掛川奮闘記

2004年11月26日(金) 041126_前後五代の代表

 今日から週末は北海道へ行く予定。週末の北海道は天気が荒れ模様で、ちょっと心配です。

 さて、今日は
■創発調査の打ち合わせ
■女性コミュニケーションプロデューサーのZさんにお会いする の2本です。

【創発調査の打ち合わせ】
 いよいよ創発調査も、12月10日の第二回委員会と翌11〜12日に掛川で開催される実践カレッジというイベントが近くなってきた。今日は市長を交えた中間の意見交換会が東京で行われた。

 実践カレッジ自体は、全国地域づくり市町村協議会というこの手の協議会では最も古いものの一つによる、まちづくりの担当者を集めた研修会的な位置づけなのだが、今年はそのテーマを現在掛川市で進めている創発調査の中身にしようということで、内容を詰めているのである。

 第二回目の委員会に向けては、一回目のご議論を受けて調査内容に関係するいくつものキーワードが明らかになったので、それらを展開する方向性や、今後の進め方について意見交換をした。

 掛川からは市長、私、そして担当者たちで、調査スタッフとともに北海道から小林教授もわざわざこのためだけに駆けつけてくださった。ありがとうございます。

    ※    ※    ※    ※

 今回調査でいろいろと協力してくれるはずの、北海道南幌町ではさきの住民投票で合併に反対する住民が過半数を超え、その後の成り行きが注目されていたが、三首長が合併協定に調印をしたとのこと。

 住民投票はとりあえずは、その自治体の判断や決定に対しては直接的な効力は持たないので、首長と議会による最終判断が待たれていたのである。

 南幌町はどちらかというと、江別・札幌などの都会方面を見る住民も多く、そちらからみると後背地に当たる由仁、栗山との合併を、まして長沼町が参加しないことで飛び地となる合併に対して批判的に捉える層がいるのだという。

 議会の賛同は得られると言う判断だったのだろうか、ということにその場ではなったが、札幌に帰って夕刊を見ると、「三町合併を南幌町議会が否決」という見出しの記事が目に飛び込んできた。

 合併協定調印後に議会が関連議案を否決したのは道内で初、とのことで、内容は無記名投票の結果、賛成5、反対7、無効1ということだったそう。

 合併はかなり難しい状況になったようだ。自分の町の行く末に対する原案に住民は最後には「賛成」か「反対」しかできない。

 当局としてさまざまな条件下でベストと思われる案を提示しなくてはならないが、合併などは特に相手のある話だし、自分の思いだけでベストの案が作りづらい事柄でもある。

 住民も年齢などの層で賛否が分かれる場合と、都市に近い遠いという地域性で賛否が分かれることがある。

 為政者の判断は、現在の住民はもちろんだが、祖先から親、自分たちそして子供、子孫という五代につながって首尾一貫していなくてはならないし、それに賛成、反対の票を投じることができるのは「現在の大人だけ」なのである。
 
 真に後世に、先祖と子孫に誇れる判断であったと言われるものでありたいものだ。


【Zさんにお会いする】
 夕方3時半から、作家で現在はコミュニケーションプロデューサーとして書く方面でご活躍中のZさんにお会いした。

 この方とは市長もよく知り合いなのだが、今回の創発調査である「テーマの豊かなまちづくり」に対して、市長からも「何かアドバイスをしてもらってはどうか」という示唆をいただいていたのである。

 そこで調査スタッフと相談をして、「地域とのコミュニケーション」と言う切り口でアドバイスがいただけたら良いね、ということになり、なんとかご支援をお願いしたいと言う相談をしていたのである。

 予算的にも切羽詰っているところもあって、著名なZさんには申し訳ないような形なのだが、それでも意気に感じてくださって、いろいろとワーキングに参加していただけることとなった。

 そこで今日の夕方に少し時間があったので、これまでのような電話ばかりではなく、事務所をお訪ねしてざっくばらんに意見交換をしようと思ったのである。

 3時半のお約束どおりに青山の事務所をお訪ねして、Zさんの最近のお仕事でのご活躍などを教えていただいて感心すること仕切りである。

 お話の話題が豊富なのと、各界の著名人をよくご存知なのですぐに各種の委員会の委員とさせられるらしいのだが、委員になってしまうとかえって本当は実際にやりたい下働き的な業務を受けられなくて、「つまらない思いをすることも多いのよ」と苦笑いされている。

 最近では国土交通省の若手を集めて、国内のマスコミ界の論客に国土交通行政に対する印象や思いを語ってもらって意見交換をするという場をプロデュースされたとのことで、「マスコミの論客、と言われる人たちでも事実をよく知らなくて、結構先入観で批判していることが多いということがよ〜く分かったわ」と目をくりくりさせる。

 一時間くらいと思った会談は一時間半に及び、それでも話題は尽きないようだったが、最後に「そうそう、筑紫哲也さんが話したときなんかは、『掛川の助役なんて立派で面白い人だったけど、個人ではすばらしい国土交通省がどうして組織になると批判されてしまうんでしょうね』なんて掛川の助役さんが褒められていたわよ」と言うので、「それって私のことですよ」と言うと、全くそうは思っていなかったようで、「え〜?そうなの?本当?」と呆れ返っていた。

 「スローライフでいろいろとご縁ができまして」と言うと「あ、そうなんだ」と得心が行ったよう。
 
 全く、どこでどんな人に飛び火してどこでどんなことを言われているか分からない世の中である。世間は広いようで案外狭い。

    ※    ※    ※    ※

 飛行機は順調に飛行して、夜10時半に我が家に到着。千歳からは雪交じりの雨模様。もう冬も近いことを実感する。


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こままさ