掛川奮闘記

2004年11月29日(月) 041129_地区集会の千秋楽

 お昼の飛行機で東京へ戻り、新幹線で掛川へ戻ってきました。

 さて今日は、
■最後の地区集会 
■女子学生からの返事 の2本です。

【最後の地区集会】
 夕方に掛川に到着して、夜からは今年最後の地区集会。

 市長は少々風邪気味のようで、大丈夫かな。ここのところ週末の休日もなく(といっても、いつものことですが)、行事に出ずっぱりで、おまけに季節の変わり目と来ているから、市長でなくとも油断は禁物。

 さて、今日の地区集会は市長のお膝元のS地区。会場には100人ほどの市民の皆さんが集まって下さっている。

 この地区は、昭和50年代には市全体の住民の8%ほどだった地区人口が、今や13%にまでなっているという。区画整理などの住宅地開発で最も様変わりした代表的な地区と言えるだろう。

 地区の課題としては、河川・道路の整備や幼稚園再編後の跡地問題が提起された。

 特に河川と道路の整備については、一定のエリアを区画整理によって整備しようと都市計画まで行っているものの、その後にバブルが崩壊したために事業そのものが手つかずになっているのである。

 区画整理事業で、一団の土地全体で整備をするという方針を打ち出した以上、道路だけ河川だけの整備というのは難しいのが現状である。

 実際の社会経済的状況を考えると、もう区画整理は難しいので、この都市計画を改めて、必要なインフラ事業を単体で整備できるように手続きを進めると言うことが、今現在では妥当のように思われる。

 しかし本省に問い合わせてみると、「未だかつて区画整理の都市計画をやめるように変更した事例はありません」とのこと。
 
 少なくとも都市計画の段階では住民や市当局、県までもが区画整理事業を行うということに合意をしたのだから、軽々にその判断を覆すことはいかがなものか、ということなのだ。

    ※    ※    ※    ※

 都市計画という手続きは、関係者からの意見も十分に聴き、有識者が健全な判断を行った上で認められるという前提に立っているから、その時点では少なくとも妥当な判断と言えるはずだが、それが社会状況の急激な変化によって前提となる条件がいくつも変わってしまったときにも守らなくてはならない、とする考えは本省という制度を守る立場と、それによって不利益を被ったり、不便を感じている身からすれば、いささか論点がかみ合っていないようにも思われる。

 制度を守ることが結果として社会全体の公益に繋がるという確信が、これにかんしてどの程度妥当であるのか。
 またこれを誰が判断するのか。

 制度は一度できると、変革するのが非常に難しい。特に国の立場でものを考えると、あるところで認めるとそれは国全体が認めるということになるので、新しい事柄には慎重にならざるを得ないのである。


 だから「特区で行うべき」という意見も出るのだが、現在の小泉経済特区の本旨は、「どこかでうまく行けば、やがてそれを全国で認められるもの」という前提で進められているから、将来とも例外的なことにとどまらなくてはやれないようなものは認められないのである。

 その典型は「カジノ特区」である。これはごく一部で行うので利益も上がるが、全体が行うのであればパチンコと同じことになるので、カジノは特区では認められていないのである。

 都市計画とカジノを同列に扱ったのはいささか失礼と思うが、わが町だけは自由にやりたい、という思いが首長のわがままや独断と偏見、専横に陥らないような制限とのバランスをどう考えるかが問題だ。

 悪い首長を選んだ住民が悪い、という自己責任を貫くことが出来るならばもっと活気のある首長選びもできるかもしれないが、交付税などの財政で首根っこを押さえられている現状ではそれもまた無理な話である。

    ※    ※    ※    ※

 現在の掛川市として最後の地区集会の締めには、オブザーバーからの一言があるのだが、ある方からは「市役所に求めるだけではなくて、自らも何を犠牲に出来るかという問いかけが必要に思う」という力強い市民力に期待する発言があった。

 これから先の自治体運営は、いかに予算を取ってくるかではなくて、少ない予算をいかに強い市民力と一体となって運営し、市民の幸せを最大限にするということが大きな目標になるのではないか。

 種をまいてきた生涯学習がまさに花開くかどうか、が試されているのだ。

 掛川市の地区集会の千秋楽でありました。

【女子学生からの返事】
 先日、「スローライフについて知りたい」とメールを送ってきて、私から「それならば是非掛川を訪ねて下さい」と返事を送った女子大生から、「ご丁寧な対応をありがとうございました。来月にでもお訪ねしたいと思います」というメールが届きました。

 スローライフ関係者の中には「うーん、とはいえ本当に来ますかねえ」とまだやや懐疑的な方もいるが、一応私からのメールを無視せずに返事を書いてきた辺りは立派でしょう。

 あとは本当に訪ねてきてくれるかどうかですが、私は来てくれる方に賭けましょう。いえ、はずれても別に何も差し上げるものはございませんが…(^-^;)。


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こままさ