日曜日の臨時の仕事の帰り、「人体の不思議展」を見に行ってきた。 ちなみに会場は東京国際フォーラム。 つまり、前日の「智慧の実を食べよう」のイベントと同じ会場だった訳 ですね。 で、もともと興味があったので、行ってきたのである。
さて、人体の不思議展、一言で言うと人体の不思議、というよりは不思議な 人体模型?展だった。
ここでよく知らない人のためにちょこっと補足をしておくと、プラスティ ネーションという技術がある。 これは死んだ人の身体から水分を抜き、かわりにプラスティック樹脂を浸透 させるという技術のことで、この技術を使うと、人の遺体を半永久的?に 保存できるらしい。
でその技術によって保存した遺体を、例えば筋肉のみ、血管のみ、内臓 のみという風に模式的に展示しているのが、この人体の不思議展なの である。
だから、会場には何十体もの人体模型?が展示してあるんだけど、これら は全て元々は生の死体。 しかも遺体を提供する献体をしているのが中国人、すなわち隣近所に いてもおかしくないようなモンゴロイドたちが並んでいるのである。
この人たち?が不思議なのはちょっと見た目はプラスティック製の模型に しか見えないことだろう。 でもよく見れば、一つ一つ、ちょっとずつ違っているし、まだまつげが 残っていたりする。
一体だけ、実際に触れる模型?があるんだけど、その爪なんかは自分に 生えている爪と全く一緒なわけだ(当たり前だが)。 だから何というのか、だんだんと不思議な感覚になってくるのである。
で、じゃあ気持ち悪いのか?といわれるとそうでもない。 というか、個人的には実際の人間の身体がどうなっているのか、という興味 の方が先に立ってしまうので、あー、やっぱりこうなっているんだー、と いう感動の方が強かったり。
個人的には、人間の身体が実際どうなっているのか、という事を立体的に 見られて仕事的にはとても有意義な展示会だった。
ただ、その後考えてみれば焼肉とか、ビーフジャーキーとかを食べたりして いないんだけど気のせいかな。
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