| 2005年08月23日(火) |
050823_室蘭市でIT講演をする |
午後に室蘭市に招かれて北海道開発やらITに関する講演をすることになっている。実は室蘭市はわが生まれ故郷なのである。さてさて…。
今日は、 ■室蘭市での講演 の1本です。
【室蘭市での講演】 午後一番の電車で室蘭市に向かう。
今日は室蘭市で開催されるIT勉強会の講師としてまちづくりやらITに関するお話をして欲しい、と言う要請を受けてお訪ねをするものである。
我が課は北海道開発行政に広く薄く関わっているので、北海道開発に絡めばかなりの課題についてお話が出来る立場なのが嬉しいところ。
室蘭市で行われる勉強会は室蘭市と岩手県の水沢市と掛川市が総務省から委託を受けて社会実験的を行いその成果を持ち寄ったりそれぞれのITの状況を勉強しあおうという趣旨で開催されたものである。
講演の前に市の助役さんに挨拶かたがたお話を伺うと、「ITなどはアウトソーシングに一番適しているように思えて、民間にやってもらう方が良いと思っているのです」とのこと。
一方私の方は、「そういう面もありますが、掛川などではシステムエンジニア級のを雇用していることで、メーカーからの見積もりなどにしっかりとした目でチェックをしたり、カスタマイズやちょっとしたソフトなどはメーカーに頼らずに自分たちで使いやすいように作れてしまうという面もあります。ITに関するメーカーからの見積もりは分かりづらくて額が大きいので、ちょっと中身をつつくだけでウン百万円くらいは浮いてくることもありえますよ」というお話をした。
「しかし職員を抱え続けても業務とのバランスがとれないのでは」というので、「そういう意味では周辺の自治体とITに関する共通の職員を一部事務組合的に確保しておいて、それぞれのITの問題を解決してもらうことも良いのでは」という思いつきだが、面白そうな発想も出た。
メーカーやソフトの統一はいつか来るかも知れない合併にとっては大きなプラスの要素である。なにかそういうことも考えられるかも知れないね。
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さて、講演の中身の主な部分はITに対する職員マインドの確保、何のためにITを導入するのか、といった視点が中心。
職員の中にもITが苦手という人がいて、特に幹部職員にそういう人が多いことがその推進のネックになっている場合も多い。
こういうことの導入にはスピードが大事なので、自治体とすれば部課長任せにするのではなく、首長もしくはせいぜい助役が先頭に立って部長以下を指導しなくてはならない、と言うのが私の持論。
その際の改革も、叱られて不満を持ちながらやるのではなく、どこか遊び心を加えながら楽しみながらやれるような事がよいと思うのである。
掛川では各課対抗ホームページ競争を行って、ホームページの優劣を争ったが、優秀なところには金一封をポケットマネーで出し、劣悪なところには助役と懇談をするという信賞必罰体制で臨み、推進を図ったことが面白かった。
またITの推進は、市長が自慢話にするためでも自治体対抗ITランキングをあげるためでもない。市民がその事で満足と幸せを増すことになるか、市役所と市民がより繋がる機運を醸成出来るのか、といった視点を持ち続けることが重要だ。
何のために、という視点をぶれずに持ち続けてよりよい社会をITが黒子になってサポートして欲しいものだ。
こういう話は、助役さんに聞かせたかったけどなあ。
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さて、室蘭市は私の生まれ故郷なのだが、生まれた後の記憶は全くない。幼いときの記憶は3歳の時の稚内から始まっているのだが、実は生まれた後すぐに室蘭を離れているのである。
室蘭市はかつては人口16万人ほどの鉄の町で、四つの高炉で鉄を生産していたものだが、今では高炉も一つになり人口がこの4月でついに10万人を切ったのだそうだ。
それでも町の面積は80平方キロメートルほどだから、こじんまりした町の感じ。
小さい町には小さい町なりの良さがあるはず。行政からの声を市民により効率的に伝えるツールとしてのITの役割もあるはずだ。
次に来るときは明るさが増していることを願っています。お世話になりました。
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