2004年03月02日(火) |
オリンピック最終予選第1戦 |
そんなわけで、1回アップロードしたはずの日記がサイシンに登録され ておらず、どうしたんだろうと思ってもう1回書き直したら、実は 2004年ではなく 2003年3月2日にアップしていたことに 気がついた(苦笑)。
しかも書き直す前の方が出来がいいような気が。 まあ、せっかく書いたのでこっちは書き直しバージョンという事で。
当たり前の話だが、お互いに点を取りたいチームと、点を取らせたく ないチームがぶつかりあう。それが真剣勝負である。 何の話かといえば、サッカーの話である。
日曜日の夜にチャンピオンズリーグのレアルマドリード−バイエルン ミュンヘン戦と、月曜の夜にオリンピック最終予選の日本代表−バー レーン戦を見たわけである。
まあ、スカパーにも加入せず、地上波で偶々やったチャンピオンズ リーグの試合を有難がって見ているあたりで、サッカーファンとして は「終わっている」のかもしれないが。 その程度の素人ファンの話だと思ってもらえればいいんだけれど。
でも、そのたまたま見たチャンピオンズリーグの試合は、いい展開 だった事もあって、やっぱり面白かった。今後も地上波でやんないか なあ、フジテレビ。
と、いう事で冒頭の話に戻る。 日本代表のU23チームは個人的には、チームの連携もあるし、戦術も しっかりとあり、なおかつ個々の個性が引き立っている気がするので 結構好きなチームである。 このメンバーだったら、なんかしでかしてくれそうな、大化けしそう な感じがするし。
対バーレーン戦で残念だったのは、パスミスも多かったけれど、 決定的なチャンスを活かすことができなかった、というそれだけ だろう。
逆に言えば、GKを含めて、がっちりと引いて守備を固めていたバー レーンの守備力を誉めるべきなのかもしれない。 素人目にはやるな、あのGK、とか思っちゃったし。
親善試合の対イラン戦では、相手も積極的に攻めてきてくれたから、 日本も得点を許したにせよ、相手のゴールをこじ開けることができた のかもしれないが、ああもガッチリ固められちゃうと、綺麗な形での 攻撃ができても、やっぱりなかなか得点は挙げられないのかもしれ ない。
でももう一つ、日本の攻撃が不発だったのは、日本の戦術を、相手 チームに研究されていた、っていうのもあるのかも。
これはサッカーの話ではなく、確かラグビーの平尾ジャパンか、その 前の話だったと思うけれど、フィジカルで劣る日本が奇策というか、 戦術で戦うと、1回は成功するけれど、2回目には相手が対応してくる ので、使えなくなる。だからもしも日本が、その方法でW杯の予選を 突破をする為には、それだけの数の戦術を用意して、しかもぶっつけ 本番で試さなければならないが、そんな事は不可能でっせ、なんて 話を平尾誠二がしていたのを思い出した。
同じようなことは、最近、選手たちの自主性だけに任せるのではなく きちんとした戦術を立てろ、などと批判されているジーコジャパンの 話とも関連すると思うが、それはまた別の話。
今回のオリンピック最終予選に関しては、もう今ある戦力と戦術で 戦わなければならない訳だから、初戦での反省点を素早く修正して 第2戦以降に臨んでくれる事を祈るのみである。
日曜日のレアル−バイエルン戦も実は似たような試合展開だった。 膠着状態のまま前半が過ぎ、もしかしたらこのままスコアレスドロー なのかなあ、と思った先にバイエルンが先制。その後当然のごとく 守備を固めていたバイエルンのゴールをこじ開けたのは、ロベルト・ カルロスのたった1本のFKだった。
バイエルンのGK、カーンが押さえながらも勢いあまってゴールライン を割った、ロベルト・カルロスの地を這うシュートが入り、平山相太 の打点の高いヘディングシュートや、松井のシュートがGKに跳ね返さ れた背景には、もしかすると個人の技術力もさることながら、その 気迫の違いなんていうのもあったのかなあ、などと思ったのである。
レアルマドリードもこの第1戦を落とした後、ホームでもう1戦あると はいっても、ここで負けた場合はやはり苦しかった筈だと思うのだ。 だって、相手のGKはカーンだし、バイエルンミュンヘンに負けてしま えば、ベスト16で予選敗退という可能性が濃くなっていたんだから。
でも、結果たった1本のゴールが、その立場を逆転させ、一転バイエル ンの方が苦しい展開になってしまった。 そういうことが起こるから、サッカーはやっぱり面白いんだと思う。
そんな訳で、日本ラウンドでまた再びバーレーンと戦うときには、 ホームの応援団の一人として、バーレーンの固かった守備陣をびびら せて、幸運の女神を味方につけるような応援をしてきたい、と思うの である。 それまでちゃんと勝ち続けていてくれー、日本代表。
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