パラダイムチェンジ

2003年06月22日(日) 中華粥

さて、そんな訳で今回も食べ物ネタ。
といっても、自分の料理の話ではなく、お店の話。

実は先週末から、早くも?軽ーい夏バテになってしまった。
うう、ひよわい。

で、何で夏バテになったかというと、先週末の暑さも関係あるんだけど、
それに加えての湿気と寒さと風が原因である。

元々、季節の変わり目は体調を崩しやすい時期である。
急に暑くなったりとか、寒くなったりとか。温度の急激な変化に、身体は
すぐにはついていけないから、そういう時に意外と体調は崩れやすい。

で、自分の場合、今回はその前から唇の端に、カラスのお灸が出来ていた
りと元々、消化器系の調子を崩しぎみだったところに、先ほどの湿気、
寒さ、風が拍車をかけて、体調の変化についていけなくなって、主に胃の
調子を悪くして、その結果、ご飯を食べて休息してもちょっと疲れが
取れない状態になってしまったわけである。

夏バテの主たる原因って、やっぱり暑気にあたることによる食欲不振が
一番大きな原因だと思うし。


で、私の本職の東洋医学、実はそういう治療もできるのだ。
というより、実はそういう体質改善は得意分野なのである。

専門的な言葉で、自分の状態を考えてみると、
元々、胃の内部に熱がこもってしまっている状態で、消化力が落ちていて
食べた食べ物が発酵しやすく、ガスがお腹にたまりやすい状態だった所に
梅雨と台風の影響の湿気と、各所で急にききだした冷房の寒さと風が、
更にその状態に拍車をかけてしまい、お腹が張って苦しくなってしまった
わけだ。

東洋医学では、湿気や風や、寒さやそして暑さというのは、身体に様々な
影響を与える原因だと考えられており、そういう原因に基づいて、東洋医学なりの診断法があるんですね。

で、特にこれからの時期、ここに上げた湿気や冷房の風や寒さというのは
私に限らず、様々な人たちに影響を及ぼすと思うので、ちょっと疲れ気味の時には、特に気をつけた方がいいかもしれない。
ついでに老婆心?ながら書いておくと、やはりそういう状態の時には、生ものと冷たいものはあまり食べない方がいいかもしれない。胃を更に刺激するのに拍車をかけてしまい、消化力が落ちてしまうからである。

で、実はその診断法に沿って、ちゃんと治療法を加えれば、その状態は
比較的簡単に体質を変えることはできるのだ。

え、じゃあなんでお前は調子崩しているんだって?
これを俗に、紺屋の白袴、医者の不養生という。
まあ、私は医者ではないんだけど、忙しくってついつい自分の身体の
手入れを怠ってしまったわけですね。


で、ようやく本題?
そういう状態になってしまった時、胃の消化力を増すような治療を加える
ことも大切なんだけど、ついでに消化のいい食べ物を食べることも重要
なんである。

だって、いきなり消化しにくいものを食べてしまうことは、例えば消火
活動をしている火事の現場に、また油をまいているようなもの。
それだとなかなかその状態は治らない。

で、私はそういう時、どうするかというと、お粥を食べるわけだ。
普通の白粥と梅干でも、もちろんいいんだけど、味に変化がないと、
ちょっと飽きちゃうんだよね。<贅沢言ってますけど。

なので、そういう時は中華粥を食べるのが実は好きなのである。
中華粥だと、具財も多いし、生姜やクコの実など、身体を温める食材も
入っていることが多いし、なによりちょっと出汁?がきいている気がして
美味しいのだ。

で、こんな時に限らずよく行くお粥専門店が、新宿の西口と南口を結ぶ
地下街、京王モールの中にある「謝朋殿 粥餐庁」 。西安餃子のグループ
のチェーン店なんだけど、お手ごろな値段で食べられるのがうれしいので
時々お粥が食べたくなった時に通っている。

個人的なお勧めは、ここの「煮込み肉団子のお粥」。
これにこのお店特製の「お粥用のタレ」をちょっと垂らして食べるのが
お気に入りなんである。
で、ついでにデザートで食べる杏仁豆腐も、値段の割に美味しいので
ついつい頼んでしまったりもする。

そんな感じで、週末自重したおかげでどうやら、その状態からは
脱したようだ。
今年はもうちょっと気をつけないとなー。


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harry [MAIL] [HOMEPAGE]

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