掛川奮闘記

2004年08月09日(月) 040809_「学力の商人」

【部課長会議】
 月曜の朝は部課長会議。今日のお話しの最初は、「健康づくり推進協議会」で、95歳以上で介護保健の世話になっていないお年寄り43人に対して健康の秘訣について訪問聞き取り調査を行うというお話し。

 43人の内訳は男性11人で女性が32人で女性の方が優位だが、ここまで健康な方たちの食生活、生活習慣そして人生に対する考え方などを伺おうというもので、健康に生きるとはどういう事かを達人に学ぼうというのである。

 95歳以上はお一人ずつ訪問するのだが、同様に介護保健を使っていない90歳以上の方には郵送アンケートを、85歳、80歳のかたには年輪の集いで集まって頂いたときにアンケートを行うことにしている。

 実はそのコツは判っているのだが、要はそれができる人とできない人の差なのかも知れないけどね。
 しかし、どうするとそれが出来るのか、というのが案外コツだったりして、本当のコツはどこにあるのかなあ。

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 東京混声合唱団の公演が8月22日の午後2時から生涯学習センターで行われる。この合唱団は日本で唯一、合唱で飯の食える合唱団だという。

 実はこの合唱団を招くのには国からも文化補助をいただき、市からも300万円の補助が出されているにもかかわらず、まだ券がたくさん売れ残っているという。

 今回を逃せばおそらく二度と聴くことが出来ない、絶好の機会だろう。是非とも生涯学習センターに申し込んでいただきたい。ちなみにチケット代は、大人2500円、中高生1500円、小学生500円です。

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 市長が8月3日に講師として行った教育講演会の話題。タイトルは「教育と人生とまちづくりの関係を考える15講」というもの。

 「1.少子化・高齢化・都会化の子育ては」に始まって、「15.新掛川市は実にテーマの豊かな都市」までの15講には、これまでの市長のまちづくりそのものがぎっしりと詰まっている。

 中でも、現在の都会における私学人気と公教育との違いについてのお話しは興味深い。

 実は市長がかつて中教審の委員として出席していたときに、初めて文科省が塾の代表者を委員として迎えたときがあったのだそう。それまで文科省は塾というものを認めていなかったので、教育審議会に参加してもらうと言うことはなかったのだが、このときに初めて塾を認める形にナット言うことなのだ。

 そしてその場で会の場で「なぜ塾が必要か」という論争があって、塾経営者が「社会のニーズに応えていると言うことです」と答えたときに、公教育擁護派の委員から「ニーズがあるから応えるというのでは、武器を売る死の商人と一緒ではないか」と応じ、それに対してまたまた塾経営者から「学力の商人のどこが悪い!」と気色ばんだ場面があったのだそうだ。

 言葉を面白がる市長としては、「学力の商人」という言葉が印象的だったようなのだが、要は「知・徳・体のトータルバランス」を教えなくてはならない公教育と、一点突破の学力を身につけさせるという私学との永遠の争いなのだという。

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 しかし私が思うに、採用になれば簡単にクビにはならない公教育の教師と、移り気な学生を相手にして頼られて生徒が集まらなければ倒産するという恐怖を日々感じながら教育を売っている塾の先生とどちらに必死さがあるかと言えば答えは歴然としている。

 評価と言うことが伴わない仕事の成果は往々にして質が落ちるし、逆に言えば質の高さを適切に評価できるシステムを持っていないことも問題だ。

 これは学校教育の世界に限らず、公務員世界全体につきまとう問題である。ある自治体では自治体業務全てを民間に委託しようとして、様々な軋轢の中で断念したということがあった。

 時代が変わってこのようなことが本当に行われるようになれば「公務員という身分にのみ許される特権的役回り」などはたちまちぼろぼろの袈裟になることだってありえるのだ、という恐れを心のどこかに抱くことは有意義なことのように思われる。

 常に畏怖の念を持って自己を磨き、最善を尽くす気概をもつものだけがやれるのが公務員や教師、ということになる時代が来そうな気もする。

 油断だけはしないほうが良い。そういう姿勢は必ず外に伝わるはずである。 


【道路推進協議会設立】
 市道なのだがもう何年も手がつけられずにいた、市道桜木細谷線の推進協議会が設立された。会長は市議会議員の豊田勝義さんに決定。

 この路線は農道と国交省道路とのせめぎ合いの中で一定の整理を行い、ここまでは農道として整備をしてここからは国交省道路事業で整備をすると決めたのだが、農道だけはどんどん進捗して終わってしまったにもかかわらず、道路事業としてはほとんど手が着いていない状態が長く続いていたのである。

 今年になって調査費を計上して、基礎調査などを行うことにしたのだが、これに関連して地元として様々な調整を行ったり要望活動を行うための組織を設立する動きとなり、今日に至ったわけである。

 これからは互いに連絡を取り合って協力しながら事業進捗を進めたいものです。よろしくお願いします。

【万年筆】
 万年筆を買ったのが嬉しくて、せっせと残暑見舞いの葉書を書いていたが、たった2日でカートリッジ一本を使い果たしてしまった。

 さすがは太字の万年筆で、太く大きな字が書けるのはよいのだが、反面インクを大量に消費すると言うことが判った。でも字を書くのが楽しいというのはよいことだ。
 
 良い道具を買うということには、物欲を満足させる以上にその道具を使うことに対する喜びを倍増させる効果がある。

 やっぱりワープロの文字よりは下手でも自筆がよいのでしょうね。自分で良い道具を買う、というのはやっぱり良いことだ。



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こままさ