掛川奮闘記

2005年08月26日(金) 050826_観光をビジネスで考える

 台風の余波を受けて道内も荒れ模様の天気。これが過ぎれば台風一過ということにならないものでしょうか。
 
■北海道観光ビジネス・フォーラム の1本です。

【北海道観光ビジネス・フォーラム】
 北海道観光ビジネス・フォーラムを覗いてきました。これは今では同じ省庁となった北海道運輸局を始めとする観光関係団体からなる推進協議会が主催するもので、海外客誘致のために主にアジアを中心とした旅行エージェント達に北海道を知ってもらい、北海道の観光を海外に宣伝する大きなイベントである。

 このイベントは今回が3回目ということだが、前回などはこのフォーラムに参加した旅行エージェントにより新たな北海道への旅行商品が造成されるなど、誘客増に繋がりつつあるのだという。

 さて今回のフォーラムは、市内のロイトン札幌ホテルで開催され、午前中に道内有名観光地のプレゼンテーション、午後は値段などの交渉も含めた商談会、そして夜は道内観光関係者も集まるレセプションという訳である。

 海蓋からの参加者は、中国旅行エージェントが5社6名、シンガポールから6社6名、それ以外にもタイ、アメリカ、カナダなどから、エージェントやマスコミなど全部で82社から84名の参加者を得ることが出来た。

 また道内からはPRブースとして14の地域・企業、商談会には49企業・団体が参加をして下さった。

 今回海外エージェントの皆さんに対して行った試みは、札幌から始めて札幌に終わるのではなく、いくつかのコースを設定して先に釧路や函館、新千歳など先に遠くに降りたってもらい道内を見学した上で商談に望んでいただこうというものだった。

「私はその方が現実感を伴うので商談がしやすいように思いますが、いかがでしたか」と訊いてみると関係者の一人は、
「そのことは良かったのですが、今日の午後にはもう疲れてしまった方も多くて、部屋で休んでいる人も多いみたいですね。難しいなあ」と苦笑い。なるほど、気づかない苦労もあるものだ。

    ※    ※    ※    ※ 

 さて私の方は、夕方頃商談会のほぼ終わり頃から参加して、観光関係者が出している暇そうなブースを訪ねて歩いては道内観光の最前線の人達の感想を訊いて回ってみた。

 出展しているブースはファーム富田さんやノーザンホースパークなど有名民間観光どころや、ニッカウヰスキーなどのメーカー、有名ホテル、各地の観光誘致協議会など多彩である。

 日本人が立ち上げたというシンガポールの旅行代理店の美人の女性スタッフがいたので、「北海道がより観光を振興していく上で足りないものはなんだと思いますか?」と訊いてみた。

 すると突然の質問に苦笑いしながら「そうですね、ちょっとしたおもてなしの心が世界標準と違うと言うことはありますね」
「おもてなしの世界標準とはどういうことですか?」

「例えば女性が荷物を持っていればそれを持ってあげるだとか、レディファーストだとかいうことへの気持ちがまだむいていないように思います」とのこと。なるほど。


 札幌市の観光協会にも美人が二人いたので「札幌市は大体海外からのお客さんが立ち寄ってくれるのではないですか?」と訊いてみると、
「はい、確かに最後の帰る前の夜は札幌に泊まってお土産を買ったり、飲食に繰り出すという行動パターンのお客様は多いです」

「安心していますか?」と訊くと、「いえいえ。最後は札幌だとしてもその前にどこの町と組んだプランを出せるか、ということがありますから」とのこと。ふーん、なるほどねえ。

「お客様の不満というのを聞きますか?」と訊くと、「そうですね、特に中国のお客様は食事というのは余らせるくらいに出すのがもてなしだという考えなので、日本の会席料理などには不満を感じることが多いようですね。ですから食事はバイキングにして食べ放題にしていただくというプランは結構人気のようですよ」
「なるほど、お国柄を反映する声にはいろいろありますねえ」


 旭川の観光協会も出展していたので、「旭山動物園が大層な人気ですが、今旭川で動物園以外のお勧め観光スポットはどこですか?」とちょっと意地悪な質問をしてみた。
「旭山動物園は昨年よりも更に入園者が増えていて好調です。その次と言われると新しいところで科学館が宮前通にオープンしましたので、それらを結ぶ周遊コースを売り出し中です」とのこと。

 もっとたくさんお訪ねをしたかったのだが、終了時間でもうブースの片づけが始まってしまった。次の機会はもう少し余裕を持ってお訪ねして、観光地の最前線の現場感覚を養いたいものだ。これこそ現場が一堂に集まる格好の機会だったので、ちょっと残念なことだった。

    ※    ※    ※    ※

 レセプションには400人くらいが参加して、お偉いさん達も多数駆けつけて下さり挨拶をしてくださった。

 今回国土交通本省からは観光担当審議官として文科省出身の大西珠枝審議官がお見えになったのだが、彼女は文科省女性キャリアとして榛村さんに請われて掛川市の教育長をやられたというご縁がある。

 先日も本省をお訪ねした際に挨拶をしてきたところだが、こんなところで私の細い人脈が役に立つとは思わなかった。つくづく掛川での縁の繋がりの面白さを感じずにはいられない。
 
 麻田副知事さんなども見えられて気軽に声を掛けて下さったが、今後の観光問題を是非ご一緒に考えて行動していただきたいものだ。

 観光関係の重鎮に数多く会えて心は大満足。

 3年間のブランクによる人間白地図を塗って歩くのはなかなか大変だが、これにもきっとレバレッジポイントがあって、ある程度の人脈の広がりが出てくればそこから先は急速に知り合う人の数が増えるという現象が起きるものだ。

 まだまだ名刺の数も足りないし、関係構築が加速するのはこれからですぞ。


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こままさ