| 2004年03月24日(水) |
040324_三月議会終了〜最後の都市宣言 |
【三月議会最終日】 三月議会の最終日。今日で全ての議案の採決が行われるのである。
冒頭で平成16年度予算案について審議。各常任委員長に対して委員会での審議状況の報告を受けて、議長から各委員長への質疑を求める。 普通の議会運営上は滅多にないことなのだが、ここで某議員から経済建設委員長に対して質問が出された。すなわち「経済建設委員会の審議の中で、再開発ビル建設への補助金、負担金に関する質疑が不明確なので、どのような議論がされたか再度伺いたい」というもの。
委員長からは「当局から説明を受けたが、質疑はありませんでした」という回答。すると次には別の議員から「再開発関連事業の予算について別な質問が出されたが、これまた委員長からは「その件についても議論はなかった」という回答が出され、議論は終わり。 質疑が集結したところで、U議員から動議が提出された。それは一般会計予算案中、再開発事業に関する議論を深めるため採決前に会議を開催してほしい、というもの。動議が提出されたからには賛成者がいるかどうかを議員に訊く。
この場合、賛同者が1名いて2名以上になれば動議は成立して、改めて賛成者がいるかどうかを起立採決しなくてはならないのだが、今回は賛同者がいなかった。
この後討論。事前通告により反対討論と賛成討論が行われる。反対討論の要旨は、「一般会計の歳入の中で、三位一体改革により補助金や交付税の削減が地方財政を圧迫しているから…」というもの。やや大上段にすぎるかな。
地方にとっては、与えられる限りの中で最前の予算を組むことしかできないわけで、そのことが反対の材料になるのだろうか。 別な議員から賛成の討論がなされて採決に移る。起立多数によって原案通り可決成立。議論が活発なのは良いことではある。
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議事は進行して、議案第43号の「歩行文化、スローライフ、報徳文化都市宣言」の採決。付託された総務委員会での議論は「可決すべきとするもの」である。ここで質疑を求めたところ質疑無し。
討論の事前通告はなかったが、議長からの問いかけに対してU議員から挙手があり反対の討論となった。反対の趣旨は「合併前の一年を残して都市宣言をするという意味はなにか、という市民の声にどう答えるのか。一人一人が問い続けて欲しい。議員諸兄に問う、市民の声はどこにあるとお思いか」というものであった。
一方で賛成討論は、「『味わいある人生、深みのある暮らし方をして、日本再生・地域自立を進めるため』に行うものであり、多くの議員や区長さんたちの意見も取り入れたものになっている。このままでは日本は駄目になってしまう。この時期に率先して全国に発信することは意義のあることではないか」というもの。
この後採決。起立多数によって、現行掛川市でおそらく最後の都市宣言が可決された。掛川から日本全国に発信する最後のメッセージは聞く人にどう受け止められるのだろうか。
今日は事前の予定にない動議や討論が多かった。活気のある議場はそれに意味のあることだろうと思いますね。
宣言文は今日の最後に載せておくのでご覧いただきたい。
【退職者挨拶】 全ての議事が終了した最後に、今年をもって退職となる部課長の紹介があった。課長以上の職員は6名だが、いずれも37〜38年に亘って掛川市政を支えてくれた人たちばかりである。
代表でT部長が、朗々と挨拶をした。原稿も読まずに一気に挨拶とお礼を述べた。帰り際に市長も「T君があんなに挨拶が上手だったとはなあ」と笑っていた。
長い間お疲れ様でした。これからも健康に留意して、「見識ある一市民」として市政を見守って下さい。
【 歩行文化・スローライフ・報徳文化都市宣言 前 文
掛川市は、昭和29年市制施行以来、先人の努力の蓄積の上に、昭和54年、市制25周年を記念し、全国初の生涯学習都市宣言を行った。その理想を掲げて25年、三層建て生涯学習施設ネットワークによる18項目のテーマとプロジェクトを推進し、掛川市という36景テーマパーク、風格ある緑ゆたかな田園都市を築いてきた。 そして、平成2年には「地球森林・美感活力・徳育安心都市宣言」を行い、平成7年には「戦争と平和の100年生涯学習決議」を加えた。さらに平成11年、生涯学習都市20周年を記念し、今までの宣言を第一、第二、第三宣言と整理し、それらを総括して第四宣言、新都市ビジョンを「自然と農住商工と福祉・レクリエーション施設が美しく共生した考え深い健康市民の大勢いる都市」と定めた。
宣 言
掛川市は、市制50周年を記念し、前文に示す経過を踏まえ、味わいある人生、深みのある暮らし方をして、日本再生・地域自立を進めるため、第五宣言として、「歩行文化・スローライフ・報徳文化都市宣言」を行うこととする。 その目的は、歩行文化運動を徹底し、それを活力源にスローライフと報徳文化を融合し、人間の一生涯と地域テーマパークを教育課程とする生涯学習社会を設計し、市の全家庭が安心安定を得ることである。そのため下記三項目を心がけ努める。
一、ひたすら歩くことにより自己を磨き、自然と地域を知り、日本を知り、志を高くも ち、譲る心を養い、人に迷惑をかけないよう一世紀一週間人生をめざすこと。
一、急ぎすぎた20世紀を反省し、ものと心を大切にする急がない社会に移行するため、 スローライフを実践し「ゆっくり・ゆったり・ゆたかな心」で一生を送ること。
一、分度という物事の関係性と適度・節度という「ほどのよさ」をわきまえ、推譲とい う感謝・ボランティア・奉仕の精神を大切に自然な都市に簡素な生活を営むこと。
以上、歩行とスローと報徳の三文化融合により、学び・楽しみ、考え深い健康市民の大勢いる美しい都市をつくっていくことを宣言する。
平成16年4月1日 掛 川 市
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さあ、どうですか?
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