掛川奮闘記

2006年04月02日(日) 060402_生涯学習のまちづくりのミニ冊子

 雨が降ってもう冬ではないと思うのですが、気温はなかなか上がりません。掛川からは「もうこの雨で桜も終わりますよ」との便りが届きました。
 春は一生懸命北上を続けている最中です。今はどのあたりでしょうか。

 【生涯学習とまちづくりで一本!】
 三月末に某雑誌社から連絡がありました。その会社では余技に作っているブックレットがあるのだそうですが、そこへ「『生涯学習とまちづくり』というタイトルで原稿をお願いできませんか」という依頼です。

 職場では、「仕事と関係なく、掛川市前助役として書くのなら良いのではないか」ということになり、原稿依頼に応じることにしました。

 依頼してきた担当者の方は「私自身も生涯学習とまちづくりがどう結びつくのかよく分かりませんので、原稿の内容はお任せします」とのこと。昨年来、わたしがあちらこちらで「生涯学習のまちづくり」と言い続けてきたことで、北海道で生涯学習が見直されているのかも知れません。

 特に経済的に大変な小規模自治体や、そのために合併を選択した自治体なども多く、お金もなく人口も減ってゆく自治体ではこれからのまちづくりをどうしたらよいか、なかなか糸口が見いだせないところもあると思います。

 そんなときに生涯学習というテーマが何かの役に立つのであれば、それに越したことはありません。

 三蔵法師が天竺で巻物を手に入れたのとは違うかも知れませんが、私も三年間を過ごして得た、生涯学習発祥の地での経験と知見です。掛川という地域性と風土を持ったところで発展した生涯学習ですが、そのエッセンスを北海道に合うような形で展開することも可能なはずです。

 生涯学習のエッセンスは「関係するという資本・財産」です。私達は少しでも多くのことに関わって、その立場で物を見る視点を持つことが大事です。

 また多くのことを知ることで関わったことどもに愛着を感じ、愛情を注ぐようになることも重要です。
 行政はそんな市民が増えるように支援したり支えたりすることが必要です。

 要請のあった原稿は文字数にして8千字で、原稿用紙20枚相当です。お引き受けすると返事をしたものの、いざ書き始めてみると年度末の最後の一週間は毎日夜が遅くて、なかなか筆が進みません。

 何度も推敲を重ねてやっと今日粗々の原稿ができあがりました。あとは多少の修正を加えればほぼ大丈夫なところまでやってきました。

    ※    ※    ※    ※

 以前都市再生の重鎮である伊藤滋先生の前で生涯学習の話をしたところ、「あなたのは榛村教だねえ」と言われてしまいました。

 榛村教である以前に、なにがしかの真実が含まれていてそれがまちづくりをしようという人に少しでもヒントになったり勇気を与えたりするならばこれに勝る喜びはありません。

 生きて行く上でなにかの使命感を持つということは嬉しいことです。

 以前長野県でアルプスあづみの公園事務所の所長をしていた時に、某有名テレビプロデューサーと話をした時に、「あなたは『これが出来なければ死ねない』、『これができれば死んでも良い』という気持ちで公園を作っていますか」と真顔で尋ねられたことがあります。

 私は「これがまさにそれですよ」と答えましたが、それはいままさに安曇野の地にできあがっています。それは私の誇りの一つでもあります。

 毎日を過ごすに値する使命感に出会えていますか。

 


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こままさ