| 2003年10月11日(土) |
031011_ユージン友好25周年〜高知へ |
【ユージン掛川姉妹都市25周年記念パーティ】 十時からユージンからの訪問団と、市内のユージンとの有効姉妹都市の関係者による姉妹都市関係25周年記念パーティに参加する。 市内のホテルでの大会合で、出席者は約200人くらいかな。
挨拶は、それ自体はそんなに長くないのだが、日本語でやった後通訳が英語に訳すので普段より時間が倍かかる。
前半一時間は、それなりの役の方が挨拶をするので、皆行儀良く聞いていたが、さすがに次第に内容がくだけてきたところで予定を一部変更して先に乾杯を行った。 そう、少しはお酒が入った方がリラックスして話も弾むというものです。
式そのものは、くす玉を割ったり、ユージンの美しい風景をパワポで紹介してくれたりで、それなりに楽しめた。
最初は皆指定されたテーブルに座っていたが、食事になってからは適宜お酒を持ってあちらこちらのテーブルをうろうろしたり、各所で集まって写真を撮ったりと終始賑やかなものになった。
10時から午後2時までの会合だったのだが、私は一時半の新幹線で高知へ向かうことになっていたので途中で失礼しました。
ビンゴゲームの途中だったのに、とうとう当たらなかった…。
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ユージンの皆さんは、この日の午後と明日一日をホストファミリーと過ごし、明後日の月曜日には朝一番で四国の愛媛県に向かうそうです。
日本らしいところを味わって下さいね。
【高知へ出発〜品川駅を利用してみる】 一時半の新幹線で羽田空港へ向かう。十月一日から新幹線品川駅が開設したので、羽田へ向かうならば東京まで行かずに品川で降りて京浜急行で行った方が早いかと思い、品川経由の行程にした。
品川駅で降りたって京急へ向かおうとしたが、京急がどちらかは分かりづらくて、ちょっと閉口。
別に駅員さんに訊けばよいのだが、JR駅の構内で私鉄を案内するというのに、少々抵抗があるようにも伺えましたがね。
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ところで、JR品川駅を出てコンコースを歩き始め、新幹線駅の方を振り返って、「新幹線乗り場」という表示があまりにも大きいのにびっくり。
まあこれなら遠くからでも見やすいし、わかりやすいだろう。健常者には当たり前でも、もしかして失明ではない弱視の人たちやお年寄りの方にとっては相当見やすいに違いない。
ここのこれからのバリアフリーの姿を垣間見た気がしたのは私だけかな?
一度行ってみると良いですよ。本当に表示が大きいから。
【高知スローライフ〜土佐琵琶の世界】 飛行機の中で爆睡して高知空港へ。天気は薄曇りで、ちょっと残念。
空港では市役所職員の若いお姉ちゃんが迎えに来てくれていて、まずは夜のイベントに誘われる。
空港から市内の文化施設である「かるぽーとまで約30分。車中では高知でのスローライフイベントの苦労話などを聞きました。
明日からがスローライフこうちの始まりで、今日はその前夜祭という位置づけであります。
前夜祭の出し物は、黒田月水さんという女性の土佐琵琶の演奏でありました。
出し物は平家物語のさわりの部分と、安倍晴明の誕生奇談。琵琶というものを初めて生で見聞きしました。
演奏後の黒田さんの話によると、琵琶は薩摩が有名で、薩摩琵琶という主流はあるけれど土佐琵琶というのは正式にはないそうです。
「でもないときにはだれかが新しく作らないと出来ないし、誰かが作れば出来るのではないかと思って、土佐琵琶を名乗っています」ということなのだそう。
黒田さんは最近売り出し中で、そろそろ注目されだしている方らしい。
そもそも琵琶を始める前は、剣道に打ち込んでいた女性剣士だったらしいのだが、26歳の時にある芸術家に会ったときにその人から「あなた!琵琶を弾きなさい。土佐琵琶と名乗りなさい」と言われたのだそう。
それで琵琶を始めて今日に至っていると言うから、出会いというのは恐ろしいものです。
やや暗い和室で、現代風あんどんの薄明かりの中で聞く琵琶の音はスローライフでした。
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高知市では、明日から「スローライフ週間こうち2003」というスローライフイベントを一週間に亘って展開することになっている。
高知市の松尾市長さんは旧自治省出身で大変温厚で穏やかな紳士である。
この方がいろいろなところで情報を収集しているうちに、「スローライフ」というものがまさに市政の求めている方向に合致している、という思いが強くなったのだという。
先日岐阜市で開催されたいわゆる「スローライフサミット」にも松尾市長さんは出席されていて、サミットのメンバーになっているのだ。
スローライフこうちのテーマは「食」と「アート」と「たくみ」という三つです。
高知なりのスローライフを見つけて欲しいものです。 ※ ※ ※ ※
ところで、この松尾市長さんは今度の高知県知事選に立候補を表明していて、高知に着いたその日の夕刊に、「市長が議会に対して辞職願いを提出した」という記事が載っておりました。 現職の橋本知事も四選を目指して出馬の意思を示しており、地元では久々に熾烈な選挙になると言うので、相当の注目を集めているらしい。
松尾市長さんは高知市長選挙では他の候補を圧倒する大人気なのだが、残念ながらまだ郡部にはそれほど顔と名前が知られていないようだ。
橋本知事も少し人気に翳りが見られるよう。またやはり橋本さんに対する批判的な考えを持つ方もそれなりにいるようである。
11月後半は高知県知事選から目が離せませんぞ。
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もっとも、それであおりを食ったのが衆議院選挙の総選挙らしい。世間の注目が知事選に行ってしまったので、衆議院選挙には関心がなくなってしまったよう。
このままだと投票率もえらく下がりそうだ。そうなると特をする陣営はどこなのだろうか。
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