掛川奮闘記

2004年06月11日(金) 040611_6月議会初日〜病院と水道

【6月市議会本会議初日〜】
 朝早くに東京から出てきたので疲れているが、6月議会の初日である。

 6月議会は一般会計の補正予算や請負契約のうち金額の大きなものについての議決を求める案件、その他議会の議決を要する案件などがある。

    ※    ※    ※    ※

 6月議会の中では公営企業会計の議会による認定というのがある。我が市の特別会計は病院会計と水道会計の二つである。

 病院会計は今の新病院になってから20回目の決算である。中身としては入院・外来とも患者数は前年度に比べて増加して、外来収益は2.5%増加となったものの、入院収益が診療単価の減少で1.3%の減収となり、医業収益全体では0.1%の増加にとどまった。

 そしてわずかながらの医業外収益とあわせた病院事業収益は89億4,687万円で、支出に当たる医業費用は89億3,938万円で差し引き749万円の純利益の計上ということになった。

 中身で言えば、純粋な医業での収支は2億9千万円程度の赤字なのだが、地方公営企業法に則って経営に伴う収入を充てることが適当でない経費や、高度医療・特殊医療などはいかに能率的に行っても収支を合わせるのが難しく、こういったものについては地方公共団体が負担するものとされていて、こういったものには一般会計から繰り入れを行っている。

 昨年度はなんとか利益を計上することが出来たものの、16年度は診療報酬が1.05%引き下げられたこともあり、なお一層病院経営は厳しくなるものと予測されている。

 しかも地方の病院の医師確保は、高度医療のチーム制などから医師が大都会志向になり、非常に難しくなっている。

 我が市立病院でも昨年度後半の半年間は産婦人科の診療が出来なかった苦い日々であったし、周辺の地方病院でも産婦人科の閉鎖や脳外科の閉鎖など、いくつかの診療科目において医師不足から閉鎖に追い込まれているところが増えている。

 良い医療環境と教育環境が整っていないと言うことは、買い物環境や娯楽環境がないなどということよりも遙かに地域から人が離れる要因となるだろう。

 以前にも書いたが、かつては大学の医学部には医局制度が幅を効かせており、教授の意向で人事異動がなされるということがあったが、今ではこのことがアンチ権威主義の名の下にマスコミなどから批判されてその影響力を失いつつある。

 医師が「包丁一本〜♪」ならぬ、腕一本で好きな病院へ移れる時代になりつつあるのだが、ぎゃくにそのことは強い権限で派遣する権威力を失うことであり、都市に比べて魅力の少ない地方においては著しく医師の確保を不利にしているのだ。 

    ※    ※    ※    ※

 水道企業会計も決算を提出している。

 水道の事業では、区画整理地内での配水管敷設工事やちょっと昔の配水管である老朽石綿管の布設替え工事を実施しているし、もちろん給水業務も予定通り実施されている。

 水道事業収益は19億1,937万円で対前年度比0.5%の増となり、一方水道事業費用は17億1,036万円で対前年度比2.1%の増となった。差し引き、純利益として2億901万円を計上することができたのである。

 さて水道では配水した水とお金になる水の比率を有収率と言うが、この比率がここ5年間急激に上昇している。今までが老朽石綿管が多かったこともあって、漏水が多かったのだろうが、これが新しい鋳鉄管に変わることで漏水が少なくなっているのだろう。

 有収率は県内21市の平均が86.4%なのに対して我が市は94.3%と高率であり、喜ばしい限りである。
 慎重な審議の上、よろしくご認定して頂きたいものである。


【奮闘記の効用】
 現在環境保全課が中心となって、市として環境ISO14000の取得に向けた手続きを進めているのだが、このたびその第一段階審査が終わったという。

 今回は書類関係のチェックをうけるのが中心で、この第一段階審査の次は第二段階の審査があるらしいのだが、この二段階審査では幹部の環境に対する考え方のインタビューもあるとか。

 ISOのまとまりとこれからの市役所の取り組みについて、以前この奮闘記でも書いたのだが、環境保全課でそのときの文章をコピーして見せたところ、「それなりにやられているようですね」という評価だったとか。

 こうして外に向かって表現して行くことの意外な効用もあるものだと思ったわけ。さて、市役所職員ももちろんだが、市民の皆さんへも環境への真に真面目な取り組みをお願いしたいものである。



 < 過去  INDEX  未来 >


こままさ