掛川奮闘記

2004年04月10日(土) 040410_日坂でタケノコ掘り

【タケノコ掘りin日坂】
 日坂の知人であるOさんご夫妻をお訪ねして、一日野原で遊ぶ。

 Oさんは専業のお茶農家で、日坂地区でも奥に居住しているのだ。隣家などないところでぽつんと一軒だけその農家が建っている。辺り一面は茶畑か杉林か竹林であり、車の通る音がせず鳥のさえずりだけが聞こえる、そんなところである。

 Oさんの奥さんが人材育成講座である「とはなにか学舎」の卒業生ということで、その同期の皆さんがよってたかってOさんの敷地で遊ぼうという企画なのだが、これにありがたいことに私にも声を掛けて下さったのである。これはいかずばなるまいよ。

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 「私の家まで最近良い道が出来たからね」と言っていたというのでお宅までは言われるままの道を走ってみた。途中までは細い田舎道だったのだが、あるところからは舗装仕立てのちょっと広い道路が出てきた。

 センターラインがあるところまでは行かないが、二台の車が交差できるくらいの車幅である。これは掛川ではまさしく「良い道」に違いない。

 畑地総合対策事業の一環として作られた道路なのだそうだが、途中まではまさにOさんの家に行くための道路としか思えない。一応Oさんの家は道路のどん詰まりではないので、Oさんのための道路ではなかったのだが、少し便利になったようである。

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 さて、本日のお楽しみの最初は「わらび取り」。茶畑の近くの斜面は急斜面ながらススキが刈られていて綺麗である。ここにはわらびがたーくさん生えているのだ。

 植物学的に言えば、ススキとわらびは共生するということになっていて、植物群落として「ススキワラビ群落」という名称があるくらいである。だからススキの生えているところにはわらびがたくさん生える、というわけ。

 Oさんの奥さんに言わせると、「ススキの根本には太いわらびが出やすいから見逃さないでね、ほら、その足下!」というわけで、女性は他人がわらびを見逃すのをことのほか強く注意する傾向にある。

 男どもは多少見逃したとしても、その点はおおらかで「あ、そうですか、ああ、本当だ」といった調子なのだが、女性にわらびを取らせると、なぜだか徹底的に採ってしまう傾向にあるように思うのだが、どうでしょうか。

【本命のタケノコ掘り】
 さて、わらび取りの次はいよいよ本日のメインイベントであるタケノコ掘りである。

 このあたりには孟宗竹もあれば真竹もあって、竹林が鬱蒼としているのだが、タケノコの産地どころか管理の手がとても回らなくて、四苦八苦しているようだ。まさに竹は巨大な雑草然としている。

 今回はOさんのご主人があらかじめ出つつあるタケノコを見つけてくれてあって、木の枝を立てて場所を示してくれていた。それでも素人には「え?どこにあるんですか…?あ、あったあった」というくらい探せないものだ。

 掘り始めてみるとこれが大変。このあたりの地質は粘土質であるために、クワをいれるのに大層力が必要なのだ。おまけにタケノコの回りには竹の根がからみついていて、これを切りながら掘るのは更に大変。
 慣れた人が見るとへっぴり腰と笑われるかも知れないが、素人というものは情けないものだ。

 タケノコの回りを少しずつ注意深く掘り進めるのだが、「なにをもたもたしているの?」と笑われる。慣れたご主人はサクサクとクワを入れては「えい!」と綺麗な形のタケノコを穫るのだが、こちらはさんざん回りを掘り進めたものの最後の一クワがねらい定まらずに上の方に入ってしまい、切り口がぐちゃぐちゃに潰れてしまったりするのだ。

 見ているうちにこちらが掘るよりも三倍は早く、ご主人がぽんぽんと掘ったタケノコを放り投げる。肥料の袋3つに一杯になったところで本日の作業は終了。

 最後にOさんのご主人が掘り出した孟宗竹のタケノコはこれまた大きくて、生まれたての赤ん坊よりも大きい。

 タケノコの場合、堀たては大きくても、皮をむけば結構小さくなると言う印象もあるのだが、それにしても大きいですわ。戦艦三笠の砲弾、と言ってもわかんねえだろうなあ。それにしても結構な運動です。
 クワを持つ手が筋肉痛になってしまった。ひー(^-^;)。

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 お昼もOさんの家でそのまま参加者一同7名でタケノコ飯をいただく。これがまた美味い!おかずはわらびに煮しめ、なんとも味の濃いトマトと、野菜類のオンパレードでこれがまた上等。

 同行のF君が「こんなに食べていいのかなあ!」と感涙にむせんでおりました。いや、本当。

 最後にはタケノコのもうあく抜きをしてあるものと、捕り手がいなくて落ちていたハッサクと夏みかんまでおみやげにもらって帰りました。 
 味は結構良いのでバカには出来ません。

 天気はさわやかな一日。本当に内地の春の一日を堪能しました。ありがとうございました。


【蕎麦研定期研修】
 午後二時くらいまでのタケノコ掘りを終えて、夕方からは今度は若手の弟子たちと共に蕎麦研の定期研修会を我が家で開催した。

 どこか公民館でも借りてやろうかと思ったが、我が家の方が気楽だと言うのでそうしたのだ。しかしこの狭い家に8人の若者が集まってのし台を二つ広げて打つのだから、手狭な道理である。

 粉も古くてもう食べてもコシの出ないような粉はたくさんあるのだが、食べられるほど新しいものは少なかった。

 食べられない粉は打った後で捨てることを前提としながらも練習のために打ってみることにしたのだ。それにしても、会員メンバーは最初の頃から見るとだいぶ腕を上げていて、まあそこそこには打てるようになっているからたいしたものだ。

 今日のレシピはカレー南蛮だったのだが、作っている最中に知人のサトさんから電話があったので「来ませんか」と声を掛ける。
 「全部で三人なんで、ご迷惑ではないかと…」というので、「大丈夫ですから来て下さい」と途中から三人様追加。私の家に11人が座るスペースもなく佇立したままのなんとも窮屈な時間でありました。

 おかげさまでカレーはそこそこ成功で味は抜群。問題は蕎麦の細さかな。

 
 今後の蕎麦研の活動として、スローライフNPOの参加にはいることやあるいは自らをNPO化するということが考えられるがどうか、とメンバーに意見を求めたところ、「蕎麦打ちで地域の人たちとイベントで遊ぶのは大変面白い」という声がある一方で、「NPO活動まではちょっと…」という意見もあった。

 まだこのことで活動を本格化するまでの心構えや自信ができていないらしい。そこで今回はわが蕎麦研としてはもう少し蕎麦打ちの技術向上を不定期ながら目指しつつ、地域のイベントには出られる範囲で出て蕎麦をひたすら打つ、ということとした。

 しまいには酒は入るわ、ギターは出るわで賑やかになりました。しかし蕎麦を打ってから外へ飲みに行く、などという事はとてもできないということが分かりました。

 つまり、7人前後が蕎麦を打てばゆうに3〜4時間はかかるということ。まだまだ蕎麦研メンバーでも手順を飛ばしてしまう事も多いのだ。早く手順だけは覚えて、次に各工程での注意点に気をつける、という事にしたいものだ。

 全てが終わったのは夜11時半でした。みんなご苦労様でした。


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こままさ