掛川奮闘記

2005年01月06日(木) 050106_新年賀詞交換会

 この時期に雨とは珍しい。冷たい雨が降っています。

 さて今日は、

■商店街の抽選会
■賀詞交換会 の2本です。


【商店街の抽選会】
 年末大売り出しの大抽選会が行われ、立会人として出席をする。

 抽選券は、一組が40000までの番号の券になっていて、各組共通の当選番号と、組と番号の組み合わせを抽選で選ぶのだ。

 今年の一等は、韓国のソウルまでペアで二泊三日の旅、というちょっと破格の企画。

 冒頭の挨拶の中で、「今回の一等は破格の商品を出して、年末の商店街の売り上げに期待したが、例年と同じくらいだった。一等の賞品を何にしても変わらない、とみるか、それともこれくらいのことをしたからこの程度で済んだ、と見るか」と寂しげ。

 抽選会会場にも、一般の市民の姿はまばらでちょっと寂しい様子。

 何かを思いきり変えなくてはならないのかも知れないが、なかなか糸口が掴めないのが地方都市の中心商店街だ。

 地域で買い物をすることと、大資本のお店で買い物をすることの違いは、地域のお店で買い物をすれば売り上げが税金としてまた市民に環流する度合いが大きい、と言うことだし、大資本では売り上げの多くは本社にもっていかれてしまうということだ。

 公共事業も同じで、地域の業者さんにやってもらって地元業者の利益になれば地元の職員に給料が入り、地元の職員はそのお金を地元で使えばさらに地域にお金が環流して、お金がぐるぐると市内を駆けめぐる。
 
 1万円が五回回転すれば5万円相当の経済効果となるのだ。

 これに比べて、多少安いからと言って市外の業者さんに仕事を頼むと、多少の下請けを地元業者として使ってもらったにしても、多くの分は本社に持って行かれてしまい、地元に落ちるお金が少なくなってしまう。
 
 結果としてお金が地域を余り回転しないので、地域経済は拡大しないというわけ。

 ではどれくらいのお金を地元に落とすとどれくらいの経済効果となるか、という試算が産業連関という形で示されるのだが、これがまたなかなか「これだ」という決まった形にならないのだ。

 だから上記に述べたことも、一般的理論としてそう言えるけれども、では果たしてどれくらいの差が地元業者と地元外の業者にあるかというのは必ずしもはっきりした形をとらずに、町ごとのケース・バイ・ケースになりがちである。

 これがしっかり示せると、地域経済というものの絵姿ももう少しはっきりするのだが、なかなか難しいのだ。

 そこで出たアイディアが、地域だけで通用する「地域通貨」なる発想。

 でもこれって、最初に誰がどうやって発行するか、ということや、なにか活動をして地域通貨が貯まったときに最後にどうするか、というあたりにまだ難があるようだ。

 市民がこぞって地域にお金を落としてくれるシステムってないものだろうか。

 
【賀詞交換会】
 午後3時から市内のホテルで、新春賀詞交換会。地元の名士の多くはこれに参加すれば年頭の挨拶を済ませてしまえるというわけ。

 衆議院議員の柳沢伯夫議員が来賓挨拶で現在の日本経済についてお話しをして下さった。

 それによると、昨年は景気が良いという実感を多くの国民が感じたのだが、「実は統計的には景気の底は2002年の1月だった、ということの調べがついている」という。

 昨年の2004年11月に政府の月例経済報告で「経済が弱含み」ということを言って、下降局面の恐れがあるということを示したと言うが、実はなんと日本経済は2002年の1月からずっとはいずるような上昇局面であったというのである。

 そうすると、今回の景気の上昇局面は約35ヶ月ほど続いたことになるのだが、戦後14回の景気上昇局面があった中の景気上昇が続いた期間というのは平均で31ヶ月ということで、今回の35ヶ月続いたというのはこの平均をも上回っているという。

 要するに平均的な上昇局面の期間は過ぎて、調整または下降局面に入ったという恐れも充分にある時期なのだというのである。

 しかし一方で識者の中には、「今回の弱含みは踊り場なのであって、再び上昇する」と言う人もいて、未来のことは予想でも予測でも予言でも、分からないことは分からないものだ。

 ただ柳沢代議士はそこで「その分岐点となるのは、アメリカ経済である」と
喝破する。

 「これからの経済動向の鍵は中国経済である」と言う人もいるが、これは「中国経済はアメリカ経済の鏡だから、中国よりはアメリカが重要なのだ」ということらしい。

 日本経済の近未来を見たければアメリカ経済を見よ!要はそう言うことなのね。

 賀詞交換会では地元経済人が一同に会して挨拶がたくさん出来ました。今年もよろしくお願いします。


    ※    ※    ※    ※ 

 ところで、明後日から創発調査でアメリカへ行ってきます。目的はアメリカの町内会的組織の運営と、生涯学習を実践するコミュニティカレッジの実態調査、さらにはシティマネージャーの役割なども学んできたいと思います。

 間違えずにアメリカへ行けるかなあ…。


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こままさ