昨夜、メールBOXを開いてびっくりした。 それは、自分の同級生が亡くなった、というメールだったからだ。 死因は、癌だったらしい。あまりにも、早い死だった。
学校に行っていた頃、出席番号1番の彼女は、いつも教室の1番前の席に 座って、うちのクラスのムードメイカーだった。 まるで綾戸智絵のような、パワフルなおばちゃんだった。
学生当時も、色々と面倒をみてくれて、卒業後、同業者となった後も 色々と、奇遇というか奇妙な縁で、ばったり会うことの多い人だった。
「○○君も、ちゃんとすれば芸能人の△△みたいなのにねー」とか、 「私が10歳若ければねー」と笑いと共に、過度の評価をして頂いたのも 彼女だった。
彼女の仕事場に、たまには遊びに行かなきゃなー、などとこの数年、 思いながら、結局年賀状くらいでしか、挨拶を交わさなかったのが、 残念で仕方がない。
しかも、入院していた病院は、うちの仕事場の目と鼻の先だったらしい。 もしも、その事を知っていればと、本当に悔やまれる。
私は、母親を同じく癌で亡くしている。だからこそ、本当はこういった 時に、自分の知り合いの力になれれば、とこの道に入ったのではなかった のか。
母親が死んだ時、信じられない気持ちや、大切な人を失ってしまう悲しさは 確かにあったが、それでも、その死は覚悟していたこともあり、受け入れる 事が出来た。
でも、自分の知り合い、というか、一緒に釜の飯を食った人が、しかも 突然亡くなると、こんなにも人は悲しくなるんだなあ、という事をはじめて 知った。
できればもっと長生きしてもらって、できれば仕事の成長をみてもらいた かった人だった。 その人と、もう本当に会うことが出来ないんだなあ、というのが、 本当に悔しくてしょうがない。
青木育子さんの、ご冥福を心よりお祈りいたします。
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