掛川奮闘記

2005年12月02日(金) 051202_師走模様いろいろ

 早速今日から忘年会シリーズの始まりです。体調を整えて無理せず行きましょう。

 さて今日は
■師走模様 の1本です。

【師走模様】
 年明けに中国に雪氷関係事業の視察に行く事になり、公用旅券を申請するために写真を撮りに駅のデパートへ向かった。

 写真館は結構混んでいて「30分くらいお待ちいただきますが…」と女性が申し訳なさそうに応対してくれた。こちらとしては「急いでいますから待ちます」と言って、受付の椅子に座って待つ事にした。

 (忙しいのは結婚式かなあ)とぼんやり思っていたら、撮影室の中には着物姿も鮮やかな若いお嬢さんがお母さんに連れられている。
(そうか成人式の前撮りなんだ)と思いしばし目の保養をさせてもらう。

 着物姿を見て思い出したのは、だいぶ昔の掛川でのあるシンポジウムでのこと。食に関するシンポジウムということでコーディネーターとパネリストにお集まりをいただいたのだが、パネリストのお一人に中央省庁の女性キャリアの方をお迎えした。

 当日その方は和服でご登場されて、会場の男どもは艶やかな姿にのぼせあがって、シンポジウムも大成功。
「今日は良いシンポジウムでしたね」と話していると、京都から駆けつけてくださった知人が「おしゅうございましたな」と言う。

「え、なにがですか?」と訊ねると「あのお美しい和服の女性がおられましたけど、お着物を着慣れはられてませんな」と言う。
「それはまたどうしてですか」
「歩き方ですわ。着物をお召しになったときは女性の方は内股を意識して歩かれるとその姿が美しく見えはります。いまのお若い女性は普段は洋装ですからそういうことがおわかりではないかも知れませんね。私らはぱっと見るとそういうところが見えてしまって…」と苦笑いされた。

 なるほど、我々はすぐに着物姿に目が行きがちなのだが、そういう微妙な違いが分かるのが眼力である。やはり京都のお方はちがう、と感心したものだ。

    *   *   *   * 

 そんな事を思い出しながら着物姿のお嬢さんを遠くから眺めていると、なるほど飾り付けほどには歩き方に注意をされていないようにも見受けられる。
 分かっている人が回りにもいないのかも知れないな。こうして形は残るが何かが消えて行くのかも知れない。

 思わず証明写真を撮り終えて渡してくれた女性の店員さんに「若いお嬢さんにはお着物の時は内股のほうが美しく見えますよ、と耳打ちして差し上げてはいかがですか」と言ってしまった。余計な事たっだかも知れないが、知っていれば良し、知らなかったのなら得をしたと思えばよいのじゃないかな。

 私の場合はこうしてお節介な日々が続いて行くのだなあ。

    *   *   *   * 

 夕方には市内の勉強会で、掛川で挑戦したPFI道路事業についての講演会。PFIは工事費を下げることを重視するあまり、大きな工事を対象に考えがちだが、そうではなくてこれからは身近で小さな工事を地元の業者さんが面倒を見続けるという意味でのPFIの方が可能性があるように思える。
 制度がもう少し簡易なものになるような努力も必要だし、地元金融業者さんとの連携も必要。中央大手に独占されては行けないのだ。

 夜には造園学会の支部の幹事会並びに忘年会。一度離れていたので再び新参者として紹介されてお恥ずかしい限りだ。

 北海道の造園や緑に携わる皆さんは大体が紳士でおとなしい方が多いので、もっと有り様を主張するような行動を取っても良いように思える。主張する造園家が一人や二人いても良いのに。

 
 夜の大通りでは冬の恒例のホワイトイルミネーションがきれいだ。空気が冷たいと光も鮮やかに見える。
 観光客をよくよく見てみると、中国か台湾からのお客さんが多いのに改めて驚く。写真の一つも撮ってあげたいが言葉が問題だ。

 良い事をするのにも勉強で能力を身につけなくてはダメなんだなあ。  
 

 


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こままさ