| 2004年01月19日(月) |
040119_少子化恐るべし |
【部課長会議】 市長が先週、特区推進のシンポジウムに出席した。その際にいろんな方のお話がある中で、「なぜカジノ構想は特区にならないか」というお話が出たという。
伊豆や東京などでカジノ構想が地域経済の新興に有効なのではないかと期待を集めたが、結果としては特区としては認められなかった。これを国のガードが固い、と言えばそのままなのだが、実は特区というのは、「その法律をゆるめてみることで社会実験をして有効ならば全国に波及できる可能性のあるもの」ということがベースになければならないのだという。
そう言う意味では、カジノは一地区で地域振興に有効だったとしても、「これはよい」とばかりに、全国どこへでも波及させることが妥当かどうか、という点でペケになったのだとのこと。
全国どこにでもカジノができてしまえば、やはり地域振興よりは博打によって身を持ち崩す人間が多く出ることの弊害の方が大きいのかも知れない。
それにしても、日本の中で一カ所や二カ所くらいは良さそうなものだがねえ。
【部長会議】 二月定例の部長会議が開かれて、部長以上による情報交換と市長からの指示示達がなされた。
私の意見発表の順番と言うことで、私からは合併の新市建設計画策定における財政シミュレーションについて情報提供。
いくつかのケースが考えられるが、新市建設計画に載ったものは今後事業を実施する可能性が高いので、研究しておいて欲しい、と伝えました。
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興味深かったのは、生涯学習部長からの小学校別の今後の子供の数とクラス編成の見込みについて、という情報。
掛川の中心部から遠い小学校では子供たちの人数が次第に減ってきていて、年度ごとに多少の凸凹はあるものの、今後6年間で約1割ほどは子供の数が減る計算になる。それは、就学前の地域の子供の数を調査すれば分かることで、そのことから、学校によっては今後複式学級を多く編成しなくてはならない小学校もあるのだという。
今でも原泉小学校という川の上流部にある小学校では3・4年生で一クラス、5・6年生で一クラスの複式学級になっているという。
複式学級の授業風景とは、二つの学年の子供が同じクラスの中で背中合わせに座り、それぞれが反対の黒板を見て、一人の先生が授業時間内に片方で授業をしている間は反対は自習、そしてその裏かえし、ということを繰り返すのだそうだ。
授業時間の中に自習の時間帯が多くなってしまうために、どうしても授業への理解が十分になされないおそれがあるという。
目に見える学力の低下があるのですか、と訊いてみると、「とりあえず今のところはそれは感じられない」ということだが、やはり一学年が一クラスで生徒が三人ということになると、『多様な考え方を調整する』などということができない。
子供のことを考えれば、通学手段を補償して大きな学校へ通学させるのが良い、という考え方もあるが、地域に住む住民の皆さんにしてみれば、地域から学校が消えるという事への寂しさやら無念さは想像に余りあることだろう。
少子化になるということは、その子達が大人になったときに結婚して子供を作る母数が減ると言うことなので、今子供たちの数が少ないと言うことは、将来の少子化が必ず起きる、〜少子化がビルトインされている〜ということなのだ。
今後子供の数は加速的に減ることも予想される。もはや結婚や子供を作ると言うことは個人の自由意志の延長上にあるようなものではない、という考え方もある。
しかしながら、少子化を経験した先進的な北欧などの国では結婚観を柔軟に考えて、私生児も大いにあり、男女の差別を一切せずに子育てを社会で受け持つような社会づくりを進めたことで出生率を向上させた、という報告もあるという。
結婚への倫理観をゆるめて子供の数が増えるのと、結婚観をもう一度引き締めて子供の数が減るのとどちらがよいか。 これもまた現在は行政がなかなか関与しきれない問題だ。やはり生きる、命を次世代につなぐという事への思想的、哲学的な思いを家庭も教育の場も伝えないと行けない時代になりつつあるのかもしれない。
そうするとやはり報徳の教えに触れた方が良いと思うがねえ。
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1日中会議でくたくた。結構しんどかった。
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