| 2004年01月11日(日) |
040111_成人式と大須賀のイチゴ |
【成人式】 今年も成人式の日が来ました。ある人に言わせると、「一年で一番いやな日」なのだそうですが、原因はもちろん参加する新成人の振る舞いである。昨年も式の最中に動き回ったり、大声やヤジを発する子らが何人もいて、関係者が眉をひそめたものだ。毎年、全国各地で見受けられることとはいえ残念なことだ。
さて今年の我が市の成人式も、市内全域の新成人に対して会場を生涯学習センターの一カ所で式典が行われた。成人式の対象者数は1,161人に対して出席者は893人とのことで、出席率は76.9%である。
出席率は昨年よりも下がったのだが、対象人数が多かったのだそうで、出席者は昨年よりも約90人ほど多かったのだとか。
そのため、用意した席がほぼぎりぎりで余裕がなく、グループで来た出席者が一団で座れずに、立ったままでいるなどしたために式の開始がだいぶ遅れてしまった。時間になったら座るということも、話に夢中で出来ないんだな。
我々は式の開始までは緞帳の裏側にいて、会場のざわめきと司会の新成人の「式が始まりますので席について下さい!」というアナウンスを聞いていた。いざ緞帳が上がって会場が見えるようになると、やはりまだ多くの出席者が席に着いていない。
開式の言葉を実行委員の新成人の女の子が話す頃にもざわついていたり、その頃になってから祭装束で大声を上げながら入場してきたり、なぜだか祭提灯を下げて気勢を上げながら登場するする男の子もいたりして、なにせ落ち着かない雰囲気だ。後から聞けばもう酒を飲んでいたとか。やれやれ。
会場に席が不足気味なために、固定の席とステージの間にはパイプ椅子が用意されていて何十人かが座れるようになっているのだが、昨年はここにうるさい一団が陣取って終始ヤジを飛ばしていたものだ。 今回面白いと思ったのは、ここの席の八割ほどに女性が陣取っていたことだ。これならうるさそうな一団も陣取れないかも知れない。
後で担当者に「あれは良いアイディアだったと思うけど」と話したところ、別にそのことを意識したわけではなく、グループで立っていた女性の一団が座るところがなかったので、大きく空いていた一番前に誘導したと言うことだった。 意図していなかったにせよ、これはなかなか有効な手だてのように思えるので、来年も積極的にやる価値がありそうに思えた。
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ところがやはり、というべきか、騒ぎたくて仕方のない一団が最前列の空いているところへやってきて座ってしまった。式の最中もやはりこの徒党を組んだ数人のグループが終始ヤジと奇声を発していて、国歌斉唱も静かにはさせてもらえない。なんともまあ…。
市長挨拶と、来賓としての市議会議長ならびに県議の挨拶の間もこれみよがしに立って歩いたり、携帯で電話をしたり、ヤジと奇声である。 その度に、教員から教育委員会へ出向してきている職員が側に行って制止しているが、何度やっても対処療法に過ぎず、職員が側を離れるとまた始まるということの繰り返しである。
私の見る限り、至って真面目な参加者が7〜8割、ちょっと騒がしくて回りと私語が止められないのが1割五分、ヤジを発してしまうのが20人くらい、ホントにどうしようもないな、というのは15人くらいなのではなかろうか。 つまり、約900人の参加者のうち、2%が排除できれば厳粛な式典を行うことが出来そうだ。
式典そのものは、来賓挨拶の後に新成人の誓いを成人代表の二人が述べて、閉会の辞でおしまい。ここまではわずかに二十分くらいなものだが、「一年で一番いやな式典」という言葉が重みを持って分かる。
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さて、そこでどうしたらよいか。
私としては、三振即アウト方式を行ったらどうかと思うのだがどうだろうか。これはサッカーのように、まずイエローカードが出て、積み重なってレッドカードになれば退場というわけだが、サッカーでは二回目で退場なので、野球のようにツーストライクまでは良いがスリーストライクで三振アウトで退場、という訳である。
どのくらいまで騒いだらストライクを取られるかという基準は主催者側にあるのだが、何回かストライクを取られればその基準も分かるというものだ。
二回目の注意を受けた段階で、あとは大人しくしていれば注意を受けずに済むはずなので、分別があればなすべき行動は分かるはずなのだが、何人かは退場になるだろう。 しかしそのことで周囲に対して、場の雰囲気がその行動を認めないと言うことが分かれば抑止力として、雰囲気を治めることに繋がるのではないだろうか。
もちろん、せっかく祝ってもらいに来た者を排除して良いのか、と言う議論もあるだろうが、この数にしてわずかの者のために、真に厳粛に祝ってもらうべき多くの参加者の思いが果たされないとしたら、やはりそちらの方が問題なのではないだろうか。
このことに対しては多くの皆さんからの意見が聞きたいものだし、もし別にこういう事態を収拾する良い策があれば伺いたいものだ。
テレビを見ていたら桜を守る人が登場するコマーシャルで、「放っておかんようで放っておく、放っとくようで放っておかん。そのことが大事」と言っていた。
なすがままに放っておくことは、本当にその人のことを思っていることにはならないと思うが、どうかなあ。 ※ ※ ※ ※
私自身も「成人人生三割説」というのを思っている。戦国時代で「人生五十年、下天のうちをくらぶれば…」と信長が謡ったころは十五歳で元服をしたものだし、調べたことはないが、今の民法ができたころは寿命が七十歳前後で、その頃はまさに人生の三割が二十歳くらいだったのではなかろうか。
今日寿命が80歳になろうとしている我が国において、人生三割説が妥当だとすれば、一人前になるための知識を習得して社会のための準備をするのに必要な時間は二十四年くらいかかると言うことだろうか。だとすれば今の日本で二十歳という時はまだまだ子供だということか。
その一方で、個人個人で見ればしっかりしている人も大勢いると思うのだ。この矛盾はどう考えたら良いのだろうか。どうも個人個人のそれまでの人生経験にばらつきが出ていて、しっかりしている人とまだしっかりできない人とのばらつきが大きくなっているとも言えるかも知れない。
スローエデュケーションをそのまま考えれば、大人へのなる成熟度もひとそれぞれなので、大器晩成と思ったほうが良いのだろうか。 自分自身の中でもいろいろに矛盾を抱えつつ思う、「三振即アウト方式」。どうでしょうかねえ。
【大須賀町のイチゴ農園】 大須賀の知人から再三に渡って、「イチゴ農園を一度見て下さい」と言われていたのだが、今日も朝にこの方から「日本一の苺農園是非ご覧下さい凄いお客さんです」というメールが入っていた。
成人式の日の午後に時間が取れたのでさっそく日本一のイチゴ農園と言われる、「赤ずきんちゃんのおもしろ農園」を見に行きました。大須賀町のこの農園までは車で25分。合併後に良い道路が出来ればもっと早くなるのだろう。
おもしろ農園は国道150号線沿いにあって、大きなハウスの中ではおみやげのイチゴの箱が山積みにされていたり、馬や豚などの動物たちがいるが、ここではイチゴ狩りはできるようにはなっていない。きっと農園は別なところにあるのだろう。
イチゴ狩りの出来る招待券をもらってあったので、受付でイチゴ狩りを申し込むと、そこにいたのがこの農園の奥さんで、「うちの子が掛川で募集しているオレゴンに行くことになっているんですよ」だとか。
イチゴ狩りのできるイチゴの種類は、「自然の甘さ『あきひめ』」と「香りと食感の『紅ほっぺ』」と「感動の大きさ『アイベリー』」の三種類。どれも大ぶりの粒だが、なかでもアイベリーはひときわ大きい。
受付をするとコンデンスミルクとへたを入れるプラスチックパックを渡された。農園は、受付のハウスの裏側に広く作られている。イチゴは品種ごとにハウスがつくられているのだそうで、私は紅ほっぺのハウスへ向かった。畝がいくつも切られていて一本の畝が40mくらいはありそう。
「ここの畝でお願いします」と畝を指定されて、一度一番奥まで行って、真っ赤になったものをもぎながら帰ってくる。「足りなかったら言って下さい」とは言われたものの、一回で十分な量でした。 本当に美味しいイチゴでした。
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子供の頃の社会の教科書に、「イチゴの名産地の日本平」ということが書かれていたのを思いだした。実際日本平でイチゴ狩りをしたことがあったが、そのときに「なぜ日本平でイチゴが特産なのですか?」と訊いたことがあった。 その時の答えは石垣の間にイチゴの苗を植えると、石垣が暖まることでイチゴの収穫が上がると言うことが分かったのだ、というものだった。 イチゴ狩りの後にハウスへ戻ってみると、この農園のご主人がおられて、いろいろと四方山話。
大須賀の農場の場合は、石垣ではなくて砂地での農業なので、「日本平の石垣と比べるとどうなんですか?」と訊いてみると、「最近はイチゴの品種改良が進んで、早いものだと苗の植え付けが八月後半にまで早まっているんですよ。それで石垣に植えると八月だと石垣が熱くて焼けてしまってできないこともあるんだそうです。難しいもんだね」
「イチゴはね、植えてから7回穫れますよ。西瓜とメロンもやっているけど、そっちは夏が主で、イチゴは秋から6月くらいまでできますよ。イチゴもアメリカとの競争が激しいですよ」とか
大須賀町のイチゴ農家の実際が少し分かりました。
しかし確かに立派で美味しいイチゴです。うん。
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