パラダイムチェンジ

2004年02月10日(火) 最後の牛丼

どうやら吉野家の牛丼最後の日が2月11日になったようで。
だからと言うわけではないのだが、今日、久々に牛丼を食べてきた。

私は普段、あまり吉野家の牛丼は食べない。
学生時代に、思う存分食べてしまったというのもあるし、よほど食べる所に
困った時にしか行かないのであるが、明日以降、しばらくは食べられない、
と言われては、やっぱり食べに行きたくなる。要はミーハーなんである。

で、久々に食べる吉野家の牛丼は、久々だからか、やはり美味しかった。
いつの日か、牛丼復活の日には、やはり食べて、久々で美味しい、と思う
んだろうか。

さて、でも今回の牛丼騒動、何がびっくりするかというと、アメリカのBSE
騒ぎ=吉野家他牛丼チェーン店問題に集約されてしまった事だろう。

確かに牛丼を唯一の商品にして、しかもその仕入先の殆どをアメリカに頼
り、その結果、牛丼がしばらく世間から消えてしまうことは、寂しいこと
であるには違いない。

でも、果たしてそれは牛丼最後の日、という形で報道各局がこぞって追っか
けなきゃいけないほどのニュースバリューを持っているんだろうか?と思う
とちょっと疑問に思うのである。

あと、吉野家の牛丼以降の新メニューが、280円の牛丼に対して割高な事
に関しても、わざわざアナウンスしなきゃいけないニュースなんだろうか
と思うのだ。

あの牛丼280円は、アメリカで大量に仕入れた格安の牛肉を、何ミリかの
厚さにこだわって加工し、徹底的なマニュアルによる作業の効率化に
よって達成された価格なんだから、代替商品が割高になるのは避けられ
ない事だと思うのに。
どうせだったら、その辺の裏側も含めて報道すりゃいいのに、なんて
思ってしまうのだ。

冒頭にも書いたとおりに、私はあまり牛丼は食べない。
だから、なくなってしまうと聞くと寂しくは思うが、そんなに困りはしない。

でも、同じくアメリカ産牛肉を使っているだろうと思われる、私が時々行く
外食チェーンから、牛肉商品がなくなったら、ちょっと困ってしまう。

新宿ねぎしの牛タン、ふらんす亭のステーキ、ハードロックカフェ他のハン
バーガー…ってあんまりいいものを食べていない気もするが。
私が知りたいのは、牛丼よりはそういう情報だったりするんだが。

まあ外食で食べられなくなったら、自分で作ればいいだけの話なんだけど。

あと、牛丼に関しては、吉野家は1号店の築地店と、東京競馬場、大井競馬
場などの各種競馬場では、2月11日以降も牛丼は販売されるらしいし、
神戸らんぷ亭では、引き続き牛丼の販売を続けるらしい。

神戸らんぷ亭の牛丼は、個人的には吉野家と同じくらい好きな味なので、
全然OKだったりする。



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harry [MAIL] [HOMEPAGE]

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