掛川奮闘記

2004年06月05日(土) 040605_まちづくりは姿形から、さ

【合併議員懇親会】
 掛川と大東と大須賀の、一市二町の合併話が進行しているが、今日はその一市二町の議員による懇親会を開こうということで、大東町の海岸で地引き網をすることになった。

 天気は快晴だが、気温はそれほど高くなくてすがすがしい。掛川市議会のメンバーは、市役所で集合してバスで大東町へ移動した。昼食の会場で二町の議員さんたちと合流してそれから浜へ向かった。

 浜では我々約40人以外にも、一般からの参加の人たちもいて、50人くらいで網が用意されるのを待っていた。やがて船が一艘沖へ向かい、網に引き縄がつけられて浜で引き上げられるようになった。

 地引き網は早く引っ張ると網だけが寄ってしまうのでゆっくりと引くのがコツだそうだ。そうやってゆっくりと引っ張ったものの、結局獲物は30センチくらいの魚が2匹と、鼻のとがった45センチくらいの魚が一匹で、あとは雑魚ばかり。

 まあ獲物は少なかったが、一市二町の議員さんたちが協力して一つの事をしたというイベントとしては成功だ。天気も良くて良かった。

 海へ足を入れるのは久しぶりだなあ。


【まちづくりは姿形から】
 地引き網の後は、大東町の料理屋さんで参加者全員による懇親会。昼間からお酒というのもたまには良いだろう。

 たくさんの議員さんたちに酒を注いで歩く中で、大須賀町の町長さんに次に行き四方山話をしていると、「小松さん、まちづくりは姿形から入らないと駄目だ、と私は言っているんですよ」とのこと。

 「それはどういうことですか」と訊くと、
 「まちづくりを理念や理屈先行ではできないということさ」とおっしゃる。

 「たとえばね、横須賀にお城があるでしょう。そうすると昔の城内という地区がある。そこに対して、『本当に地区を盛り上げたければ、たとえばここの住人は65歳以上になったら全員ちょんまげを結ってくれよ』って言ったのさ。女性はお歯黒だよね。そうしたら、馬鹿かってまあ言われたよ」

 「でもさ、本当に地域がそれでまとまってちょんまげでも何でもやれるんだったら、着るものも変わってくるでしょう。そうしたら全国から見に来るぜ、本当に。そこで、まちづくりは理屈や理念じゃなくて、姿形から入れ、と言うわけさ。なんでも形で見せなきゃ駄目なんだ…。そうしたら、そういった後の選挙でみんな反発するかと思ったら随分協力してくれましたよ、はは…」とのこと。

 この話のついでに、森町のチンドン屋さんで有名なまちづくり活動家の話になったのだが、その方も姿形でまちづくりや笑いを示すと言うことで、町長の考えと同じ事を言っているのだそうだ。

 「理念よりも姿形で示せ」というのは、改めて考えると深い言葉だ。私の蕎麦打ち活動も、他人に勧めるばかりでは駄目なので自分でやろうという思いから始めたものだが、動機やきっかけはなににせよ、そういう一途な思いにはどこか共通の真理がきらっとこめられているように思える。

 姿形から、うーん、今日は良いことを教わりました。


【蕎麦打ちに招かれる】
 昼間の酒を昼寝で過ごして、夜には市内で蕎麦打ちの出張。訪問先は知らないお家なのだが、「知人がここでやってください」というので、蕎麦研究会総勢6名で押しかけたのであった。

 お宅の御主人Sさんは、既に蕎麦打ちを10年以上やっているということだが、掛川ではあまりそういう同好の士がいなかったらしく、あまり表だって活動することはなかったのだそうだ。

 早速道具一式を持ち込んで蕎麦打ち開始。今日は私はアルコールが入っているので包丁を握らない決心をして、もっぱら若手の指導に当たる。

 会員の何人かは、おろし立ての包丁の使い初めである。おそるおそる切ってみて、手応えの良さに喜ぶ者もいる。いよいよやる気が出るわけである。

 今回から参加の新人のKさんもいて、今日の会合をどう思っただろうか。蕎麦粉がいまいち思い通りの味が出ていなかった。もう古くなったのか、それともその粉自身の力なのかが分からない。

 次回は6月19日のシンポジウムの添え物として蕎麦を打つことになっているぞ。今度は60人前だからちょっと大仕事である。さてさて…。
  



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こままさ