私は普段、あまり大相撲は見ないのだけれど、今場所は序盤早々から 1人の力士の活躍を楽しみにしてきた。 それが北勝力関である。惜しくも賜杯は逃したが、35連勝中の朝青龍関 に土をつけるなど、今場所は大活躍だったのだ。
で、何で楽しみにしていたか、といえば、過去に実際に会って飲んだ 事もあるお相撲さんなのである(ちょっと自慢?)
でも、実は自慢するほどの事ではなく、ただ単に友達の伝手でお相撲 さんと一緒に飲むんだけど来ない?と言われて、ほいほいついていった だけの事なんだけど。
で、そのお相撲さんたちが八角部屋に在籍?している幕下の力士さん たちで、その中に北勝力関も、たしかいたと思うのである。
それが今から5〜6年前の事だから、北勝力関もまだ20歳位?その後、 合コンを開きましょうと盛り上がった気がしたが、残念ながら実現には 至らなかった。
その後しばらくして、やはりその友人の伝手で、八角部屋の朝稽古に 連れて行ってもらった事もある。集合時間が8時過ぎで、その後稽古を 拝見し、しかもちゃんこまで頂いたんだった。
でも、このちゃんこ、八角親方や幕内の関取(魁皇関だったのかな)が 先に済ませた後、厳しい練習を終えた後の幕下の力士さんたちをさし おいて、私たちが先に頂くのである。 しかも朝っぱらからビールつき。
自分たちが食べている周りを浴衣姿の力士さんたちが立ったままぐるっ と囲み、ビールのグラスが空いたら、すぐさま力士さんが注ぎに来る という、わんこそば状態。
その中には前の飲み会で知り合った人たちもいるんだけど、お互いに ちゃんこを囲みながらわいわい楽しく談笑する雰囲気ではなく、とって も不思議な雰囲気の食事だった。つうか、全然酔えなかった。
でも、自分たちを誘ってくれた友人の知り合いで、元力士さんが言うに は、こういうしきたりや礼儀作法を覚えさせていかなきゃならないんだ という事だった。
この経験以降、私のお相撲さんをみる目に敬意が加わったのはいうまで もない。だって、そんな厳しい世界を経験して、しかも勝ち残った人た ちなんですぜ。
前にその友人に聞いた話では、あの時飲み会をした力士さんたちの何人 かは、怪我などにより廃業してしまったと言っていた。 そう考えると、あの厳しい修行をし続け、朝青龍を倒して賜杯に手が かかった北勝力関は、やはりすごいと思うのだ。
ついでに(実際北勝力関だったのかは、もう定かではないが)自分が お姫様だっこをしてもらったっていうのも、私のひそかな自慢である。
北勝力関の、今後の益々の活躍をご祈念しています。
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