パラダイムチェンジ

2004年06月05日(土) 「今」を楽しむ

ここ2、3日、いつもよりちょっと早目に家を出て、明治神宮に立ち
寄ってから、駅に向かうようにしている。駅まで徒歩10分かかる所を
余計に歩いて20分強といったところだろうか。

さすがに仕事前なので、芝生にごろんと寝そべるのは遠慮しているが、
それでもこの時期、芝生の上を歩いたり、森のトンネルになった参道を
歩くだけでも充分気持ちがいい。

朝だと当然人も少ないし、何より空気が爽やかで気分がいいのだ。

考えてみれば、明治神宮のこの場所を私が「発見」したのは、自分が
浪人生で、近くの代々木ゼミナールに通っている頃、季節もちょうど
今ぐらいの頃だった。昼休みにちょっと立ち寄ってここを発見して
以来、勉強の合間に寝そべってはちょくちょくここで息抜きをしていた
事を思い出す。

ま、その後の人生を考えると、もう少し息抜きの回数は減らした方が
良かったかな、とも思うが、でもあの時、息抜きの場所を発見した
恩恵を今も受けているともいえる訳で。

最近、朝にここに立ち寄ろうと思ったのには、理由がある。元々、
自分の家から駅までちょっと遠回りすれば、行こうと思えば行ける
場所だったが、今までは逆にいつでも行けるからいいや、と思って
いた訳ですね。

でも、それは違うんだなあ、と思ったのである。
もしも、明日行こうと思っていたときに雨が降ってしまっていたら、
この季節の晴れた日の爽やかさは、もう味わえない訳だ。

そう考えると、梅雨入り前のこの時期、明治神宮で爽やかな朝を感じる
っていうのは、目茶苦茶ぜいたくな事なんじゃないのか?もしかして、
と思ったわけですね。

つまり、「今」しかないからこそ「今を楽しむ」というのも重要なんだ
なあ、と改めて思うのである。


 < 過去  INDEX  未来 >


harry [MAIL] [HOMEPAGE]

My追加