掛川奮闘記

2004年10月23日(土) 041023_「ちっちゃな文化展」

【掛川へ】
 前日が東京泊まりで、朝一番5時半に起きて、6時23分発の名古屋行きの新幹線に乗って掛川へ向かう。

 夕べは興奮して朝3時近くまで眠れなかったので、睡眠不足気味。新幹線の中では爆睡で、8時7分に掛川到着。

 すぐに家に戻ると、大須賀町の蕎麦打ちに参加してくれる掛川蕎麦研究会のメンバーが迎えに来て、着替えもそこそこに蕎麦打ち道具を積み込んで蕎麦道場の会場に向かう。

 さてさて、今日も一日が長そうだ。

【大須賀町ちっちゃな文化展のそば道場】
 朝九時過ぎに現地の大須賀町川原町公民館に到着。道具を降ろして、少しメンバーに試食用の蕎麦を打ってもらおうかなと思う間もなく、蕎麦打ち体験希望者が来て、蕎麦打ち指導が始まる。

 本当は10時からという予定だったのだが、9時半時点でも何人かの希望者が来て待っている状態ではそんなことも言っておられずに、蕎麦打ち指導の開始である。

    ※    ※    ※    ※

 公民館の中では、県職員のMさんご夫妻を始め、近在の蕎麦打ちの腕に覚えのある皆さんがこの大須賀町の「ちっちゃな文化展」の支援のために集まってくれている。

 もちろん、私も皆さんとは既に顔なじみなので日頃のご無沙汰を謝りつつ今日のイベントへの気持ちを高める。

 公民館の中では5つの座って打つのし台が用意されていたが、それに我々の立って打つ台が二つと、袋井の大島さんが持ち込んだのし台が設置されて、全部で8つの蕎麦打ち場所が用意された。

 指導が出来る人材もそれなりに集めたのだが、8つの蕎麦打ち場所では足りないくらい次から次へと体験希望者が訪れて、予約をして行く。

 待っているお客さんには申し訳ないが、一つの台で蕎麦打ちが完結するまでには大体40分くらいは掛かるので、予約の1時間待ちくらいはざらである。

 その間にすでに始めている人の姿を見てもらうことは蕎麦打ちの勉強になって良かろうと思うが、指導する側としては目の前のお客さんに対応するのに精一杯である。

 そのうちに知人もたくさん訪れてくれて激励してくれるのだが、朝早かったのと寝不足が効いてきてなかなかしんどい時間帯となった。

 やがて試食用として大玉を打ったりしていて、あっという間に昼飯も食わずにもう1時過ぎになっていた。

 疲労もピークに達しつつ、さらに蕎麦を打ち続ける。終いには、見かねて知人が栄養ドリンクを差し入れてくれるくらいであった。

 試食用の蕎麦もあったが、食べられずにいた人も多かった。残念、つぎがあったら食べていって下さい。


【ちっちゃな文化展】
 蕎麦道場が終わったところで、大須賀のまちなかを見学しながらちっちゃな文化展を見学する。

 大須賀町の古い通りの中には、昔ながらの町家がそのまま残っていて今もそこで生活をしている風情が豊かにある。

 ちっちゃな文化展は、そんな町家をお借りして内外の様々なジャンルの作家たちが展覧会を行っているのである。

 同じ作家が同じ町家をお借りしてもう今回が6回目の文化展となれば、町家の家主の方が家の中を改装したりしてくれて、作家たちの方がさらにその心意気に感じてやる気になるという、相乗効果が見られるという。

 我々が見学した頃にはすでに日も落ちて、薄暗くなりかけていたが、家の前に飾られたぼんぼりからはほのかな明かりが見られるようになり、日中とはまたひと味違った醍醐味があった。

 古めかしい町家が今も残り、それがそのまま生活の場となっている現実と、さらにはそれを利用した作品展という風景に、自分自身回っていてただただ口から出てくるのは「あー」とか「うーん」とかいった感嘆詞ばかりであった。

 掛川とはまた違った独特な文化圏の中に生きている地域の息づかいがよく伝わってくるイベントでありました。

 いいなあ、まったく。

【作家さんとたちの出会い】
 夜に、大須賀町の水野助役との約束で会食を共にする。

 「参加してくれている作家さんたちに紹介しますからね」と言われていたのだが、藤田泉さん、瀬川明子さん、山下淳子さんをご紹介して頂いて、楽しいひとときを過ごすことが出来た。

 町並みも人の出会いもが絵になる町が横須賀地域のまちなみである。

 日中は大変な人だかりだったという。この魅力を内外の人たちが認識し始めたのだろう。来年以降、合併をした後も続けて欲しいし、さらに魅力を増して欲しいものだ。

 面白い、実に面白い。
 
 


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こままさ