さて、今回は5月26日の日記の続き。 ダイジェストでお送りすると、クイズ番組の 素人参加オーディションに参加して、考えたこと。
現在のクイズ番組って、ただ単に博識なだけでは、 何かが足りないのかもしれない。 タイムショック21などを別にして、実は大学のクイズ研究会? に入っている人が必ずしも、受かっているわけではない。
かつてはそんな、自分の博覧強記ぶりを自慢する番組が多かったが その後、キャラクターがもてはやされる時代があり、 ここ数年は、その人の持つストーリーが重要視される時代になって きた。
例えば、クイズ番組ではないけれど、愛の貧乏脱出作戦とか、 最近ではビューティコロシアムだったりとか。 番組に取り上げられるためには、そこにバックグラウンドが なければ、なかなか取り上げられない時代。 ちょっとニュアンスが異なるが、ガチンコはそれを最も 巧みに行なっているといえるかもしれない。
クイズ番組としてはクイズミリオネアや、タイムショック21の ように、番組の中で日常生活のカットインが入るタイプが これにあたるかもしれない。 その意味では、前回の日記で出てきた、借金の夫を持つ主婦の 人とかは、強力な武器を持っているといえるかもしれない。
でも、実は最近では、ストーリーを持っているだけでは ダメだったりするかもしれない。 ストーリー+本人のキャラクターが重要視される時代に なったような気がするのだ。
番組の例でいえば、サバイバーや、自分が予選を受けた ウィーケストリンクなど。 これらはいずれも海外の番組のOEMなのだが。 クイズや、サバイバル技術のすごさを売るより、集団の中での 人間関係を売りにしていく番組。 あるいはマネーの虎もこの範疇に入るかもしれない。
これらの番組の視聴率にもよるかもしれないけれど、今後は こういうスタイルの素人参加番組が多くなるような気がする。
そして、そんな時代に素人参加番組に出るためにはどうしたら いいのか?
そのためには自分のキャラクターを、ディレクターなど、 スタッフにわかりやすいように編集した形でプレゼンテーション する必要があるんじゃないだろうか?
素の自分によほどの自信があれば、受かるかもしれないが、 そのままではちょっときついかもしれない。 ディレクターは、出来れば自分の中で画を浮かべやすい人の ほうを採用したいと思う気がする。
実はこれって何かに似ている気がする? そう、これって合コンの自己紹介に似ているのかもしれない。 短時間で自分のキャラクターをアピールしなければいけない時間。 素の自分そのままではなく、自分のキャラをディフォルメできた 人のほうが、実は可能性が高くなる気がする。
でも素の自分とは別に、他人に対してプレゼンするための自分って どうなんだろう、って普段から意識してみるのも、それはそれで 楽しいことかもしれないけれど。
そういう意味では、自分としては自己アピールはもしかすると 少し足りなかったような気もする。 果たして自分は、スタッフの心をどれだけつかめたんだろうか。
まあ果たして結果がどうなるのか、わかったらその時はまた、 報告するかもしれません。
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