| 2005年08月28日(日) |
050828_モエレ沼公園を訪れました |
少し暑さがぶり返したような陽気です。まだ夏も捨てたものではありません。 さて今日は、 ■モエレ沼公園へ行く の1本です。
【モエレ沼公園へ行く】 午前中に家の周りの草取りを終え、思い立って午後にモエレ沼公園へ行くこととした。
モエレ沼公園は面積が189ha。札幌市が昭和54年からゴミ埋め立て場として使っていた場所の有効利用として作られたものである。札幌市では市街地を緑地が大きく囲むという「環状グリーンベルト構想」を打ち立てていたが、その拠点として昭和57年から造成を始めたのである。
地域の住民にとって迷惑施設であるゴミ埋め立て場を、感謝の思いを込めて自慢出来る施設にして地域に返すというのは行政にとって最良の方策と言える。
迷惑施設を受け入れた地域がいつまでも悲しい思いをするようでは、次に受け入れてくれる地域は現れないからだ。公園をそういう視点で見られるのがこの公園の大きな特徴の一つである。
そしてこの公園のさらに大きな特徴は、全体のマスタープランを世界的な芸術家であるイサム・ノグチ氏に依頼したことで、公園の中の大きな地形から小さな遊具まで彼の芸術家としての思いが込められている。
今までなかなか行く機会がなかったのだが、天気も良いことだしと思い切って妻を誘って見学に行くことにしたのである。
* * * *
出発してから気づいたのが今日は市内で札幌マラソンが行われていて、市の北部では道路交通規制があちこちにかかっていたこと。
ぎりぎりまで行かないと分からないような規制に迷いながら、渋滞に巻き込まれて苦笑い。わざわざ混んでいるときに混んでいる方向へ行こうというのだから、ドジな話だが、まあこういうことも人生の彩りだ。人生に必要なものは少しのお金と笑い話の種だ。
やっとのことで着いた公園は、午後2時半ということでそろそろ午前のお客さんが帰り始めた頃。駐車場はちょうど良いくらいに空き始めたようで、タイミングは良かった。
公園の中ではまず東区で一番高い山になった、標高62mに造成されたモエレ山へ登る。このあたりはとにかく平坦な地域なので、標高62mというのは四方に卒然と立つ単独峰でもあり、眺めは良い。
手稲山や藻岩山はもちろん、恵庭岳から樽前山、暑寒岳の方まで広がる石狩平野を一望に見渡せるのだ。
園内は植栽や地形、ときどきおいてある彫刻作品、ところどころにある休憩所までは全て芸術的要素に満ちていて、実に興味深い。
しかし単に動かずに静的な空間だけではなく、ときどき大きな噴水が登場する「海の噴水」や子供たちが入って歓声が上がる「モエレビーチ」、ガラスのピラミッドなど中で来園者が動きを楽しんだり、自らが動くことで風景になるという仕掛けが随所に伺える。
もともとが平坦な地形の上に造成をして作り上げた公園だが、一目で全てが見えないように、地形や植栽を上手に使って近くまで行かないと気づかないような小さなエリアが点在するように作り上げられている。
山を登ったり降りたり、広い園内を歩き回るのは実際にはかなりハードである。
「お年寄りには大変な公園」と見るか、「これを楽しめるように健康作りをしたくなる公園」と見るか。
家族連れが思い思いに楽しんでいる様子は実に好もしい。
今年の7月に全ての施設が完成してグランドオープンをしたのであるが、こういう人気施設というものは、新施設の新規オープンという話題が無くなると入園者の興味を引くのが大変である。
話題をどういう形で繋いで行くか、来園者と感動を共有する形で繋がり続けることが出来るかどうかが鍵のように思われる。
それにしてもこれだけの公園が駐車場も入園料もタダだというのだから、札幌市というのはたいしたものである。
これはまさに市民の財産ですぞ。
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