掛川奮闘記

2003年12月13日(土) 031213_野球は勝負?世渡り術?

【議員野球】
 朝から議員野球。12月だというのに、いやこちらは冬故に快晴で、気温も高め。絶好の野球日和だ。北海道では考えられないことですが。

 掛川の市議会議員さんは殊に野球好きが多く、中には甲子園へ行った投手の方もいるのだ。静岡と言えばサッカー県だが、掛川だけは「市の球技は野球」なのだ。

 議員さんと言えば、女性には45歳という若手もいるが男性では47歳が一番の若手。だんだん体も動かなくなっているはずなのだが、どうしてどうして昔取った杵柄で軽快なプレーやスタミナあふれるプレーができるのだ。
 
 他の市や町の議員同士による野球親善大会などもあるのだが、選手の参加には面白いルールがある。

 選手はどこでも守れる正規の選手というのがあって、これは議員と市役所役場の三役まで。つまり議員と首長、助役、収入役はどこでもできるのだ。

 一方、「助っ人」という選手も許されている。助っ人は議員以外の市役所や役場の管理職職員で三人までがゆるされるのだが、これらは内野とピッチャーは出来ないのだ。

 野球はピッチャーでほとんどが決まると言っても過言ではないのだが、私は一応助役として若手ながらピッチャーが出来るので期待【だけ】は大きいのだ。

 今回の対戦相手は親善試合として市役所職員の古手と若手の混成チーム。若手の中には甲子園へ行った左の強打者もいるので恐ろしい。職員の古手も、昔高校時代は野球でならしたメンバーばかりで、決して侮れない。

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 さて、いよいよ試合開始。議員チームの先攻で始まったが、ツーアウト一塁二塁まで行ったが私の三振で、初回はゼロ点。

 一回の裏は私のピッチングである。今シーズンというか、今年に入ってからは全くキャッチボールもしなかったので心配だ。 
 朝球場へ着いてからも、ハードな練習は止めて肩慣らし程度にしたのだが、ここまで練習をしていないと一日に投げられる球数には限りがあるので、練習で疲れては行けないという配慮なのだ。情けない配慮ですが…。

 さて内野陣にも守備をお願いして見回すと、なんとファースト、セカンド、サード、ショートの四人がいわゆる野党の皆さんばかり(^-^;)。

 助役の仕事は議会とうまくやること、ということもあるが、野党の皆さんに支えられて仕事をするとは…。監督の配慮も極まれりである。

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 さてピッチング内容はと言えば、とりあえず初回くらいはそこそこのコントロールは保てている。先頭バッターにもストライクを先行させるが、二球目に強いサードゴロを打たれた。

 「捕れるかな?」という心配をよそに、サードUさん、がっちり取って確実にワンバウンドで一塁へ送球。ワンアウトである。

 これで試合前半の流れはこちらに傾き、続く二人はツーストライクからのカーブで三振。上々の立ち上がりである。

 二回の表には我が打線が爆発して、なんと4点を先行。こちらは二回、三回と相手を無得点に抑えて上々。今日は楽勝か!?

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 楽勝と思ったときが危ない…(._.)。四回には三遊間を破るヒットを二人続けて打たれ、ノーアウト一塁二塁。うむむ、ピンチだ。

 ピンチは冷静に断ち切らないと行けないのだが、このときもちょっとしてミスや普段練習していない連携のミスなども出て、4点を取り返されて同点。うーむ…。

 こちらも二回の4点以降点が取れず、5回の裏にはフォアボールから甲子園バッターの若手に対して痛恨の高めの甘い直球が入ってしまった。
 センターライナーだったのだが、こちらの助っ人である名手のセンターが捕球体制に入ろうとしたところで太陽に重なり、捕球できず痛恨の勝ち越し打となってしまった。

 後から振り返ると、歩かせて次の打者との勝負でも良かったわけで、高めのボールにするのかストライクを取りに行くのかを曖昧にしてしまったのが敗因である。
 打ち取るのであれば、四回の段階でのストレートには力がなさすぎた、と言える。あそこはカーブかもしくはフォークなどでもっとぎりぎりの臭いところを攻めなくてはなるまい。

 …と後からなら幾らでも言えるのだが、結局その場のマウンドに立ったときにいかに冷静な心理状況でいられるかが問題なのだ。
 まだ若いなー(._.)。

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 その後こちらも反省して、前半のストレートとカーブだけのピッチングにフォークも加えて攻撃を凌いで、味方の反撃を待つ。

 しかし残念ながら、相手チームの継投策に2回以降打線も沈黙し、結局4−5のスコアで負けました。

 負けるには負ける理由がある。勝負は「押しているときには徹底的に押しきること」と、「押されたときには早い段階で防ぐ」ということが重要なのだ。こういうことは後から分かるものだ。

 良いところまでは行くのだが、これで掛川では投手として三連敗である。エースにはなれんな。  

 しかし天気はよいわ、怪我もなし。試合もフォアボール乱発でだれることもなく、緊迫した良い試合でした。野球も勝負と言うよりは、ゴルフのような世渡り術になってしまったのかも知れない。

 …とすればそれはそれで良いことなのか、悲しむべきなのか。

 
【太田川サミット】
 野球で疲れた体を押して、午後は浅羽町で開催された第六回太田川サミットへ市長代理で出席する。

 太田川は県管理の河川なのだが、国交省を始めとして河川の管理者は今までのような、住民に対して厳しい管理だけを行ってきた河川行政の姿勢を改めて、住民と共に川づくりをしよう、という姿勢に転換しているのである。

 河川の管理には草刈りやゴミ拾い、あるいは水防活動なども住民の協力なしには出来ないのだが、今までのような官僚的な態度では河川への関心や参加の意識も薄れてしまっており、このままでは河川管理も出来ない状況が明らかになってきているのだ。

 そう言う背景で、全国的に河川ごとに関係する自治体を集めて組織を作り様々なイベント行っているのである。このサミットもその一つで、掛川市、袋井市、磐田市、森町、浅羽町、福田町の三市三町の首長、助役が参加した。

 今回のさらなる特徴は、関連自治体で河川に関連した取り組みをしている市民団体の代表者を招いて、それぞれの活動を発表してもらったことである。

 我が市からは、倉真川で市民活動を実践しているTさんが発表を行ったが、事前の打ち合わせで司会から「お一人7分程度でお願いします」言われたらしく、「7分じゃ無理よねえ」とやや不満そう。そりゃそうだよな。

 全部で三時間の会合だったのだが、6人から発表してもらい、その6人でパネルディスカッションを行い、次に県の取り組みについてお二人から発表をいただき、最後には首長参加のパネルディスカッション、というのだから、明らかに時間の割にイベント内容を盛り込みすぎ。

 7分の発表では本当に何をしたのかが良く伝わりませんでした。

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 首長によるパネルディスカッションでは、「どうやって河川を管理するのに住民の皆さんの関心を引く工夫をしているのか」といった話題でそれぞれから発言をしました。

 私からは「逆川という河川で『緑の精神回廊』という事業を行い、堀のような都市河川ながら堤防の回遊を誘発するようなことで関心を引いている。しかし最近都市住民には草刈りをする経験や草刈り機を使ったことのある経験者が減っており、河川を管理する手業を維持することも大事。シルバー人材センターで社会貢献するには草刈り機が使えるような技術を身につけておくことが大事ですよ」と会場を笑わせました。

 また雰囲気が、環境を守ろうとする市民団体と河川管理者である役所という雰囲気が強くなっていたので、最後に一言、「もちろん、河川環境の保持は大事なのですが、市民団体と河川管理者という二者だけではなく、この問題には農業従事者という利水の受益者がいると言うことを忘れるわけにはいきません」と発言。

 「それは、河川の水の流れを議論する上では治水と環境だけではなくて、利水による水の利用の視点が欠かせないからです。農業者にも議論の輪に加わってもらうべきなのですが、なかなかそういうことができません。川を語るときには、そういう視点があるということもご理解下さい」と言っておきました。

 農業者は悪いわけでも、そうかと言って絶対善でもない。世の中はそういう関わりの中で動いていると言うことである。

 狭い世界で語ると、見なくては行けないものも見えなくなっていることがあるものだ。 

【野球部納会】
 夜は納会と称して宴会。今日のプレーも大いに酒の肴になりました。宴会の料理は「レバー(…していれば)」と「たら(…だったら)」でしたがね。

 今夜の酒は効いたー。もう肘と肩が痛いです。下半身が痛くないのはそれだけ使わなかったと言うことなのでしょうな。

 ひー、疲れた。でも心地よい疲れです、はい。 


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こままさ