| 2004年10月08日(金) |
041008_塩の道会議と馬琴師匠 |
【台風接近】 台風22号が発生して、進路が静岡県めがけてまっしぐら。今年は台風が上陸する回数がやたら多い年だが、静岡県はなんとか大きな被害もなく凌いでいたのだ。
しかし今回の台風はストレートに静岡県めざして突き進んでいて、不安である。今日も朝から雨で、秋雨前線もいよいよ活発化していてこの雨が降り止まない。
午後からは市町村連携サミットの一つである「塩の道会議」が小笠町で開催されるのだが、なんとも残念な天気だ。
週末のお祭りもどうなる事やら。
【塩の道会議】 お昼に顧問のお一人の亀井千歩子さんを駅で出迎えて、花鳥園へお連れする。亀井さんは様々な旅の名所紹介記事を書かれているが、花鳥園は初めてだったとのことで、鳥たちが人間に慣れている様子に感心すること仕切。
オーナーの加茂社長自らが園内を案内して下さったが、「ブラジルから取材に来ていまして、そちらの対応もあって途中失礼します」とのこと。何でも園内にはブラジルの鳥たちも多いのだそうで、その辺にブラジルの放送局が注目して取材に来たのだそうだ。 「あなたの国の鳥ですよ、と言うと喜んでくれますよ」とのこと。
花鳥園はちょっと見ないでいると、中の造作がどんどん変わってしまうので、一度行ったくらいで安心してはいられない。社長自らより良いオペレーションに向けてどんどん中身を変えてしまうのだ。こういう素早い対応は公共施設では出来ないものだ。
花鳥園では最近食事としてお蕎麦やら餅米の五目ちまきなどの提供を初めてこれが好評なのだそうだ。特に蕎麦は、蕎麦粉を挽き臼で粉にするのではなく、「昔風に突いて粉にしているんですよ」とのこと。手打ちではないにしても、なかなかこだわりのある蕎麦になっている。ご賞味あれ。
亀井先生にはまたいろいろな場面で掛川を紹介いただきたいものである。
【塩の道会議〜講談師登場】 さて午後は小笠町で、会議を構成している47市町村から首長さんや担当者が集まって第10回日本海〜太平洋塩の道会議が開催されるのだが、この会場がなんと國源山正林寺というお寺の本堂をお借りして行われたのである。
この寺は1517年に今川氏親が父義忠戦死の地に建立した菩提寺である。今川氏は1550年代に義元の時代に戦国大名として全税を迎えたのだが、永禄3(1560)年に義元が桶狭間の戦いで織田信長に敗れてからは翳りが見られ、やがて永禄11(1568)年に武田信玄が駿府に侵攻し滅亡へと向かうのであった。
そんないわれのあるここ正林寺であるが、広い本堂があるのでここを利用して関係者や一般市民町民も参加しての塩の道会議にしようというものである。
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会議は開会に開催地町長の黒田町長と代表世話人役としての榛村市町からの挨拶があり、基調講演に移る。
基調講演は、写真家の竹林喜由氏。竹林さんは2001年に第10回林忠彦賞を受賞されたカメラマンで、塩の道の風景を撮っている方である。この方の写真をスライドで展開しながら、印象などのお話しをして頂いた。
続いての趣向は講談師六代目宝井馬琴師匠による「塩の道物語」が披露された。プロの講談師が自分のやりたいようにやるのではないこういったお話しをどのようにまとめるのかは非常に興味のあるところである。 会場の多くの市民町民も、この講談を聞きたくて集まっているようだ。
講談は、担当者から師匠に対して関係する自治体の名前や資料が届けられていて、師匠はそれを元に臨機応変にお話を展開するという趣向であった。
東海道の宿場や地名を蕩々と紹介する「文字鎖」や、三方原の合戦などは講談の二大テキストだとかで、時々講談の世界に持って行くと聞いていてほれぼれする語り口である。
「奥さんを大事にして下さいよ、『女房を怖がる奴に銭が増え』ってねえ…」、「健康は大事ですよ、『健康になるためなら命もいらねえ』ってね」 ときどきこぼすジョークでも、聴衆の側が面白がって聞いているので受ける受ける。
話題は田沼意次から清水の次郎長、森の石松、江島まで人物紹介になる度に講談の世界へ入り込む。プロの技を十分に堪能できる時間でした。こういう趣向は良いですねえ。地域の歴史や文化を笑いで紹介できて会議の堅苦しさもが消えるというものです。
よい参考になりました。
【塩の道会議本編】 今回の塩の道会議では事務局としていろいろと相談をすることがあるのだが、一番大きいのは、会費を払えない自治体が出たと言うこと。
今回は宮川村と中川村の二つの村から、「合併をしないという決断をしたので、様々な財政見直しの一環としてこの塩の道会議の会費を払えない」という申し出があったのである。
一応規約には会員は会費を払うと言うことになっていることから、この会員資格をどうするかということになるわけだが、今回は「名目会員」として会議の構成にその名を残すことでどうか、という提案をして了承された。
またこの春から3ステージで行われた塩の道ウォークの報告や、この11月に都市再生モデル調査の一環として自転車による塩の道踏破をめざす「ロード・オブ・ソルト」をNPO法人スローライフ掛川が行う、と言うことが報告された。
いろいろな形で地域連携を盛り上げようとしている活動を広げたいものだ。
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