もしかすると今年が2リーグ制としては最後になってしまうかもしれ ないプロ野球オールスター戦。
投票所から帰ってきて、TV局各局が選挙特番をやるなか、中盤からは 画面のあちこちに選挙データが出て、とても見ずらくなっていたけれど 試合自体はとても面白かった。
パリーグの選手たちは今年が最後かもなあ、と期するところもあったん だろうと裏読みしてみたり。
でも、第1戦の松坂の、普段の試合でもめったに見られないらしい、 おそろしくキレのある剛速球といい、第2戦の新庄の意外性のある ホームスチールといい、オールスターというお祭り、祝祭空間をファン とともに味わいつくそうという選手たちの気持ちが前面にでた、いい ゲームだったよなー、と思うのだ。
試合の瞬間は、オーナー連中も、プロ野球再編の話も一切関係なく、 選手たちと、それを応援しているファンが主役なんだよな、と思った のである。
ついでにいえばTBSは、その祝祭空間を中継している最中は、せせこま しい?現実に引き戻してしまうような選挙報道をテロップで流さなけ ればよかったのに。
みんなこの時ばかりは、浮世のごたごたを忘れ去って、ボールの行方を 見たくてチャンネルを合わせていたんじゃないかな、って気がするし。
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