| 2004年09月17日(金) |
040917_北山孝雄さんを訪ねる |
【道の駅の起工式】 日坂バイパス沿いに建設予定の道の駅「掛川」だが、今日は物産販売所の建設安全祈願祭が執り行われた。
式典には市長を始め市の幹部、テナントとしてご協力をいただくことになっている「時の栖(すみか)」の庄司社長、地元地権者の皆さん、その他設計、施工、管理運営の関係者などが集まって下さった。
式典が始まる前の庄司社長さんとの雑談。庄司社長は実業界の実力者として「時の栖」を始めとする多くの集客施設を成功させている方なのだ。
最近では時の栖のなかに、茶目・湯殿という温泉施設を作ったのだが、こちらはなんと全国的にも珍しい、18歳未満お断りの温泉となっている。
別に混浴だとか特別な施設があるわけではないのだが、静かで優雅な空間と時間を楽しんでもらうためには子どもはお断りという訳。大人に大人気なのだそうだ。
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「ご商売のコツってありますか」とお尋ねをしてみると、 「お客さんは道路から低いお店には入らないんですね。一段でも二段でも階段で高いところなら入るんです。これって不思議ですけどね」 …なのだそうだ。商売の人間心理って面白いものがある。
【北山孝雄事務所にお邪魔する】 昨年スローライフ講演会でお世話になった北山孝雄さん。安藤忠男さんをご紹介頂いたことのお礼と、その際におかみさん会の山本さんに「掛川のまちづくりのイメージがあるんだけど、事務所へ遊びに来て下さい」というお誘いに乗る形で、山本さんと街中再生室の佐藤室長と共に事務所をお訪ねする。
北山さんのイメージは、やはり20年や30年などと言う長いスパンで物事を考えると、ハードは残ってもコンテンツ(中身)が生き残れないのだ、ということ。
「最近東京駅の北側にまたすごい再開発ビルが出来ましたので言ってみて下さい」と言うから、さぞ面白いのだろうな、と思ったら、「あんなん作って、もう大失敗作ですわ」ときた。
「失敗ですか?」 「そうですよ。ごっつい吹き抜けを作ってそこをエスカレーターで高いところまで連れて行くんですわ。あんなん怖いだけで、なにを見せたいんかなあ。もうあんなのたくさんちゃうやろか」
「怖いもの見たさとか…(^-^;)」 「そういう面はあるでしょうが、最初の一年ですよ」と手厳しい。これは見てみなくてはね。
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北山さんの掛川のイメージは、「身の丈にあった小都市」というもの。「掛川ならまだいろんなものが残ってますし、報徳社の門も面白かった。今は認められていないんだけれど、町中には木造の4階建ての建物を造るとか、そういうイメージなんだよね。
「何かしようにも、町中の人たちの気持ちがなかなかまとまらないんですよ」と愚痴を言うと、 「まとめる前に自分だけ、やったらよろしいがな。自分の建物だけでもそうやって作り替えたらよろしい」
「ゲリラ的にあちこちから火の手が上がると面白いですね」 「そういうことです」
「地域をまとめるのには時間もかかりますしね」 「あなたも自分の残りの時間を考えた方が良いかも知れませんよ。僕なんか、プロジェクトの依頼があっても『これいつできるんかな〜』と思って、死んでから出来るようなものじゃ面白くないですもんね」
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事務所の若手が『住んでみたい町』というイメージで描いた平面図は、掛川そっくりで笑った。一度掛川を見て欲しいものです。
なかなか刺激的な時間でしたよ。気持ちがもっと盛り上がらないかなあ。
明日は長野県の上村を訪ねてみようと思う。一生に一度のことかも知れないし。
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