| 2004年11月13日(土) |
041113_竹の丸でスローライフを味わう |
一昨日の豪雨は何だったの?というくらい穏やかな晴天でした。天気の変わり方が激しすぎます。これも異常気象の前触れと言えるのでしょうか。 今日は昼過ぎまで惨憺たる家の中を整理して掃除や洗濯などをしていたのですが、「このままでは奮闘記に書くべき内容がない(--;)」ということで、夕方になってまちなかに出かけてきました。
まったく、じっと家にいることができなくなりました(^-^;)。さて、今日は ■みんなで造ろう竹茶室(スローライフイベント) ■非電化暮らしの写真展、の2本です。
【みんなで造ろう竹茶室(スローライフイベント)】 夕方になってから、竹の丸のイベントを見に行く。今日限りのイベントは実際に行ってみなくては一生見られないのだ。まさに一期一会である。
市内三代豪商の松本家が残した竹の丸という名の御殿は、築百年を数え、現在は市に寄贈されていて広く市民の利用に開放されており、スローライフ月間でも最も人気の高い会場である。
特にラーン・ネットワーク(LN)という若手の設計集団がこの竹の丸の復元や利用に対して自主的な勉強会を繰り返したりして、思いを熱くしている。
今日はそのLNが主催する「みんなで造ろう竹茶室」というイベントが竹の丸の庭で行われた。
これは、LNとこれまた若手の作庭研究グループである「愉会」との協力で行われたもので、親子で竹を切ったり割ったり組んだり縛ったりして、竹による囲い空間を作り上げたのである。
LNの皆さんは、これまでもスローライフ月間中に段ボールを使って子供たちに自由な建築空間をつくってもらう、というイベントを何回も行ってくれていて、最近では他市のスローライフ月間にも招かれるようになったとか。
今日は段ボールからちょっと高級に竹を素材としたイベントに仕立てたのである。
できあがった作品は、竹のインスタレーションと言うか、竹組空間というか、不思議で大きな竹細工といった感じ。
広さは畳三畳ほどの敷地を竹で囲いつつ、屋根は割った竹で曲線状に何本もの竹で屋根らしくあしらわれているが、雨を凌ぐほどの屋根にはなっていない。 まあ、屋根の気持ちくらいだろうか。
※ ※ ※ ※
私が訪れたときには、もう既に作品の組み立ては全て終わっていて、関係者が憩うているところであった。
ちょうど隣町の袋井市の陶芸家という方が来たとのことで、ご一緒にこの竹茶室にゴザを敷いて、お茶を点ててもらって一服する。
地面にゴザを敷いて座るなどというのは何年ぶりのことだろう。昔々のママゴト以来かな。ちょっと懐かしい雰囲気だ。
この茶室はスローライフ月間中は、このまま竹の丸の庭に置いておけることになっているとか。
是非一度ご覧いただきたいものである。
【非電化暮らしの写真展】 もう一つ竹の丸で行われているのが、金井紀光さんの写真展で、タイトルは「ある家族のアルバムー非電化暮らし」というもの。
これは静岡市の梅ヶ島という山里で1999年から四年間にわたって電気を使わずに家族三人で暮らしていた杉山さん一家をモノクロ写真でとり続けた記録である。
夜はランプの明かりで暮らし、もちろんテレビや冷蔵庫もない。洗濯は洗濯板を使い、ご飯は薪ストーブで炊くことしかできないのだ。
そんな中にも、家族のふれあいや自然の変化を子育てに使う、現代人が忘れてしまったような何かをもっているようで、ほのぼのとした家族愛が伝わってくる。
ただ、我々のスローライフ月間に行っている写真展だとしても、おそらくスローライフに合致するのは「電気を使わない」ということではなく、家族が触れあいの時間をゆっくりと積み重ねてきたというところにあるのではないか。
現代生活の利便を活かしつつ、ちょっとだけ立ち止まって「このままで良いのかな」と振り返るところから、一人一人のスローライフが始まるのだと思うのだ。
それが文化生活の否定だとしても、その先に家族の幸せがあるのならそれでもいいんですけどね。
要は、考えずに現代生活の恩恵を「むさぼっている」生活を反省するという気持ちなんだと思うのだけれどどうかな。
でも写真の三人家族の笑顔はとっても明るくて幸せそうでした。
幸せってなんなんだろうね。
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