掛川奮闘記

2008年12月10日(水) 081210_報復の始まる時

 外国人の日本に対する視点ははっとさせられることが多いのですが、今日は日本に『報復』を考えているある中国人の方のブログの紹介です。なるほどー、と思います。

    ※    ※ 【以下引用】 ※    ※

【今日のブログ】日本と中国の差は100年以上?
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=1210&f=column_1210_002.shtml

  外国からの評価として日本は清潔な国とされている。確かに他の国々に比べれば清潔なことは間違いない。このブログは様々な国を訪れたことのある中国人が東京を訪れて感じたことを述べたものである。以下はその話題のブログより。
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  私はこれまで、仕事上の関係から三十数カ国を訪れたことがある。発展途上国が主だったため、先進国を訪れたことはほとんどない。これまで発展途上国を訪問しての感想としては、空気の質が悪いことと工事中の場所が多すぎる点を除けば、そのほかの点ではやはり中国の各都市のほうが優れていた。

関連写真:そのほかの中国で報道されている日本に関する写真
 

  しかし、数日前に東京を訪れて驚いた。以前アメリカを訪問したときよりも更に驚きがあった。東京は人口密度が高いにもかかわらず、街中はまるで水洗いしたかのように清潔で、肩がぶつかりそうなほどに人が多いにもかかわらず、誰もゴミをポイ捨てしていなかった。東京はシンガポールのようにゴミのポイ捨てに対する処罰制度がないにも関わらずである。日本人は本当に恐ろしいと感じた。

  また、東京の地下鉄も絶品であった。まるで東京の地下は全て掘りつくされてしまっているかのようで、東京都内を少し歩けば何線であれ地下鉄の出入り口を発見することが出来るのだ。東京は公共バスが少ないうえに、車の交通量もそれほど多くないため、青空に白い雲が浮かぶのが見えるほど空気がきれいだった。北京や上海、深センなどの灰色に曇った空を思い出すと、まさしく感無量であった。

  私は日本のことが嫌いであるが、東京を訪れ、中国よりも遥かに発展した様と中国人民より高い人的素質を持った日本人を見てため息を禁じ得なかった。日中間の差は100年で追いつけるものではなく、特に人的素質については追いつける可能性はほとんど無いと言っても過言ではないだろう。中国が日本に対して「報復」するのは余りにも難しいと言わざるを得ない。
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(出典:風中之猪BLOG意訳編集)

  写真は汚れた空気に見舞われた北京市内の様子。北京五輪の開催によって北京の空気の質は大幅に改善されたものの、五輪終了後は規制が解かれたため、再び空気の質が悪化し始めている。(編集担当:畠山栄)

    ※    ※ 【引用終わり】 ※    ※


 東京の地下鉄交通網の発達は極めて特殊な事例だとしても、ここでもゴミをポイ捨てしないとか、空気がきれいだとか、日本人ならば当たり前に思っていることに対して彼我の差を感じて驚いている姿が伺えます。

 100年経っても国全体がこういう国民で満たされることはないのではないか、というため息が聞こえてきそうです。

 それにしても、日本に「報復」を考えているという基本姿勢には驚きを禁じ得ないませんが、これがお隣の国情の現実だとあらためて認識をもつべきでしょう。

 日本人の民度が下がって、道路にゴミをポイ捨てするような国になった時は「報復」が始まるときなのです。追いつかせてはなりませぬ。


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