2004年07月16日(金) |
男はなぜ、女に頼られたいのに重いとウザく感じるのか |
先日、知り合いが管理人の日記サイトのコメント欄にある書き込みを したところ、管理人さんより以下のようなレスを頂いた。 (無断転載失礼)
男の人って頼られてる感じが好きでしょ。でも重いのはウザいんだよ ねー@笑
これを見て、思わずうむむ、とうなってしまった。 なぜ男は頼られている感じは好きなのに、重いのはウザイと言われて しまうのか
その答えというわけではないが、ある大胆な?仮説を思いつき、それが 個人的には結構面白かったので、忘れないうちにここに書いておく。
それは、 そもそも男は相手に惚れてもらいたくなんかないのである。 という仮説である。
なぜなら、相手に実際に惚れられている、頼られている場合、 そこにはそれを受けとめなきゃいけない、という責任が生じる訳で。 そして、その責任感こそが、重いと感じてウザくなる原因である。
では、相手に惚れられるかわりに男がほしがる物は一体なんなのか。
それはあなたが必要なの、というサインである。 そこに、相手が本当に自分の事を必要としているかどうかは関係が ない。 男は必要とされているというサインさえあれば、茶碗3杯はいける、 もとい十分なのである。
それは、たとえばさとう珠緒などの、甘え上手なキャラを考えてみれ ば、よくわかる。
さとう珠緒が相手の男性に発しているのは、あなたが必要なの、と いうサインのみであり、彼女は本当にその相手が好きなわけではない 事が多いらしい。
相手のことを本当に好きでもなんでもなくても、あなたが必要なの、 というサインさえあれば、男はイチコロである、という事を意識して るのか、してないのかはともかくとして、熟知しているのだろう。
だから同じような真似のできない同性からは嫌われ、魔性の女扱い されるのである。 そしてだからこそ「亭主元気で留守がいい」が成り立つのである。
そして男が、実は相手に惚れてもらわなくても構わない、というのは いわゆる「癒し系アイドル」の行方を考えてみればよくわかる。
「癒し系アイドル」とは、自己主張をせず、ニコニコと微笑んで、 男の思い入れを無条件で受け入れてくれそうに見えるからこそ、 成り立つのであって、彼女たちが自己主張をはじめた途端に、癒し 系アイドルの地位からは追い立てられてしまう。
「癒し系アイドル」だった釈由美子や、井川遥が現在は癒し系扱い されないのも、そのためである。 男は、自分を癒してくれる、さも必要としている風な表情さえあれば その女の子が実際は何を考えているかなんてのは、余計なことで、 必要としないのだ。
そして、実はそれは友情関係でも同様である。 男でも、女でも同性の友人関係で必要とされているのは、お互いに 必要としている/されている、というサインの交換関係である。
だから必要とされている、というサインを相手から受け取りながら、 相手に必要としているサインを十分に返していない場合、実際は 必要だと思っていても、相手からは冷たい、さめている、などと 言われてしまいがちである。
その時に必要なのは(たとえ本当は必要だと思っていなくても)、 あなたが必要だというサインをたっぷりと相手に送って満足させる 事である。
と書いてきたが、もちろんこれが全ての男性にあてはまる訳では ない。 じゃ、肝心のお前はどうなのだ、と言われると、私がとる戦略? は以下の通りである。
それは、 相手が好きなら、重さも含めて受け止められるので、別にウザくは 感じないし、逆に相手のことを全く好きでないのなら、重く感じる のはあたりまえなので、好きじゃないと告げる ということである。
でも、これは考えてみればあたりまえの話で、相手を好きになる場合 相手の欠点を含めて好きになるんだから、多少重く感じてもそれは 受け止められるだろうし、逆に相手の事を好きでもないのなら、その 好意は重荷にしかならないという事なんじゃないのかな。
で、これは今の段階で好きでなくても、この先もっと好きになりそう な予感があれば、つまり関係が深くなればなるほど好きになりそう な予感があったら、別に問題はない。
逆に、男は重いとウザくなるんだよねー、といわれてしまう場合は、 その男性は、自分が相手の事を本当は好きかどうか、という答えを 曖昧にして相手に示しているからこそ、いざという時になると、 「男は重いとウザくなる」と言われてしまうんじゃないのかな。
または、友達フォルダに入れていた相手から、急に甘えられたり した場合に、自分はその先に進む気はなくて、あくまで友達だと 思っていた場合なんかには、重くてウザくなる可能性はあるのかも。
ま、その場合は、重くてウザイとは言わずに、いつまでも友達でい ようなとかいう気がするけど。 でも、これは男に限らず、女の子も一緒なんじゃないかな、って 気もするんだけど。
と、今まで書いてきたが、これはある仮説を立てて検証してみるという 遊びであり、こうに違いない、と思い込んでいるわけではないので、 念のため。
でも、あながちこの仮説が全くの嘘っぱちで、デタラメだと言い切れ ない気がするあたりが、ちょっと怖い・・・かも。
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