| 2004年02月06日(金) |
040206_スローライフ講演会in札幌 |
【まちづくり講演会 スローライフのまちづくり】 今回札幌入りした目的である、まちづくり講演会に向かう。
今回招いてくれたのは北海道開発局の都市住宅課なのだが、昨夜空港から直行で資料を渡すためにお訪ねしてみると、知人の建築系の課長補佐さんなどもいて、札幌の再開発事業の話になった。
そもそも今日の会場は駅の北側で駅から徒歩3分である再開発ビルの、エルプラザという会場である。札幌の駅周辺と言うことになるとさすがにまだ再開発事業もいくつか進んでいるらしい。エルプラザについて言うと、60%が公共床として取得されているということである。
そのほかはオフィスとしての業務床で、商業床という面ではわずかに飲食店があるだけだという。
札幌駅周辺では昨年駅ビル直結のJRタワーという高層ビルが完成していて大いに話題になったのだが、ここは床の単価が高いために比較的空いているという。
しかも東京のビルラッシュに2003年問題というのがあったように、札幌には2004年問題や2006年問題というのがあるらしい。要は新しいオフィスビルが建設をされることになっていて、都市の中心部にオフィス床の供給過剰が心配されているのである。
特に、赤レンガの道庁前にかつて合同庁舎があったのだがここに高さ100mの再開発ビルができる計画であり、これが完成するのが2006年なのだそうだ。
国土計画の神様、下河辺先生に言わせると「これから東京と政令指定都市、県庁所在地の中心部には床需要が集中的に発生してミニバブルが起きる」と見ていたが、札幌での行く末が注目されるところだ。
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さて、会場はまさに我々のイメージする多目的ホールと言うやつで、木の床とちょっとしたステージに、移動式の座席が出てくる仕掛けになっているところである。
用意したパワーポイントを移すスクリーンはステージ上に下がるようになっているのだが、椅子の最前列とステージまでは10mくらいの距離があって少々遠い感じもする。しかしスクリーンはとても大きいものなので、用意した映像そのものは見やすくてやりやすかった。
お話のほうは、掛川市の全体イメージと、「農村社会をベースとした地域コミュニティの存在」、「報徳精神の存在」、「北海道開拓と戦後復興における報徳運動の歴史」、「生涯学習とその実像」、「全国で最初のスローライフ宣言とその内容」、「活力あるまちづくりの実践について」などなどについて一時間半話をして、その後約30分ほど意見交換をしました。
地域コミュニティの存在と道普請をするという姿勢がまだ残っているという話などは、感心することしきり。会場からは「北海道は遅れていると言うことでしょうか。またそういった気持ちが少ない北海道はどうしたらよいでしょうか」という質問が出た。
私からの回答は、「『進んでいる』とか『遅れている』ということで言えば、昔からの農村的人間関係が残っているという意味では掛川のほうが遅れているのかもしれません。北海道はそういった関係性を捨て去って、農村のある意味では息詰まるような人間関係を断ち切ったところからスタートした社会でもあるわけで、逆に言えば個々人が自由であると言っても良いのだと思います」
「コミュニティの力が強くて良い面は良い面として捕らえつつ、北海道の特質として自由さの良い面を発揮する地域づくりのあり方もありえると思います。ただし、地域の力が強ければよいという面もあるので、それは報徳精神を引き合いに出すかどうかは別として、『地域の力を高めよう』という主張をオピニオンリーダーたちはもっと情報と主張を発信していかなくてはならない、と思います」といったものでした。
聴衆の皆さんは、こういう話はわりと聞く機会が少なかったろうし、講師も身近な私だったということもあって、結構面白がってくださったように感じました。
また呼んでいただきたいものです。関係の皆さん、ありがとうございました。少しはご恩返しができましたでしょうか。
【幌加内二八】 私のホームページ上で、「幌加内二八」というハンドルネームで登場する方がいたのだが、この方とやっとオフラインでお会いすることができました。
もう何年も蕎麦打ちをしているベテランでありながら、かつ北海道でも著名な街づくりのお仕事をしておられるHさんという方でした。周りからは「え?小松さん、Hさんを知らなかったんですか?」と言われてしまいました。
Hさんは私の蕎麦打ちの知人が多い美唄市でもいろいろとお仕事をしており、共通の蕎麦打ち人を知っているあたりで、一度でお友達になりました。
またHさんからは、さらに「寿都に住んでいる知人からこれを預かりました」と、鮭の天然干しのお土産をいただきました。昔多く見たような気もしますが、最近は見ない鮭の干物です。ありがとうございます、寿都のお友達にもよろしくお伝えください。
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