| 2004年04月21日(水) |
040421_スローライフのNPO |
【第二東名掛川第二トンネル貫通式】 第二東名高速道路の下り線となる掛川第二トンネルが貫通して、その式典が開かれた。掛川第二トンネルは、延長1900m、断面積が180平方メートルという大断面のトンネルで、完成すればこれが三車線の道路となるのである。
式典は、トンネルの出口付近に紅白の幕が垂れ下げられて、工事関係者、発注者である公団関係者、市、県、警察、そして地元の区長さんと近傍の小学校の子供達が参加し、総勢では200人くらいの式となった。
集合場所はトンネル出口から100メートルくらい内側なのだが、目の前には紅白の幕が目線よりも高い場所で張られていて、その幕の向こうがどうなっているかは見えない。
主催者の挨拶の後の冒頭のアトラクションは来賓の皆さんがボタンを押して、発破でトンネルを貫通させるというもの。五つのボタンの前に市長をはじめとする5人が並んで合図でもって、目の前のボタンを押すのだ。
「1分前…、30秒前…、10,9、…3,2,1,発破!」という合図でボタンを押すと、五回の腹に衝撃の来るような大きな爆発音がトンネル内に響いた。トンネルの貫通である。
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貫通の確認という儀式が終わると、そこで紅白の幕が左右に開かれて、50メートルほど進む。するとそこには別な式典会場がセットされていて、お清めが行われた。
主催者式辞、来賓挨拶、樽御輿の入場、鏡割り、などが行われて、渡り初めが行われた。トンネルの向こうにはもう切り盛りの道路の路床まではできている。上り線の方は土ではなくて、こちらは橋の橋脚が林立している状態だ。これからのここには床板がかけられるのであるが、こちらに着手するのはまだ先のようだ。
実際あたりには発破で岩がごろごろしていたり、すぐに片づけたりしたような様子がないので、事務所の所長さんに伺うと、「実貫通は何日か前ですが、そのときには発破は使いません。危ないので最後はブレーカーで開けるんですけどね」とのこと。そうだろうと思った。
式典は無事終了。トンネル開通の縁起物である貫通石は、携帯電話のストラップのアクセサリーという形で配られた。なかなか粋なものです。貫通石は古事記に由来して、古来より安産のお守りとして珍重されている。ありがたやありがたや。
道路公団は現在民営化法案が国会で議論されているが、組織がどのような形になろうとも、第一東名高速の防災の意味も含めた代替路線としての重要度が変わる訳ではない。これからも安全な工事で事業が進捗するようお祈りしています。
【市長ヒアリング】 今日から経済建設部のヒアリング。しょっぱなは都市計画課と農政課だが、以前に書いた、「市長ヒアリングは課長からのプレゼンテーションと言うことを心掛けなくては行けない」という部分を課長の皆さんは既に知っていて、「助役さんにプレッシャーを掛けられて、参りますよ」と苦笑いしている。
ふふふ、制限時間を意識しながら。どういう説明をしてくれるのか見させて頂きますよ。
…と、今日の二人の課長の説明は私の指摘をよく理解してくれていて、端的な説明をしてくれました。明日からもこういう調子でお願いしますよ。
【NPO法人スローライフ掛川】 夜6時半から市内のホテルで、スローライフNPOの設立総会が行われた。このNPOの目的は「社会一般に対して、スローライフの普及、啓発に関する事業を行い、社会福利の向上に寄与することを目的とする」とされている。これが設立されれば、毎年イベントを行うために任意の実行委員会をつくっては解散する、という事をせずにすむし、年間を通じて様々なスローライフ活動を展開したり、情報を提供したりできるというものである。
設立発起人としては18人が名前を連ねており、私もその一人である。名簿の所属の欄には「掛川市助役・掛川蕎麦研究会」と書かれている。蕎麦の会も出世したものである。私以外のメンバーは、建築家、ホテルマン、報道関係者、とはなにか学士の方達、自転車屋さん、おかみさん会など多彩な顔ぶれだ。まあこちらの言葉で言うところの、「どくどい衆(熱くものごとをする人達)」と言って良いだろう。
総会は、開会、議長選出、議事録署名人の選出、議案審議と進む。途中でシナリオの不備で、議長の所へこっそり行って「…ここは、こういう発言をしてください」とごにょごにょと耳打ちをしたりして、裏側はなんともどたばたであった。
予想外だったのは、議案の一つである定款の読み上げに20分以上もかかってしまったことで、総会を30分で終わらせて、7時からは来賓祝辞を頂くスケジュールだったのだがこれが大幅に後にずれ込んでしまった。事前に文字数を数えておけば良かったのだが、なんともドジな話である。
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さて、議案審議の結果、代表を井村さんにすることを了承し、定款や二か年にわたる事業計画と予算計画も承認された。役員も9人を選任した。 面白いのは、議案の中に特定非営利活動促進法(NPO法)の中で確認する事項というのがあることで、「特定の宗教の教義を広めたり、政治上の主義を推進・支持したり、特定の公職の候補者もしくは候補者にある者又は政党を推薦・支持・反対したりする者ではないこと」と、「暴力団に該当したり、暴力団やその構成員の統制下にある団体ではないこと」を確認する、というものである。
最近はNPOという形を取った妖しげな会も多いのだが、とりあえず自分たちはそうではないと確認をしておくのである。
こうして予定された議案はすべて無事に原案どおり承認された。設立総会が無事に終了した。関係の皆さん、ご苦労様でした。ふー、これでまずは一段落だ。
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さて第二部ではお披露目の式典である。
まずは井村代表からの謝辞の言葉があったが、その場でご本人からこのNPOに対して金一封の寄付があり、副代表である山本和子さんがこれを受け取った。代表も【どくどい】なあ。
来賓祝辞をお願いしていた市長からは、「今日設立したということなの?」と訊かれたが、その問の答えは「いいえ、今日設立するという事を確認して、この内容でこれから県に申請をします。認可までには3ヶ月くらいかかる見込みです」というものである。 県とは文言調整をかなり入念に行っているので、大丈夫だと思うが、それなりに時間はかかるのである。
さて、市長からは随分と熱の入った祝辞を頂いた。曰く、「このNPOが設立されると、市としては6番目のNPOになると思います。これまでの内訳は、福祉が二つ、体育が一つ、国際交流が一つ、エコロジーが一つということなのですが、スローライフはその全部に関わると思いますので広い活動を期待します」
「市長として7期目の選挙をするときに、単に当選する可能性が高いと言うことではなくて、生涯学習24年の成果を踏まえた次のステップに挑戦したいと考えたのですが、そのアイディアを東京の知人が『それならスローライフですよ』というヒントをくれました。そのときは、せいぜいスローフードくらいなものだったのですが、そこからが私のオリジナリティで、人間が今日に至る順番のスローを考えたのです」
「つまり、人間として歩くことからスローペース、次にスローな衣食住、そしてスローに年を取り、スローな産業を考える。スローに教育をして、そして最後に人間は旅をする。それがスローツーリズムです」…って、突然一つスローが増えていました(^-^;)。
うーむ、これからは全部で九つのスローになるのかなあ。あとでゆっくりと考えましょう。
面白かったのは、組織に対して人が関わる五つの関わり方の説明であった。市長によると、それは「常連、半常連、ときどき、たまに、名前だけ」という五つがあるのだそうだ。それでいて、「名前だけ会員というのも大事にして欲しい」と言う。 最後に、「そしてそれらの関わってくれる人達の外に、大勢の『縁なき衆生』がいるので、これらの衆生から多くを会員にしてください」という激励の言葉であった。 ありがとうございました。
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このあと、県議、商工会議所会頭、まちづくり株式会社社長さんからそれぞれ祝辞を頂いて、このお披露目第二部も終了である。御出席頂いたご来賓の皆さん、ありがとうございました。
【祝宴】 このあとホテルの10階ラウンジで、軽い立食のパーティで慰労会を行いましたが、市長も含め、来賓の皆さんも参加してくださって、賑やかなパーティとなりました。
とりあえずはこれで県に申請をして、後は認可が下りるのを待つと言うことになりました。良かったー、皆さん本当にご苦労さまでした。
あ、そうそう、今日のこの式典に賛同して、市内の着物やさんの大国屋さんから五協賛として参加者の名前を染め抜いた風呂敷がプレゼントされました。 「大国屋、そちもなかなかやるのう」グッズです。御協賛に感謝します。
さて、地域に根ざしたスローライフNPOとしてはおよそ初めてだと思いますので、これから存分に活躍したいものです。もちろん、資金もそれなりに獲得する術を考えなくてはね。私も蕎麦を打って売りまくりましょうかねえ…(^-^;)。
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