今日は久しぶり?に映画鑑賞。 見てきた映画は「T.R.Y」。織田裕二主演の映画。
舞台は清朝末期の国際都市、上海。列強各国が清朝の利権を求め、 跋扈していた時代。
この作品の中で織田裕二は、逃げ足だけは早い、三流のペテン師役。 そんな彼が中国の革命運動家たちに仕事を依頼されたことから物語が はじまる。 狙うは、清朝を打倒するための日本軍の銃弾と武器。
実は、こういうどんでん返しものは結構好きな話だったりする。 古くはスティングに始まり、最近ではオーシャンズ11とかね。
この作品もそういう仕掛けの部分がよくできているので結構楽しめた。 ただ個人的にはなんていうのかな、ちょっと理屈が勝ちすぎている気も する。そういう仕掛けの部分をドラマの部分でもう少し目立たなくできて いたら、個人的な評価はもっと高かったかもしれない。
あとは、織田裕二が役柄的にかっこよすぎ。 せっかくアジア各国の人気俳優と思われるであろう人々(あんまりその辺 詳しくないんで…)が出てるんだから、彼らにももうちょっとおいしい シーンがあればよかったのになあ。 このあたりはまだ原作を読んでないんで、わからないんだけど。
また、敵役の渡辺謙が軍服のマントをはためかせながら歩くシーンが 格好よかったし、松岡俊介もおいしい役でいい味出していたと思う。
映画全体としては、20世紀初めの上海の雰囲気とか、織田裕二本人も 言っているように、日本映画とは思えないくらい、予算的な贅沢さを 感じさせてくれている。
まだギャングオブニューヨークは見ていないんだけど、美術的には そんなに引けはとっていないんじゃないだろうか。
DVD買ってまで見たいとは思わないけれど、旧作のレンタルビデオ だったらもう1回見てもいいかもしれない。 ついでにアジアの役者さんの情報も仕入れてみながら。
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