掛川奮闘記

2003年11月29日(土) スローサイクリング〜天気があっ…

【スローサイクリング、天気は…?】
 夕べから天気予報は最悪で、降水確率は午前が80%で午後が90%というもの。

 昨夜遅くにはスタッフのサトさんから、「明日カミナリが鳴るって言う予報が出ているんですけど、どうしましょうか。中止にしても良いですか?」という電話が入ったくらいである。
 
 「私からは『なんとしてもやって下さい』とも言えないので、スタッフの判断にお任せしますよ」と返事をした。やがて、「とりあえず、カミナリはそれほどでもなさそうですので、とりあえず実施の方向で考えます」という電話が改めて入った。

 なにしろ心配な天気だったのである。

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 さて、朝である。窓の外を見ると…、うーむ、ぱらぱらと細かい雨は降っているが、それほど強い雨でもない。

 まずはスタートは何とかなりそうである。八時半に市役所へ集合し、参加者が続々と到着するのを待つ。

 今回のイベントは定員百人のところへ百二十人ほど応募があったのだが、この雨の予報でかなりの人数がキャンセルをしそうだ。もっとも、逆に晴天で百二十人が全員参加されると、それはそれでスタッフの対応も大変なのだ。

 結局参加人数は約60名と言ったところ。少なすぎず多すぎず、でまずは無難なところかな。

 今回のコースは、掛川市、大東町、大須賀町の三つの城を巡るサイクリングコース、というのがウリなのだが、全長は63kmという結構な距離。

 参加者全員が経験豊富なイベントではなく、素人も何人か参加するということなのと、悪天候が予想されたことから、スタッフからは「途中の23km付近の一時休憩ポイントで折り返す、というコースも設定しますが、そちらに参加するという方はいますか?」との問いに、一人も手が上がらず、まずスタート時では全員がやる気満々であった。

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 今回は参加者を三つのグループに分けて行動することになった。一つ目は経験豊かなトップグループ。姿形も様になっていていかにも早そうな皆さんである。これが十人くらいでまずスタート。どんどん言って頂戴!

 次がそれよりはちょっと自信がないが、素人ではない、という自負のあるセカンドグループ。これも十人くらいでスタート。

 最後が結構様になっている人から、超ど素人まで玉石混淆の第三グループ。これが四十人くらいである。私はもちろんこの第三グループで参加である。  

 今回私は、Cannondaleという一流メーカーの自転車を借りて参加。前が三段で後ろが八段の掛けると24段変速の高級自転車である。

 おまけに前回の「オムツ状態事件」を反省して、今回はパッド入りパンツを借りてこれを着用し、おまけにこの自転車のサドルもソフトなジェル入りタイプのものという、完全武装である。

 これならばさすがに尻の痛さも少しは和らぐことだろう、という期待を持ちつつスタート。

 市会議員のTさんは、この日第二休憩所大須賀町で講演会があるということで、そこまでの移動を電動自転車ヤマハのPASで参加。「これなら楽でしょ、きっと」とにこにこ顔である。
 全員無事で完走しよう!

【道すがら】
 ルートは、市街地を抜けるまでは道路の歩道を走ったり、信号で最後尾を待ったりで、ゆっくりめの移動となる。

 ある程度のところで田舎道になり、小さな川沿いの道を突き進む。

 とりあえず意外に天気がもっているので少し安心する。雨の来ないうちにできるだけ遠くへ行きたいものだ。

 やがて菊川という国直轄管理河川の堤防の道へ出る。ここからは幅が広い上に一般車両が入ってこないという道を快適ツーリング。なにしろまずは川に沿って河口まで下るのだから下り勾配で楽ちんなわけである。

 ヤマハのPASは上り坂では絶大な力を発揮する。普通の自転車のスピードが格段に落ちるのを横目に、すいすいと走って行く。もっとも変速は四段しかないそうで、下りの条件の良いところではギヤを上げた自転車にはかなわないのである。 

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 やがて菊川の河口近くの大東町シートピアという温泉施設のところで休憩。ここでは大東町観光課の方が、ミカンとバナナのサービスをして下さった。疲れたときに甘い果物は助かるのだ。
 大東町さん、ありがとう。

 休憩後は海に沿って西へ進むのだが、ここではかつての環境庁が整備した「太平洋広域自転車道」を走る。

 これはまさに自転車専用道路なので勾配も無理がなく自転車にはすばらしく快適である。

 もっとも海岸沿いなので途中何カ所か砂の吹きだまりがあって、そこでは押して行かなくてはならない。道路の管理は行き届かないものだ。

【大須賀町へ】
 途中、何度かパラパラと小雨が降って、「さすがに天気ももう持たないか」と冷や冷やしながら、それでもなんとか大須賀町までやってきた。

 もう少しでお昼の公民館、というところでTさんの「やばい、電池がきれたみたい(x。x)」という悲痛な声。

 いままで楽だった分、車体が思いので余計に苦しいようだ。もうちょっとですからね!

 そんなこんなでなんとか松尾町公民館までたどり着き、お昼のおにぎりと味噌汁をいただく。地元の粗塩と赤味噌で作られたおにぎりと味噌汁のうまいことうまいこと。

 やはり疲れたときには日本人はおにぎりしかないなあ。

【帰路】
 公民館前の横須賀城で記念写真を撮った後は、いよいよ掛川への帰路である。

 不思議にまだ雨が降らずに我慢してくれている。このまま降らずにもってしまうのではなかろうか、という期待が大きくなる。

 ここからの帰路は東へ向かい、次に北へと向かう。総じて上り勾配なので辛いのだ。おまけに今までが追い風だったので向かい風の中の上り坂を上らなくてはならない。ちょっと辛い時間帯である。

 さすがに力に差があるので走っているうちにばらけてしまい、列が長くなる。途中のカーブなど分かりづらいポイントで何度も待ちながら進む。

 この辺の地形は上りがだらだらと続くことがなくて、ある程度上ってしまえば下り坂になり楽が出来るのが助かる。頑張って走るのだ。今日はまだ尻の痛みも耐えられる。

【無事完走!やったぜ】
 やがて掛川市内へ到着して、見慣れた風景になる。そうすると俄然スピードが増したような気がして、お城までの道が短く感じられる。

 ようやく三時過ぎに無事お城へ到着。一人だけアメリカ人の女の子が途中でリタイアしましたが、後は事故もなく全員完走である。

 お城の前で市の観光協会から甘酒を振る舞ってもらって疲れをいやす。いずれにしても、とうとう天気が持ってしまった。

 スローライフには神様がいて、天気だけは保証して下さったような気がする。ありがたやありがたや。

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当日の模様は、下記のホームページにアップされています。ご覧あれ。私も無事に完走できてまずは良かった。ふー(^-^;)。

http://conception.co.jp/kakegawa/

【ひかりのオブジェ〜スローライフ打ち上げ】
 夕方からは、街中の皆さんが中心になって行われている「ひかりのオブジェ展」の開会式を行って、今日から二ヶ月間の明かりのイベントを祝う。

 今回の目玉は木製のあんどんを40個作成して駅からお城までの道に設置したことである。

 このイベントのリーダーであるYさんは、「去年まではイルミネーションと言っていたんですけど、時の栖の五千万円のイルミネーションイベントを見て、私たちのはイルミネーションじゃない、と思ったんです」と言う。

 「あんなに派手なものはどうしたってできません。じゃあ、なんなんだろう、と考えて、『光の回廊』にしたいと思いました。道路を回廊にするために背の高い灯籠を考えたのですが、これもまた無理」

 「その灯籠が縮んで、小さくなったときに『あ、スローライフの和の精神なら行灯がある』と思ったんです。そうしたら、建具屋さんなんかも意気に感じて下さって、格安で作って下さいました」

 「街中の皆さんに参加と寄付を募りに行っても、『ああ、今年もやるんだね、良いよ〜』と、すごくスムースに呼びかけに応えて下さいました。これも、過去三回の継続があったからなんですね。やっぱり続けて行くことが大事なんだと思いました」とのこと。

 頑張って下さい。今日は夜に雨が降ってきて、オブジェの搬入を中止したけれど、晴れて揃ったところでまた見せてもらいます。応援してまっせ。

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 それからグランドホテルでスローライフin掛川2003の打ち上げパーティと二次会でさんざん盛り上がりました。

 一ヶ月間本当にご苦労さまでした。


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こままさ