ということで33歳の誕生日記念?自分へのプレゼントって事で 劇団四季のライオンキングを鑑賞。
昔「めちゃイケ」で、岡村隆史が出演していらい、一回は見てみたい 舞台だったのだ。自分の周りで見た人も絶賛していたし。
そんなわけで浜松町の四季劇場へと足を運ぶ。竹芝桟橋にほど近くに あるこの劇場。 というか浜松町と竹芝桟橋ってこんなに近かったっけ。
舞台は思ったほど広くはないけれど、その分思ったよりも客席と 舞台も離れていない。そして通路側の座席に座る。
オープニング。 いきなり舞台に各種動物たちが現われるんだけど、自分のすぐ横を 巨大な象さんやらヌーやらが通り過ぎてビックリする。
ここで白状すると、実は映画のライオンキングってちゃんとは 見ていない。ストーリーとかは大体知っているんだけど。 その上で観想を書くと、舞台上の役者さんたちがまんま、まるで アニメのキャラクターなのだ。
これはどういうことかというと、普段自分が見ている舞台だと、 あくまで、どんなに役に入っていても、どこかその役者さんの 持ち味というか、個性が表れるのが舞台だと思っていたのだが、 このライオンキングは違う印象を受けた。
つまり、この舞台では見事に役者さんの個性が消えて、本当に そのアニメのキャラクターになりきっている印象を受けた。 もちろん、そこには実在の人間がいて、アクトしているんだけど 受ける印象はアニメ、なのである。
それは声に関してもそう。マイクを通した声のせいもあるかも しれないが、まるでアニメの吹き替えの声を聞いているような 感じ。すなわちそのキャラクターにばっちり当てはまってしまって いる。 現実の舞台なのに、現実じゃないような不思議な光景だった。
そしてもう一つ感じたことは、劇団四季の層の厚さというか プロ意識の高さだろう。 この舞台では二人の子役が登場するんだけど、そのダンスといい 歌といい、子役というよりはもうすでに立派なプロの役者さん なんである。
普段はランドセルを背負っているだろうに、舞台ではそんじょ そこらの大人の役者に負けないだけの存在感がある。 それは、なんというかとても不思議な風景だった。
もちろん、そこに行くまでには相当の練習を積んできた事は 想像に難くない。 逆にいえば、舞台としてそこまでレベルを維持し続けている 劇団四季と、そこに所属している俳優さんたちって凄いな、 と思う。
普段知らず知らずの内にTVドラマにならされてしまった せいかもしれない。 個人的に今回はとてもいい経験だった。
|