話で興味深いな、と思ったのは、シュレックのCGって、無数に
作る事のできるカメラアングルの中から、今までの映画のカメラアン
グルをあえて踏襲する事で、CGのアニメに説得力を増そうとしている、
という話だった。

その話を踏まえていうなら、このハットリくんに限らず日本の映画の
CGって、今までのカメラアングルでできない映像を見せようとして
いる気がするんだよね。
この映画だったら、ハットリくんの投げた手裏剣の視点からのアングル
とか、他の映画でも空を飛ぶミサイルをわざわざ強調してみたりとか。

で、そのアングルって何に似ているんだろうと思ったら、日本のアニメ
の演出方法を、踏襲しているのかな、という気もするのである。
でも、まだその映像は、少なくとも私にとってはこなれていない感じが
否めないのかな、という感じなのである。

アニメはリミテッドのアニメの情報量だからこそ、あの極端なデフォル
メが成立するのかもしれないし。
ハリウッドとは違うCGを目指そうという気持ちは伝わってくるんだけど
ね。


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harry [MAIL] [HOMEPAGE]

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