パラダイムチェンジ

2002年12月31日(火) 年の瀬

そんなわけで、今年もはや、暮れようとしている。

なんて書くと、まるで年末に書いた文章のようであるが、
この文章を書いている今は、すでに年は明けてしまっている。
その辺にこの日記のいい加減さがあるわけだが。

そんなわけで紅白の視聴率もこの日記を書いている時点では
知っているわけだ。

結果は47%(だっけ?)。中島みゆきを黒部のトンネルで
歌わせて、平井賢をNYまで引っ張り出した(らしい)り、色々と
てこ入れをした割には、史上2番目の低さだったようだ。

でもさ、普通に考えて、国民の約半数以上が、年末の大晦日に
その年にヒット曲を出したかどうかわからない歌手も含めて、
その時間に歌番組を見るはずだ、と思う方が変なんじゃないかなあ。

かつて、紅白歌合戦がもっと高い視聴率を稼いでいた時代は、
その年のヒット曲、なんてものが生まれていて、老若男女、
家族そろって、口ずさめたような気もする。

紅白を見ることが一家団欒や、年が明けた後、友達との話題の
中心に位置していたからこそ、あれだけの視聴率が稼げて
いたんだろうと思う。
例えるならドリフとか、今年のワールドカップの日本戦とかね。

すなわち紅白歌合戦という番組が、それを見ていないと話題に
取り残されてしまうという存在、コミュニケーションの中心に
あったからこそ、その存在感があったわけで。

ひるがえって現代、少なくとも紅白が話題の中心になることはないし
下手をすれば、一家の一人に一台、テレビが存在する時代である。
それぞれが好きな番組や、TVゲームをしていたっていいじゃないか
と思うわけだが。

とはいうものの、紅白を見なければ年が越せないと思う固定ファンも
いるわけで、それが大体40%位いるんだろうと思う。
おそらくは、その%はだんだんと減っていくんだろうと思うけど、
どうせだったら、その固定ファン向けの番組づくりをしていった方が
いいような気もする。
まあ、余計なお世話だが。

そんな自分が年の瀬、何をしていたかと言えば、猪木祭りを流し
ながら、大掃除をしていた。
一人暮らしと言うこともあり、大体だらだらと大掃除を
し続けるのが毎年の常である。
色気がないことこの上ない。

猪木祭りに関しては、去年にも増していい試合が多かったような
気がする。
マッチメイクとしてはもう少し、色気のある組み合わせを見てみたいのは
山々だけど、年末って事もあるし、むしろ何が飛び出すかわからない
福袋的な要素の楽しさが、このイベントにはあるような気がする。

まさかボブサップが高山相手に打撃勝負ではなく、関節技を
決めるとも思わなかったけれど。

そんなことをしている内に、いつの間にか除夜の鐘がなり、
年も明けてしまうわけだが。
そんなわけで今年もだらだらと大掃除を続けていたら、いつの間にか
猪木がカウントダウンを始めていた。

ええ、もうそんな時間?と思ったら、時間に関係なくイベントの〆に
猪木さんが勝手に時間を早めていたんだった。
その強引さで、自分も今年はちょっと早く新年を迎えてしまった
ようだ。

さようなら、2002年。


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harry [MAIL] [HOMEPAGE]

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