掛川奮闘記

2004年05月09日(日) 040509_能とバカの壁

【参議院議員選挙事務所開き】
 朝から雨の中を浜松まで向かって、某参議院議員さんの事務所開きに出席をする。

 静岡県内は、現在議席数が2で、自民党と民主党がそれぞれ1議席ずつで分け合っているのだが、自民党が現職と新人の二人を公認し、一方で民主党も二人を公認してがっぷり四つの選挙戦になろうとしている。

 自民党公認の新人は中央省庁の官僚で、非常に有望という評判らしく、もう一人の公認の現職議員としても激戦が予想されている。静岡県は全国でも注目の選挙区と言うことになっているので、どの候補も大変である。

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 選挙事務所の開所式は雨の中、浜松市内で行われた。雨中でも近隣の首長、議会議員など大勢が集まって神事が執り行われた。

 各方面からの応援演説が何人もから行われたが、雨の中で大変でした。選挙の公示まであと一カ月半だそうです。

 選挙は現代の関ヶ原である。勝てば官軍、負ければ賊軍だが、何年かに一度しかない、自分の意志を政治に発言する機会である。国民として必ず投票に行きましょうね。  



【掛川で能を観る】
 夜には薪能の催しがあって、お城の前で屋外で行われるという薪能のはずだったのだが、雨のために屋外の能は会場を屋内の学習センターに変更して行われた。夜に薪の明かりだけで行われるという薪能を楽しみにしていたのだが、残念至極。

 今日の催しはお昼の部の上演もあって、雨天の場合はこの舞台をそのまま夜も使うということになっているので、それはそれで安心なのだが、外で観られないのはなんとも残念だ。

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 さてこれらの催しは掛川の4−1−3プロジェクトで行われているのだが、これは財団法人掛川市生涯学習事業団に積み立てられていた基金のなかから4か年計画で1億円を取り崩し、3万人以上参加の音楽文化事業を展開してきたもので、今年がいよいよその最終年度ということになっているのだ。

 これまでにもオペラ「椿姫」やN響の公演など、普段の自主事業ではなかなかできないような事業を行ってきて、市民の心に芸術の素晴らしさが伝わったのではなかろうか。

 今回の「能」は、掛川出身の観世流能楽師の長谷川晴彦さんを中心に、梅若研能会の皆さんの出演である。

 今夜の出し物は、初めが仕舞の「土蜘蛛」、次が狂言で「入間川」、そして最後に能で「石橋(しゃっきょう)」という番組だった。

 狂言ならばまだ日本のセリフが分かるが、能の謡となると日本語が全く分からないものだ。分からないなりに、雰囲気を味わおうとするのが精一杯というところかなあ。

 日本人なのに日本の文化が分からないということは情けないなあ。



【モチベーションの問題は、永遠の課題だ】
 妻から電話で、学校のクラブの関係で関係者がなかなか動いてくれないという悩みを聞かされる。「××さんが全然動いてくれないし、お願いをしても言うことを聞いてくれないけどどうしたらよいのだろうか」というのが問題の中心。

 問題の中心近くにいすぎると、周りが見えなくなってしまうようで、言葉は悪いが「ドツボにはまっている」様子。
 「ドツボにはまったときは、ドツボの全く外側にいる人の意見を聞いてみたら」ということと、「人を動かすんだったら、本屋へ行けば『バカな上司の動かし方』や『やる気のない部下の使い方』みたいな本が一杯あるんじゃないの?」という答えをしておいたのだけれど、分かるかなあ。

 人を動かすというのは組織で仕事をしているなかでも一番難しいことで、それが本を読むことくらいでできるなら、世の中に人事の苦しみはないとも言えるのである。組織で働く大抵の世の中のお父さんは、ほぼみんなそのことで悩み苦しんでいるのですからねえ。

 山本五十六の明言に、「やってみて言ってきかせてさせてみて褒めてやらねば人は動かじ」 というのがある。これなどは人心掌握術のお手本みたいなものだが、分かっていてもこの通りにもできないものだ。

 それに世の中には期待しても応援しても、その期待に全く応えてくれない人種もいるものだ。「言ってもやってくれない」と怒るけれど、世の中には言ってもやる気が起きないか、そもそもやるだけの能力のない人も結構いるものだ、という真理に気づかないと行けないということでもある。

 養老孟司先生の「バカの壁」という本には「話をしても伝わらないこと」の虚しさについて書かれているが、そういう人もいると言うこと。

 組織の中でやる気と能力を少しでも高めるにはどうしたらよいかは、組織の永遠の課題なんだよね。

 え?掛川ですか?掛川市は市役所も市民も頑張ってますよ。うん。

 




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