掛川奮闘記

2005年02月09日(水) 050209_環境問題は横わりで

 今週末の原稿最終締め切りのために、この奮闘記が大幅に遅れています。すみませんねえ。

 さて今日は、
■地域新エネルギー詳細ビジョン策定委員会
■女性会議
■大東町商工会で講演をする の3本です。 

【地域新エネルギー詳細ビジョン策定委員会】
 もともとは、新清掃センターの稼働に伴って、今後どうやってゴミの減量化を進めるべきか、という問題意識だったのだが、これを「ゴミを地域のエネルギーに変える」という視点から調査したのが今回の検討調査であった。

 これらのゴミのうち、生物系のゴミを「バイオマス資源」と捉え、生ごみ、下水道・浄化槽汚泥、畜産廃棄物、木質資源、草木バイオマスという分類で捉えて、それらが現在利用されるような技術になっているのかどうかを検討した。

 現在掛川市の生ごみは、燃やすごみの重量の半分近くに達している。

 また、生ごみの重量の80%はなんと水なのであるから、生ごみを燃やす焼却場は、水を燃やしているようなものなのである。

 これは800℃以上という高温でごみを燃やすことでダイオキシンを分解するという、高性能の新清掃センターにあっても負担になることで、水を燃やすために温度が下がる分を補うのに、灯油などの余計な熱源を投入しなくてはならず、コスト高につながりかねないのである。

 そこで、なんとか生ごみだけを別に処理することができれば、社会的コストが大幅に減るのではないか、という問題意識に達して、生ごみ処理機の普及や生ごみの(メタンなどの)バイオガス化処理施設の可能性について調査検討を行ったというわけなのである。

 調査をした中で面白かったのは、埼玉県小川町の小規模な生ごみバイオガス化処理施設であった。

 ここは、「NPOふうどの手作り」というところが運営をしているのだが、家庭系の生ごみを提携してくれる家庭から町職員が週二回回収し、集めて処理しているのだそうだ。

 施設の回りは少しは匂いがするものの、農村地帯にあることもあって苦情はないようだ。

 ここが面白いのは提携してくれている家庭に、NPOから500円相当の野菜引換券
が年6回配布されることで、このことで意識も芽生え参加する家庭も増えてきたという。

 特に生ごみから出る排水は匂いがするものの、液肥として近在の畑で利用することが可能で、「処理」ではなく「利用」という素晴らしい関係ができあがっているのだ。

 そのままでは掛川に適用できないとしても、こういう考え方があって、実行している人たちがいると言うことは勇気づけられる。

    ※    ※    ※    ※

 今回の調査は、エネルギーという視点でゴミを捉えようと言うものだったが、委員の間からはやはり農業問題や食の問題として捉える意見が多かった。

 なかでも農協代表の遠山委員からは、「地産地消の大事さ」と、そのためには「多少の匂いなどはあたりまえに許せる」という風潮作りが必要で、そのためには外国から輸入されている野菜類の管理のひどさを実感するべきだと強調された。

 「皆さん、横浜の農産物検疫所へ一度で良いから見に行って来て下さい。わらびやゼンマイなどは100%輸入で、すごい薬漬け。しかもそこの検査を一度通れば、その食材は『検査を通ったもの』としてそのあとは賞味期限もないんです。保存薬剤には硫黄まで使われているんですが、2年後だろうが3年後だろうが、必要なときに取り出して、硫黄をけして瓶詰めにするんです」
 「本当ですか」

 「本当ですよ、見に行って下さいよ。こういうところを実際に目の当たりに見ると、本当に地産地消でなくてはならないと思いますよ。我々は本当は何を食べさせられているかを見るだけで、農業や畜産が臭い、などと言っていて良いのか、という気持ちになるはずですよ」
 
 こうしてみると、環境問題はエネルギー問題でもあり、農業の問題でもある。また土地利用の問題から食育と健康の問題になると言うことで、およそ霞ヶ関的な縦割りの世界では対応が出来ない課題であり、やはり地方自治体が頑張れる分野なのだと思う。

 市役所の中も縦割りでは課題対応が益々難しくなっている。情報の横割りとプロジェクト中心の行政が必要になっているのだ。


【女性会議】
 午後は女性会議。これは30人以内の女性に女性議員になってもらい、模擬市議会を通じて女性の立場で姿勢に対してある提言を行い、姿勢に繁栄するというものである。

 これももう25年も続いていて、生涯学習の一つの実践と言える。

 相変わらず窪野さんの名調子は、聞かせますなあ。

 今年のテーマは3つで、「豊かなまちづくりを考える」、「行ってみたいなこんな街」、「21世紀型子育て支援」である。

 皆さん、4月に委嘱状を受けて、そのあと何回かの事務局会議や運営委員会を開いて今日の提言に繋げて下さいました。

 勉強をして区画整理で売りに出す「保留地」という単語を初めて知った、として勉強を進めて下さったグループもあった。

 世の中、知れば知るほど分からないことも多かったでしょう。ご苦労様でした。


【大東町商工会で講演をする】
 夜7時から大東町商工会青年部・女性部のお招きを受けて、大東町商工会で講演会を行う。お題は「内外からみた一市二町の展望」というもの。

 なんとこの日のこの時間帯というのは、裏でドイツワールドカップ二次予選の初戦である、「日本対北朝鮮」のサッカー戦があったのである。

 私も見たいという以上に、来場者がいるかどうかが心配(^-^;)。みんなサッカーを見に行ってて、だれもいなかったらどうしましょう?と思ったけれど、100人以上も集まって頂き、感激。

 私のヨタ話も、熱心に聞いて下さって嬉しかったです。ありがとうございました。


 帰りのタクシーの中で北朝鮮戦のサッカーを聞き始めた瞬間に一点を取られて同点になり、市役所で続きを見るうちにロスタイム中に大黒の決勝ゴール!

 いやあ、感動しました。

 今日は一日が濃かったなあ。

 
 原稿はあと、7本くらいですが、本来「書きたい」と言うよりも「触れておく必要があるかなあ」程度のモチベーションでは良い文章が書けないみたいです。
 
 ひー。



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こままさ