パラダイムチェンジ

2004年07月17日(土) 青山ブックセンター閉店

朝、ネットをチェックしていたらNarinari.com経由 で、昨日の7/16付で
青山ブックセンターが閉店したことを知ってビックリした。
青山ブックセンターは六本木や新宿ルミネなどにお店があり、私自身が
よく利用していた本屋さんだったからである。

特にルミネ1、2店は、新宿駅南口から出てすぐにある本屋さんであり、
ルミネ1店にはスタバが併設されていたので、待ち合わせの時など、
ちょっと時間をつぶすのに便利なお店だった。
なんだー、閉店すると知ってたらもっと通っておくんだった。

青山ブックセンターの場合、特徴的だったのはその個性的な本の品揃え
である。
いわゆるベストセラーだけにこだわらず、それぞれのジャンルでおそら
くは店員さんが面白いと思った本を並べているから、紀伊国屋や三省堂
ではなかなか目につかない本が平積みされていたりする。

またたとえばルミネ1、2店の場合は距離にして100mくらいしか離れて
いないと思うけど、それぞれ並んでいる本には微妙な違いがあり、それを比べて眺めているのも楽しかった。

たとえば「欲望文化」のコーナーには「SMスナイパー」や男色系雑誌の
「さぶ」が平積みされていたりとかね(さすがに手には取らないけど)

また、私の仕事に関係する身体論関係でも、ここであ、こんな本も出て
たのか、と知りそのまま購入したことも何度もある。
だからそういう気軽になにかを発見できる、ちょっとマニアックな本屋
さんがなくなるのはさびしいなあ、と思うのである。

たとえば今、Amazonなどのオンラインストアには勢いがあるし、そこで
は検索しさえすれば一般の本屋では取り寄せになってしまう本もすぐに
手元にとどく、という利点があると思う。

でも本屋さんって、ぶらっと入って時には自分の興味の範囲外の分野の
本でも、気軽に手に取りそしてパラパラッと中身を閲覧できる所がいい
んだと思うんだよね。
そういう「出会い」もやっぱり大事だと思うし。

また、いろんな本屋さんをのぞく事で、その本屋さんの品揃えでその
お店の性格?を感じとったりするのも楽しみの一つだし。

だから街から本屋さんが消えてしまうと、街歩きの楽しみの一つが
消えてしまうのである。
青山ブックセンター、復活しないかなあ。


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harry [MAIL] [HOMEPAGE]

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