| 2005年11月12日(土) |
051112_観光行政とゴミ問題 |
夕べの出張先から今日は函館へ。ブーメランのような出張です。
さて今日は ■シーニックバイウェイ担当者会議in函館 の1本です。
【シーニックバイウェイ担当者会議in函館】 今日は夕方から函館でシーニックバイウェイ担当者会議があり、全道から関係者が函館に集合した。
会議の場所はベイサイドの金森倉庫で、ここはかつてのレンガ倉庫を上手に活かしたにぎわいの場所づくりを上手に行っている。そういえば掛川にいた頃に議会でも視察に来た事があった。 夜の姿を見るとまた違う風景が見える。
シーニックバイウェイの全道会議ともなると、ニセコ・後志地域、大雪・富良野地域、東オホーツク地域の、認定されている3ルートからは、もうお馴染みの代表者の皆さんが駆けつけてくれている。
さらには現在準備中の釧路・阿寒地域、宗谷地域、そして現在は候補ルーとして準備中のこの函館地区からも大勢の担当者が集まって、これまでの各地域での反省やそこから得られた今後のあり方などを、賑やかに語り合った。
これだけ広いところから大勢が集まると、様々な地域の事情を聞くことができてそれだけでも勉強になる。
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印象的だったのはゴミの問題である。
シーニックバイウェイでは良い景観を地域の力で守ったり、地域の共同で活性化を図り、観光客などにも良いサービスをする事が目的の一つにもなっている。
しかしながら「シーニックデッキ」と呼ぶ、美しい風景ポイントを観光客に提供するような活動を始め、多く観光客を集めるような事業を行うと、どうしても来てくださる観光客から出るゴミをどうするかという問題が大きくなるのだという。
シーニックバイウェイ活動でゴミが問題になるのは、シーニックバイウェイが市町村をまたいだ広域的な連携活動であるのに対して、ゴミは各市町村の狭い行政の担当であるというこの不適合の故である。
ゴミ処理の多くは、一つの市町村単独では非効率と言う事から、いくつかの自治体が集まって一部事務組合を形成して広域行政として行う事が多い。そうすれば、その範囲では燃やせるゴミや燃やせないゴミ、リサイクルするゴミ、埋め立てするゴミなどの分類は一応は統一されている。
しかしドライブ観光客などはそれらの広域自治行政を遙かに超えて移動をするので、ある町でのゴミの分類が、その行政界を超えて隣町へ入るともう違ってしまって、処理出来ないという事があるのである。
まして、地元のゴミならばまだ行政も我慢するが、税金も払っていない外から来た人のゴミを処理するという意識はまだ持っていないところも多く、観光客のゴミ処理は誰がすべきか、ということが問題になるのである。
厳しいところでは「ゴミは持ち帰ってください」ということを徹底しているところもあるようだが、そうなると道外の観光客からは「では私たちはこれから一週間もゴミを持って歩かなくてはならないのか?」ということになり、せっかくの観光気分が台無しになりかねない。
道の駅によっても、受け入れはやむを得ないというところや受け入れないというところがあるようだ。自治体が観光地を標榜するからには、「受け入れる」という選択肢しかないような気もするが、観光に対する取り組みがよほどしっかりとした自治体でなければ、そこまでの姿勢を示せるところは少ないようだ。
こんなに観光の移動距離が長くなった時代にあって、ゴミが地方行政の範囲になっている事も問題なのだが、せめてどの市町村でも燃やせるゴミはこの範囲、というような最低のガイドラインを作って、さらにはそれらを市町村で処理するのに、ゴミを出す人への負担をお願いするシステムを確立する必要があるのだろう。
とうぜんそれらは地方自治体の行政をしっかりと巻き込んだ制度として確立してもらわなくてはならないわけで、広い意味の観光行政として取り組むべき重要な問題だろう。
観光行政と言えば、なにかきれいな事ばかりのような気がするが、魅力を高める「攻め」の行政と共に、「守り」として捕らえられるべきインフラ施設や制度インフラなどの受け皿をしっかりと整備しなくてはならない。
戦いは一番弱いところがネックになって勝てないものだ。強みはさらに伸ばしながら、同時に弱点は強化されなければならないのだ。
また新たな視点を与えていただいた。シーニックバイウェイと自治体行政も上手な連携が必要だ。
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会議の後の懇親会は極めて重要で、一人でも知らない人をなくそうと走り回る。同じ職場の中でも知らない人もまだまだいるのは残念だが、なかには「ブログを読ませてもらっています」という若手もいたりして心強い。 またまた新しい仲間が増えた。
さて、函館には最近「大門横町」という屋台村ができあがったと聞いて、そこへ大挙して繰り出した。なるほど、元祖帯広によく似た作りだが、こちらは帯広のような本当の屋台ではなくて、建物として作り込んでいるようだ。
「最近は函館も町の中を人が歩くようになりましたよ」とは地元の方の声。是非とも市民の思いを結集して、活気が溢れる町にしてほしいものだ。
今度はもっとゆっくりと来たいものだなあ。
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