さて、そんな訳で今回も食べ物ネタ。 といっても、自分の料理の話ではなく、お店の話。
実は先週末から、早くも?軽ーい夏バテになってしまった。 うう、ひよわい。
で、何で夏バテになったかというと、先週末の暑さも関係あるんだけど、 それに加えての湿気と寒さと風が原因である。
元々、季節の変わり目は体調を崩しやすい時期である。 急に暑くなったりとか、寒くなったりとか。温度の急激な変化に、身体は すぐにはついていけないから、そういう時に意外と体調は崩れやすい。
で、自分の場合、今回はその前から唇の端に、カラスのお灸が出来ていた りと元々、消化器系の調子を崩しぎみだったところに、先ほどの湿気、 寒さ、風が拍車をかけて、体調の変化についていけなくなって、主に胃の 調子を悪くして、その結果、ご飯を食べて休息してもちょっと疲れが 取れない状態になってしまったわけである。
夏バテの主たる原因って、やっぱり暑気にあたることによる食欲不振が 一番大きな原因だと思うし。
で、私の本職の東洋医学、実はそういう治療もできるのだ。 というより、実はそういう体質改善は得意分野なのである。
専門的な言葉で、自分の状態を考えてみると、 元々、胃の内部に熱がこもってしまっている状態で、消化力が落ちていて 食べた食べ物が発酵しやすく、ガスがお腹にたまりやすい状態だった所に 梅雨と台風の影響の湿気と、各所で急にききだした冷房の寒さと風が、 更にその状態に拍車をかけてしまい、お腹が張って苦しくなってしまった わけだ。
東洋医学では、湿気や風や、寒さやそして暑さというのは、身体に様々な 影響を与える原因だと考えられており、そういう原因に基づいて、東洋医学なりの診断法があるんですね。
で、特にこれからの時期、ここに上げた湿気や冷房の風や寒さというのは 私に限らず、様々な人たちに影響を及ぼすと思うので、ちょっと疲れ気味の時には、特に気をつけた方がいいかもしれない。 ついでに老婆心?ながら書いておくと、やはりそういう状態の時には、生ものと冷たいものはあまり食べない方がいいかもしれない。胃を更に刺激するのに拍車をかけてしまい、消化力が落ちてしまうからである。
で、実はその診断法に沿って、ちゃんと治療法を加えれば、その状態は 比較的簡単に体質を変えることはできるのだ。
え、じゃあなんでお前は調子崩しているんだって? これを俗に、紺屋の白袴、医者の不養生という。 まあ、私は医者ではないんだけど、忙しくってついつい自分の身体の 手入れを怠ってしまったわけですね。
で、ようやく本題? そういう状態になってしまった時、胃の消化力を増すような治療を加える ことも大切なんだけど、ついでに消化のいい食べ物を食べることも重要 なんである。
だって、いきなり消化しにくいものを食べてしまうことは、例えば消火 活動をしている火事の現場に、また油をまいているようなもの。 それだとなかなかその状態は治らない。
で、私はそういう時、どうするかというと、お粥を食べるわけだ。 普通の白粥と梅干でも、もちろんいいんだけど、味に変化がないと、 ちょっと飽きちゃうんだよね。<贅沢言ってますけど。
なので、そういう時は中華粥を食べるのが実は好きなのである。 中華粥だと、具財も多いし、生姜やクコの実など、身体を温める食材も 入っていることが多いし、なによりちょっと出汁?がきいている気がして 美味しいのだ。
で、こんな時に限らずよく行くお粥専門店が、新宿の西口と南口を結ぶ 地下街、京王モールの中にある「謝朋殿 粥餐庁」 。西安餃子のグループ のチェーン店なんだけど、お手ごろな値段で食べられるのがうれしいので 時々お粥が食べたくなった時に通っている。
個人的なお勧めは、ここの「煮込み肉団子のお粥」。 これにこのお店特製の「お粥用のタレ」をちょっと垂らして食べるのが お気に入りなんである。 で、ついでにデザートで食べる杏仁豆腐も、値段の割に美味しいので ついつい頼んでしまったりもする。
そんな感じで、週末自重したおかげでどうやら、その状態からは 脱したようだ。 今年はもうちょっと気をつけないとなー。
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