2002年07月17日(水) |
沖縄の珊瑚礁の95%が死滅? |
今回はニュースネタ。 たまたま見てたニュース番組で、ショッキングなニュースを やっていたんで、悪いと思いつつ、引用してみる。 JNNのサイトより引用
【沖縄本島周辺のサンゴ、95%死滅 】 【沖縄のサンゴ礁には、世界的に貴重な生物が最も多く住むといわれています。しかし、沖縄本島周辺のサンゴの およそ95%が死滅しているというショッキングな事実が、研究者の調査でわかりました。
白骨のようになってしまったサンゴ。緑や青の鮮やかな色は、そこにはありません。白は、サンゴにとって死の色です。 九州大学の野島哲助教授。九州、沖縄を初め、海外の海にも頻繁に もぐっています。野島助教授によりますと、沖縄本島のサンゴのおよそ95%が既に死滅、特に、水納島ではほぼ全滅しているのが確認されています。石垣島と西表島の間にある国内最大のサンゴ礁、石西礁湖でも4割が死滅していました。 30年間に渡って沖縄の海に潜り続けている水中写真家の中村征夫さんはこう言います。「生きてるサンゴが本当に少なくなっている。今までこれほどひどい状況みたことないですね」 サンゴの中に住む褐虫藻という藻。光合成をするため、緑色をしています。サンゴは、褐虫藻から多くの栄養分を吸収していますが、海水温が30度を超える状態が続くと、サンゴは褐虫藻を吐き出して白化、やがて死んでしまいます。この現象は沖縄に限らず、グレートバリアリーフなど、世界中の海で広がっています。沖縄のサンゴは1970年代にも危機的な状況にありました。原因はサンゴの天敵、オニヒトデ。しばしば大量発生し、多くのサンゴを食い荒らします。今年も大量発生していて、地元では大がかりな 駆除活動が行われています。 「今年は真夏の太陽が照りつけ、白化現象が起きる前に、オニヒトデが異常発生していて、サンゴを食い荒らしている状況です」(水中写真家の中村征夫さん) 「サンゴが死ぬことによってサンゴ礁の生態系を形成していた色々な生き物が消滅してしまう。魚の数が非常に激減した」(九州大学の野島哲助教授) 沖縄のサンゴ礁は、地球の貴重な財産です。ハーバード大学などの研究グループは、沖縄周辺のサンゴ礁は貴重な生物が最も多く住んでいると発表。その一方で、サンゴ礁の環境破壊を指摘し、緊急な保護が 必要だとしています。野島助教授も実状を国に訴えていますが、動きがにぶいため、仲間とサンゴを移植するなど、自ら再生計画に乗り出しました。 「アマゾンなど世界の大きな森に匹敵するくらいの酸素を、サンゴ礁は放出している。サンゴ礁がなくなると、酸素がなくなり二酸化炭素だけが増えてしまう。今のままいくと、30年後にサンゴ礁が消えると言われている。これは大変なことですよ」(水中写真家の中村征夫さん) 幻想的なサンゴの産卵。生命の神秘を感じさせる光景です。しかし、産卵するサンゴ自体の数も少なくなっています。今、早急な対策が求められています。(17日17:50)】
今年になって、オニヒトデが大量発生して、沖縄の珊瑚が 危ないっていう話は聞いていたけれど、95%っていう数字に 愕然としてしまう。 って事は、沖縄の珊瑚礁は、事実上絶滅の危機にあるって事なのだろうか?
実は、まだ、沖縄の、というか珊瑚を自分の目で実際に見たことは ないんだけど、それでも、この先、沖縄の海から珊瑚が消えて しまうっていうのは、凄いショックだ。
しかもこの傾向は日本に限らず、全世界規模の話なんだとか。 もしも、本当に30年後、全ての珊瑚が消滅してしまった場合、 自分の子供や孫は、珊瑚の海ってのを見ることはなくなってしまう って事を意味してる。
地球の危機が、なんかすぐそこに近づいているのかもしれない。 これが本当なら、本当に何とかしなきゃいけない問題だと思うが、 問題を解決するのはおそらく困難だろう。
それでも、なんらかの対策を早急にするべきだと思うが。
あと、今日気になったニュースはもう一つ。 ニュースの森の森田さんが言っていたが、校庭が芝生の小学校が 実は増えているらしい。首都圏でも、印旛沼の小学校とか、 杉並区の小学校で、校庭を芝生に変えているらしい。
校庭を芝生に変えることで、子供たちが怪我をしにくくなった だけでなく、土ぼこりを防ぎ、緑化することでヒートアイランド 現象の解消にも一役買えるんだとか! 文部科学省も、積極的にすすめる予定らしい。
映像にうつっている子供たちは、はだしで本当に楽しそうに 遊んでいた。 これが今日聞いたニュースの中では、一番のニュースだった。
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