掛川奮闘記

2004年09月13日(月) 040913_50年に一度のフラッシュ





【合併に向けた調整会議】
 一市二町の首長と助役が集まって、月に一度の割合で合併に向けた調整会議を行っている。

 今日もいろいろな調整をするのだが、細かいことで一市二町の間に微妙な行政運営の手法の違いが明らかになる。

 町内会の単位である各区にいろいろな役員があるのだが、大須賀町には各区に必ず男女共同参画推進委員という役が割り当てられている。

 大須賀町は県内でも最も早くに男女共同参画条例を作った町なのだが、それを推進するために町内会ごとに男女共同参画推進委員を置いているのである。

 掛川も「男女がともにつくる安心とゆとりの掛川条例」という名の男女共同参画条例を昨年作ったのだが、それを推進するために各区にその推進委員を置くところまではいっていない。

 せいぜい市内全体を対象に女性会議を開催して女性の地位と意識向上を図っているくらいなものである。

 そこでこういう組織を新市ではどのようにするか、ということなどが話題となるのである。大須賀町長の主張は、「本当に男女共同参画などの施策を推進するためには、区に役員を置かなくてはできない」というものだが、消極的な立場からの言い分としては、「そうは言っても、区長ですらなり手がいない、と言われる昨今、極めて特殊な役員をおくことは無理ではないか」というものである。

 意見は平行線をたどって、結局は「新市において調整をしよう」ということに落ち着いたのだが、考えてみれば各種の条例なども新市になれば、施設の管理条例などどうしても設置しなくてはならないもの以外の、ビジョン・理念型の条例は一度全てご破算になるというのが、対等合併の姿である。

 だから、男女共同参画推進条例も一度はなくなって、新市においてその有り様が新しい首長の方針の下で策定される、と言うことになるのだろう。

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 そう言えば掛川にはいろいろと先進的な条例も多く、市民が美しい環境の中で、健康で快適に生活できるよう、緑と花をいっぱいにしていこうと、昭和55年3月に制定した「花と緑で美しい環境を作る条例」なあんてのもあるのだが、これなども、一度はちゃらになってしまうのだ。

 いろいろな積み上げを一度崩して再構築するのが合併である。悪い因習や慣習はこの際廃止をして、今まで出来なかったようなことをこれを機会に始めるというのも良さそうだ。

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 水洗トイレで水を流すことを英語でフラッシュ(flush)と言う。フラッシュバルブとか言うでしょ、あれです。

 川などが増水して洪水になることもこのflushを使うのだが、河川生態上は、増水することでその生態を維持している植物などもあるのだ。古くはナイル川下流の農業の繁栄も、ナイル川が肥沃な土を上流から流してくれることで維持されていたという面もある。

 50年に一度の制度のフラッシュというのは、生き物としての自治体の生態的必然なのかも知れない。

 お国にはこのようなフラッシュはないので、法律が溜まる一方だ。この法外もなんとかしなくてはいけないのだが、なんともならないので地方自治体が頑張るしかないのである。

 合併まで後半年足らずである。
 


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